【八王子スーパーナンペイ事件】犯人に死亡説?未解決事件の全情報まとめ

八王子スーパーナンペイ事件は、1995年にスーパーナンペイ大和田店の2階事務所で女子従業員3名が射殺された事件で、犯人は20年以上がたった今も捕まっていません。今回は平成三大未解決事件の一つ、八王子スーパーナンペイ事件の真相に迫ります。

【八王子スーパーナンペイ事件】犯人に死亡説?未解決事件の全情報まとめのイメージ

目次

  1. 1八王子スーパーナンペイ事件の概要
  2. 2八王子スーパーナンペイ事件の経緯
  3. 3残された手掛かり
  4. 4八王子スーパーナンペイ事件の動機
  5. 5スーパーナンペイ事件の犯人像
  6. 6八王子スーパーナンペイ事件の被害者について
  7. 7事件後、どのように報道されたのか
  8. 8事件後、新たに公開された情報
  9. 9犯人の指紋と一致する男
  10. 10スーパーナンペイ事件を振り返る

八王子スーパーナンペイ事件の概要

警視庁

八王子スーパーナンペイ事件とは、1995年7月30日に「ナンペイ大和田店」と呼ばれるスーパーで働いていたパート従業員の稲垣則子さんと、当時高校生でアルバイト従業員だった矢吹恵さん、前田寛美さんが二階事務所で射殺されているのが見つかった事件です。

この事件は八王子スーパー強盗殺人事件とも言われており、正式名称は「大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件」。

八王子スーパーナンペイ事件の犯人については色々な推測がされておりますが、いまだ捕まっておらず、平成三大未解決事件の一つと言われています。今回はこのスーパーナンペイ事件について、詳しく真相に迫ります。

八王子スーパーナンペイ事件の経緯

NAVER まとめ

八王子スーパーナンペイ事件の当日、1995年7月30日。北の原公園で開催された盆踊り大会で賑わう声や、和太鼓の音がスーパーまで響く中行われた殺人事件。祭りが行われている最中、一体何が起きたのでしょうか。

八王子スーパーナンペイ事件の事件現場は?

事件現場となるスーパーナンペイは東京都八王子市大和田町4丁目の住宅街にある、それほど大きくはない地域密着型のスーパーマーケットでした。

土地を広く所有しており、スーパーの規模には少し見合わないほどの広い駐車場があり、そこから60mほど離れたところにある北の原公園では、当時盆踊りが開催されており太鼓の音や賑わう人の声が響いていました。

なお、スーパーナンペイは事件後「ひまわり」という名前に改名しましたが、事件の影響か1998年に閉店。現在建物も解体され、駐車場になっています。

事件当日

時刻不明

  • 稲垣さんが知人の車に送ってもらって出勤
  • 矢吹さんが自転車で出勤。自宅からスーパーまでは2~3分のため、恐らく16:45頃だったと思われる。

17:00~18:59

  • 17時ちょうど、買い物客が白いシャツにグレーのズボン姿の不審な50代の男を目撃する。
  • 17時30分頃に買い物客が白いシャツにグレーのズボン姿の不審な50代の男を目撃する。
  • 18時から北の原公園で盆踊り大会が始まる。
  • 18時59分、前田さんがシフトを確認するために自転車でスーパーナンペイへ向かう。

19:00~20:59

  • 19時59分頃、前田さんがレジに立つ矢吹さんに「仕事が終わったら、一緒にお祭りにいこう。」という様子を買い物客が目撃している。
  • 閉店一時間前の20時。盆踊り大会のせいか客足が伸びず、稲垣さんは一足早くレジを閉め、二階の事務所へ。
  • 20時30分頃、店内では何も買わずに様子を伺う男の姿があったと目撃証言有り。
  • 20時51分、前田さんが牛乳や卵を購入したことがレシートから判明。

21:00~22:00

  • 閉店時間の21時、レジを閉めた矢吹さんは売上金を持ち、2階の事務所へ行く。 稲垣さんが、売上金を受け取り金庫に入れダイヤルを回し、施錠する。
  • 21時06分、稲垣さんが消灯と戸締りを行う。同時刻に、スーパーナンペイの駐車場で怪しい男が目撃される。男は車のライトが当たると顔を隠すように顔を背けて、立ち去ったという。
  • 21時07分に盆踊り大会が終了。
  • 21時16分、稲垣さんが知人男性に電話をかけたことが通話記録から判明した。
  • 21時17分頃、「パン、パン」と乾いた銃声のような音が五回響く。後々銃声音と分かる。この音は複数の住人が証言している。
  • 21時20分に稲垣さんの知人男性が到着。
  • 21時45分頃、20分程待ったが稲垣さんが出てこなかった為、約束していた店へと向かう。しかし約束していた店にも稲垣さんの姿はなかった。
  • 21時50分から22時頃、不審に思った知人男性と店の女将がスーパーナンペイへと向かう。
  • 22時に二階の事務所で射殺された三人の姿を発見。

犯行現場の様子

ライブドアニュース

稲垣さんがやってこないと不審に思った知人男性と店の女将がスーパーナンペイの二階の事務所に上がると鍵はかかっておらず、扉の先にはおぞましい光景が広がっていました。

前田さんと矢吹さんは、それぞれの片手を粘着テープで一緒に巻かれて頭部を射殺。向き合うようにして部屋の中央で倒れており、一方で、稲垣さんは事務所の奥にある金庫にもたれかかるようにして倒れていました。

しかし粘着テープで縛られている矢吹さんと前田さんとは違って、稲垣さんだけは縛られていないどころか、頭部を二発ほど撃たれており、また体の一部に皮膚が焼けた痕跡が見つかりました。これは銃口の熱で、皮膚が焼けたものだと推測されています。

その後の捜査で三人は生命維持に重要な役割を持つといわれる脳幹を撃ち抜かれ、即死であったことがわかりました。

犯人と思われる目撃情報

事件当日に出た目撃情報は以下の通りです。

  • 店の前をうろつく白いシャツにグレーのズボンを履いた50代男性
  • 店内で何も買わずにうろつき、あたりの様子を伺う40代から50代の男性
  • 消灯時間に駐車場にいた男
  • 犯行時間前に現場近くで停車し、犯行時間後に近くの交差点を走り去る白の乗用車

目撃情報に共通しているのは男性で、年齢が40代から50代であることでした。しかしこれだけ目撃情報が出ていても、どれも犯人の特定には至っておりません。

八王子スーパーナンペイ事件前にあった噂

犯行現場となったスーパーナンペイの二階事務所は、八王子スーパーナンペイ事件が起きる前から何度も空き巣に入られているため、レジを閉めた後に売上金をむき出しのまま持って行くのはセキュリティ上危ないのではないかと従業員から不安視されていました。

また、被害者である稲垣さんは過去にカッターの刃が仕込まれた脅迫文を送りつけられるという陰湿な嫌がらせを受けており、この嫌がらせが八王子スーパーナンペイ事件と犯人に関係しているのではないかと言われています。

残された手掛かり

事件当時、スーパーナンペイの二階事務所に犯人が残した4つの手がかりは以下のとおりです。

  • 私服
  • 犯人の足跡
  • 粘着テープに付着した犯人のものと思われる指紋
  • 犯人が使った拳銃

今回は4つの手がかりを順に説明します。

射殺された稲垣さんと矢吹さんの服装について

当時勤務していた稲垣さんと矢吹さんは私服の状態で発見されているため、このことからスーパーナンペイが閉店した21時以降、稲垣さんが知人男性に電話した21時15分以降の帰宅直前に犯人に押し入られたのではないかと見られています。

残された犯人の足跡

残された犯人足跡は約10個。サイズは26cmで、足跡の数から犯人が一人であることが推測されており、また詳しく調べたところ次のことがわかりました。

足跡の付着物からは、微細な鉄粉と粘土、コケが採取された。鉄粉は溶接の際に飛散したと見られ、溶接作業に従事していたか、鉄工所などに出入りしていた可能性があると見られている。

靴底は広島県のゴムメーカー製で、運動靴など約30種類で使用されていた。多摩地区では、パルコの吉祥寺店、調布店などで、10,000円~15,000円で販売されていた。

粘着テープに付着した犯人の指紋

スーパーナンペイの二階事務所内には、犯人が手袋で触ったような手袋跡が残されていましたが、粘着テープには犯人のものとみられる指紋の一部が付着しており、恐らく粘着テープを使う時だけ手袋を外したのではないかと言われています。

また粘着テープに残っていた指紋について個人の識別ができるといわれているミトコンドリアDNAが検出されるか詳しく調べたところ、被害者である三名とは異なるミトコンドリアDNAが検出され、この指紋が犯人のミトコンドリアDNAとされています。

犯人が使った拳銃と銃跡

被害者三名が、全員即死となる脳幹を撃ち抜かれており、また皮膚に焼けた跡が残るほど躊躇なく至近距離から発砲したことから、犯人は銃の扱いに詳しいだけではなく、撃ち慣れている人物ではないかと仮説立てました。

また使用された銃はフィリピン製のものだと判明しましたが、このフィリピン製の銃は命中率が悪くアメリカなどで作られている拳銃と比べて性能が劣っているため、この点からも銃に詳しい人物が犯人なのではないかと推測されています。

八王子スーパーナンペイ事件の動機

今だ解決していない八王子スーパーナンペイ事件。現在もなお犯人の行方を追っていますが、犯人の犯行動機については強盗説と怨恨説の二つに分かれています。

強盗説

強盗目的の犯行を疑う理由は、八王子スーパーナンペイ事件の前から二階事務所は度々空き巣に入られており、また事件当時は都内を中心に拳銃を使って現金輸送車を襲う事件が多発していたこと。

それと事件当日は、金曜日から開催された3日間の特売セールの最終日ということもあり、これらのことから売上金を狙って押し入ったのではないかと推測されました。

怨恨説

一方で、「強盗目的ではないのでは」と疑う声もあるようです。それは犯人の足跡が事務所に入ってそのまま出ていったようなシンプルな往復線になっており、うろついて物色したような形跡がなかったこと。

それと金庫に向けて発砲された跡はあったものの、金庫に収められていた売上金約530万円や、被害者三名の財布を盗もうとした形跡がなかったからです。

また、一人だけ頭部を二発撃たれて死亡した稲垣さんは、過去にカッターの刃が入った脅迫文を送りつけられる嫌がらせを受けていたこともあり、犯人は三名のうち誰かを恨んでいたのではないかと怨恨説が唱えられているようです。

スーパーナンペイ事件の犯人像

今だ未解決の八王子スーパーナンペイ事件ですが、多数目撃されている目撃情報や証言、残された手がかりから、いくつかの犯人像が出来上がりメディアからも多く報道されました。それではその犯人像とは一体どんな人物だったのでしょうか。

元自衛官

事件から6年後の2001年11月22日、週刊文春が「拘置所にいる男の手紙に犯人の実名が挙げられている」と報じました。

この男は別件で逮捕され拘置されている暴力団関係者で、別の拘置所にいる知人に宛てた手紙に八王子スーパーナンペイ事件に関与していることを示唆した上で、「実行犯は元自衛官の〇〇だ。」と実名を挙げていたことがわかりました。

しかし、その後の捜査で元自衛官は確かに存在していましたが、手紙に記された実名とは名前も異なる上に、その男性は事件当日のアリバイが成立しているためガセネタであると判断されました。

銀行強盗未遂で逮捕された70代

八王子スーパーナンペイ事件から7年後の2002年。銀行強盗未遂で70代の男が逮捕されました。

この男は過去にも警察官を射殺して無期懲役判決を受けており、その後出所となるも銀行強盗や、現金輸送車への襲撃事件を繰り返していました。

その中で

1. 「この男が、大阪市内の信用金庫で起こしたとされる強盗未遂事件(1997年)」で使用された銃弾の線条痕が、本件の現場で発見された銃弾のものと酷似している。
2. 事件当時、男が八王子周辺に居住していた。

という二つの観点から、この男が犯人なのではと報道されましたが、それ以上の証拠は出てこず、逮捕には至りませんでした。

日本人死刑囚の証言

事件後、新たに出た有力な証言は意外にも日本国内からではなく、当時中国の大連刑務所に収監されている日本人からの証言でした。その日本人とは武田輝夫と名乗る男で、麻薬所持の罪で死刑が確定している死刑囚です。

武田は中国公安当局に、「八王子スーパーナンペイ事件の犯人に関する情報を知っている。」と言い、2009年9月に日本警察により行われた事情聴取では犯人に関し次のように証言しました。

「日本で強盗団に加わっていた中国人の男が実行犯を知っているかもしれない。日本で一緒に強盗団にいた時に八王子の事件が話題に上った際に詳細を知っていた」

武田輝夫は覚せい剤所持の罪で死刑が確定後、その他にも日本で約20件の強盗事件を行った日中混成強盗団のリーダー格ということもわかっています。

その後2010年4月9日に死刑が執行されたため、それ以上の犯人に関する証言は得られませんでしたが、日本警察は武田輝夫が証言した中国人の男を突き止めることに成功しました。

カナダ在住の中国人

その中国人とは1995年に日本に密入国した中国人強盗グループのメンバーでした。

密入国後、2002年に日本人男性名義のパスポートを不正使用して日本を出国すると、男は2006年に難民としてカナダに移住。移住後は、永住権を取得して妻子とともにトロントで暮らしていました。

武田輝夫死刑囚の証言により突き止めることに成功した日本警察は、パスポートを不正使用した容疑でカナダ政府に引き渡しを請求し、2013年には地元裁判所と控訴裁判所が引き渡しを認められましたが、この身柄引き取りに関しては

「旅券法違反容疑以外で男を拘束したり、起訴して裁判にかけたりしない」
「日本での刑事手続終了後に中国に引き渡さない」

と確約したため、2013年11月にカナダから日本へ身柄が移送されたのち逮捕こそされましたが、その後八王子スーパーナンペイ事件については証言を得ることはできず、確約通り旅券法違反という単独の罪で起訴されることに。

中国人の男は2014年9月18日に懲役2年・執行猶予5年の有罪判決が下され、9月19日にカナダに強制送還されてしまいました。

八王子スーパーナンペイ事件の被害者について

NAVER まとめ

八王子スーパーナンペイ事件で被害者となってしまった3名に共通点は無く、なぜ犯人は3名を狙ったのか強盗なのか怨恨なのかもわからない状態です。それでは被害者となってしまった3名は一体どんな人物だったのでしょうか。

矢吹 恵さん

当時17歳で桜美林高校に通う高校2年生の矢吹恵(やぶき めぐみ/写真左)さんは活発で、彼女を中心に人が集まるような性格だったそう。矢吹さんの夢は保育士になることで、いつも保育士を目指してピアノに励んでいる彼女は、どこにでもいる普通の女子高生でした。

当時、桜美林高校で学年主任を務めていた伊藤孝久先生は矢吹さんについて次のように話しています。

「本当に昨日のことのように思える。学校生活も楽しい頃ですよね。非常に活発で、彼女の周りにはいつも生徒が集まっていた。保育士を目指し、ピアノかオルガンを習いに行って、一生懸命頑張っていたようだった」
「本当の話なのかどうか、なかなか結びつかなかった。何をどのようにしても理解ができなかった」

前田 寛美さん

当時16歳で都立館高校に通う2年生の前田 寛美さん(まえだ ひろみ/写真中央)は、高校生活の傍ら、老人施設に慰門するなど積極的にボランティアに参加しており、真面目で誰にでも気配りができると評判の心優しい女子高生でした。

事件当日は非番だったようですが、シフトを確認すること、それと小学生の頃からの幼馴染である矢吹さんとお祭りにいくためにスーパーへと足を運び、八王子スーパーナンペイ事件の被害者となってしまいました。

稲垣 則子さん

福島県出身で当時47歳だった稲垣 則子(いながき のりこ/写真右)さんは事件のあった7月に働き始めたパート従業員で、過去には八王子三崎町の高級クラブ「琥珀」でホステスとして働いており、また並行して八王子繁華街に「わかお」というスナックをオープンした経歴がありました。

しかし、その後の捜査で「わかお」では価格を吹っ掛けたことが原因によるもめ事が多く、その事で恨みを買っていたのではないかと言われています。稲垣さんの周りには、稲垣さんに貢ぐパトロンが4人ほどいたという証言が出ているようです。

事件後、どのように報道されたのか

AbemaTIMES

お祭りの最中に従業員三名が射殺された八王子スーパーナンペイ事件は、今だ未解決として平成三大未解決と言われており、2010年には時効が迫っていましたが、同年に時効廃止となったため、現在も長期調査が続けられています。

実際にあった事件や出来事を再現ドラマ化するドキュメントバラエティ番組「世界仰天ニュース」などでも度々取り上げられており、その番組を見た視聴者たちは「怖い」といった感想の他に、スーパーナンペイ側に問題があるのではないかと指摘しています。

仰天ニュースのナンペイ事件の見てるけど、閉店作業をパートとバイトだけでやらせるって、なんて時代だったんだ...いろいろ危機管理とかなかったんだな...
— yoshiko (@yoshikoJZ) August 14, 2018

その一方で事件解決を望む声だけではなく、事件後新たに出た証拠に対する呟きも多く、八王子スーパーナンペイ事件は風化の一途を辿ることなく、まだまだ注目度が高い事件といえます。

事件後、新たに公開された情報

東洋経済オンライン

八王子スーパーナンペイ事件後、一時は時効間近となりましたがその時効も撤回され、犯人逮捕のために懸賞金600万円がかけられました。しかし、懸賞金や呼びかけもむなしく20年が過ぎても市民からの有力な情報は中々出てくることがありませんでした。

一方で長期捜査を進める警察からは新たな情報を度々出しており、この情報をきっかけに犯人に関する新たな目撃情報が出てくることが期待されます。

犯人が履いていたスニーカー

朝日新聞デジタル

警視庁は2018年7月17日、八王子スーパーナンペイ事件の犯人が履いていたとみられるローカットのスニーカーを公開しました。

なお、公開された靴については現在生産されておりませんが、当時1990年から1994年にかけてA社とB社で国内向けに販売されていたもので、それぞれの特徴は次のとおりです。

  A社 B社
サイズ 26cm 26cm
カラー 黒・白・青・赤・茶・黄・緑 黒・白
価格 7,800円 12,000円
販売店舗 21店舗 58店舗
販売数 439足 113足

ほとんど見た目が似ているA社とB社のローカットスニーカーですが、A社製スニーカーの特徴は、紐を通すための金属穴が4個プラスチック製の穴が2個あり、ミッドソール部分に2本の黒色ラインと、かかと部分に靴のメーカー名が入っています。

一方でB社は、A社と同じくかかと部分に靴のメーカー名が入っていますが、ひも穴に関しては金属製のひも穴が7個だけとシンプルなつくりになっています。

たばこの吸い殻

大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件 警視庁

警視庁は新たにスーパーナンペイの二階事務所のシンク脇にあった灰皿に、たばこの吸い殻11本が残されていたことを公表しました。

この11本のたばこについては一部には口紅がついており、当時働いていた従業員や出入り業者に協力を仰ぎ、DNA検査を行いましたが、それらとは一致しない女性のDNA型が検出されたほか、銘柄はマイルドセブンライトのソフトパッケージと判明しました。

犯人が使用した拳銃について

Yahoo!ブログ

八王子スーパーナンペイ事件で犯人が使用したとみられる拳銃について、長年の捜査で次のことがわかりました。

 使用された拳銃は、米コルト社のものそっくりに作られたフィリピン製のコピー銃、スカイヤーズビンガム38口径だと判明した。鍵となったのは、現場から見つかった弾丸に付いていた傷「線状痕」だ。しかし当時、暴力団関係者などに出回っていたスカイヤーズビンガムをコルトだと思いこんでいる人も多かったため、正確な情報が集まらず、凶器の線から犯人に迫ることはできなかった。

事件直前に買い物をしていた男女

事件当日、閉店間際の8時56分に青果やハムなどのなまものと、お好み焼き、焼きそばといったお惣菜など合計1,754円のお会計をした若い男女が、会計後に白いセダン型の車に乗車したという情報が明らかとなりました。

また、男女の特徴については次のとおりです。

男性は177センチメートルくらい、両サイド刈り上げ風、ラフな格好
女性は髪肩までのストレート、黒っぽいワンピース風

警視庁では、この二名が犯人を目撃したのではないかと行方を追っています。

犯人の指紋と一致する男

事件から20年後の2015年、メディアが2005年に死亡した中村稔(仮名)という男が犯人なのではないかと報道しました。その男は指紋がほぼ一致していただけではなく、参考人として事情聴取されていたのです。

犯人とほぼ指紋が一致した男とは一体どんな人物だったのでしょうか。

中村稔(仮名)について

元運送業関係者の中村稔(仮名)は事件当時50代で、現場で目撃された車種と同じ白い車を所持しており、参考人として事情聴取されていました。

あわせて過去に1990年に盆栽の窃盗容疑で逮捕されており、その歳採取した指紋と、事件で使用されたガムテープに残っていた犯人と思われる指紋を検証したところ、指紋の線の始まりや終わり、分岐する点などを意味する指紋の特徴点12点中8点が一致したのです。

8点が一致する確率は1億人に1人だといわれていますが、日本では指紋点12点が全て一致しないことには証拠として採用することができないため、証拠として使用することはありませんでした。

中村稔(仮名)のアリバイと証言

指紋がほぼ一致し、参考人としても事情聴取されていた中村ですが、当時の中村が働いていた勤務先に残っていたタイムカードの記録から事件が起きた時間帯のアリバイが成立する可能性が高いため、実行した犯人ではないとされています。

しかしその一方で、「中村の息子が大きな事故を起こしてしまったが、保険にも入っておらず賠償金に困っていた」と元同僚から証言が出ており、まだ疑う必要があるのではないかと囁かれていましたが、中村は2005年に死亡。真相は闇の中へと葬られました。

スーパーナンペイ事件を振り返る

日本経済新聞

現在も未解決のまま長期調査が続けられている八王子スーパーナンペイ事件

今もなお現場近くには八王子スーパーナンペイ事件の目撃情報を募る立て看板が設置されており、真相解明のため「薄らいだ記憶のなかに、八王子スーパーナンペイ事件の記憶はありませんか?」と問いかけています。

また、この事件をきっかけに矢吹さんが通っていた桜美林高校では「銃器根絶を考える会」が結成され、毎年行われる文化祭などを通して銃器犯罪の恐ろしさを訴える活動が続けられています、

事件から20年が経過しましたが、まだこの事件は終わっていません。真相解明の希望も消えたわけではありません。この事件の証拠や証言の点が一つずつ線となり、いずれ犯人が逮捕されて事件が解決することを切に祈るばかりです。

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