小池百合子の「カイロ大学卒」は本当？気になる真相に迫る！

出典: http://endia.net

小池百合子さんは、１９５２年（昭和２７年）７月生まれの日本の政治家であり、
現在は、第２０代の東京都知事をつとめている方です。

また、現在、日本の政党「希望の党」（ Party of Hope）代表や、
地域政党「都民ファーストの会」（都民ファ）の特別顧問でもあります。

１９９２年に、テレビのニュースキャスターから政界へ転身を果たした後は、
入閣して大臣に就任したり、自由民主党時代には党の総務会長を努めたりと、現在も女性政治家として
素晴らしい活躍をされているのは、皆さんご存知かと思います。

一方で、政治家になる前の女性キャスターとしても、小池百合子さんの経歴には（現在でも）目を見張るものがあると思います。

具体的には、

・PLOのアラファト議長やリビアのカダフィ大佐との会見では、彼女が自らコーディネーター役をつとめ、自身でインタビュアーも務めています。
・東京大学のトルコ人留学生の抗議で「トルコ風呂」という言葉の使用が禁止され「ソープランド」になったとき、小池氏はこの運動に共感し、
自ら当時の厚生省まで乗り込んで厚生大臣と直談判し、結果「トルコ風呂」という言葉は見られなくなりました。

このように小池百合子さんは、尋常でない行動力の持ち主だということが分かりますが、
元々、小池さんはTV局のアナウンサーではなく、フリーのニュースキャスターという立場でした。

現在でこそ、フリーの女性ニュースキャスターは珍しく無い存在ですが、当時はまだまだ（今でも？）
女子アナが持てはやされる時代で、そんな中でフリーの立場からスタートして成功し、
ニュースのメインキャスターまで務める女性キャスターとしてはパイオニア的存在だったんです。

（たとえば、幸田シャーミンや野中ともよ、安藤優子より小池さんは１年も早いデビューでした。）

ちなみに、彼女は１９９０年度の「日本女性放送者懇談会賞」を受賞しています。

その一方で、小池百合子さんは「政界の渡り鳥」と言われることがあります。

事実、彼女は、

・日本新党、
・新進党、
・自由党、
・保守党、
・自由民主党

と５つの政党に所属していたことがあり、それで渡り鳥と言われるのだと思いますが、
この批判に対しては、

・自慢にはならないが、
・政界再編の荒波の中で生きてきた結果、

などと述べています。

確かに、政党がくるくる変わる中で政治家として生き抜くために必要だったことは
（現在でも必要なこと）は納得できますし、
やはり彼女の行動力が発揮された結果なのでは…と推察します。

ちなみに、小池さんは、エジプトのカイロ大学でアラビア語留学中に、日本人留学生と結婚・離婚を経験されています。
また、プロ野球は「阪神タイガース」のファンだそうです。（現在は分かりませんが…）

出典: http://endia.net

出典: http://endia.net

小池百合子さんの経歴を見ると、兵庫県の芦屋市の生まれで、
お父さんは、神戸市で貿易商を営んでおられ、お母さんは同じ兵庫県赤穂市の塩田地主である小川家の出身で赤穂高等女学校の卒業生だそうです。

現在でも芦屋市といえばお金持ちが多く住む町として有名ですし、
塩で有名な赤穂市の塩田の地主さんの「家」も昔から続く名家だろうと推察されます。

小池百合子さんの実家は、相当セレブな家系だったようです。

お父さんの「小池勇二郎」さんは、海軍出身の経歴の貿易商で、世界各国を飛び回る仕事をされて、１９５６年にはエジプトに進出しました。

※このお父さんの会社のエジプト進出が、後の小池百合子氏のカイロ大学留学の伏線になったのかも知れません。
（少なくとも、全くの白紙状態というか、何のつても無い見ず知らずの外国へ一人で乗り込んだということでは無かったのかも知れません。）

また政治好きで、自民党の青年部に所属し「石原慎太郎」氏の支援をしていたとのことで、
自宅では政治の話ばかりしていたそうです。

そして、この政治好きがこうじて（旧兵庫２区から）衆議院選挙に出馬しますが落選してしまいます。

落選が災いしたのか、この後お父さんの会社は倒産していまいます。

選挙に落選して自分の会社も倒産してしまった小池百合子さんの父親について、
面白い動画がありましたので、参考までに紹介しておきます。

上の動画で言及されている日本料理店とは、小池氏の父の勇二郎氏が営んでいた日本料理店「なにわ」のことだと思われます。

日本料理店「なにわ」の評判について調べたら、下記のような感じでした。

・白いご飯やみそ汁と言った定食のような日本の家庭料理を出し、お寿司もありました。

・はじめは、２～３階建てのお店だったのが、後からヒルトンホテル内に店舗移転した。

・料理はお世辞にも美味くなかった。

・値段が高い店で、現地の日本人よりは日本人の商社マンがよく使っていた。

（フィフィさんは行ったことあるのかな？）

出典: http://www.newsweekjapan.jp

選挙で落選し、会社も倒産という経歴の持ち主が、どういった経緯で勇二郎氏がカイロで日本料理店を開くことになったのか、
真相は不明ですが、日本料理店「なにわ」での勇二郎氏は、気さくな人柄で通っていたようです。

・野球好きで、カイロ在住の日本人野球大会があると、顔を出していたようです。

・料理店では、「今の日本の政治はつまらん」とか「中曽根には志がない」とか、相変わらず政治への興味は薄らいでなかったようです。

小池百合子さんのお父さんは、昔、自民党の青年部に所属し「石原慎太郎」氏の支援をしていた経歴があり、当然石原氏とは、それなりの関係があったことは疑い無いです。

さらに、元東京都副知事の「浜渦武生」は、関西大学の学生時代に父の勇二郎氏の書生として芦屋の小池邸に住み込んでいました。

浜渦武生氏は、石原慎太郎氏の側近として知られる人物ですし、石原慎太郎氏の都知事時代の豊洲市場をめぐる土地購入問題を追及しているのが小池氏…浅からぬ因果関係を感じざるを得ません。
 

出典: http://www.asagei.com

小池都知事は、１９９２年に、TVのニュースキャスターから政界へ転身を果たしましたが、
その後の小池百合子氏の政治経歴をまとめておきます。

・１９９２年：
第１６回参議院議員通常選挙の際、複数の政党から誘いを受ける中、前熊本県知事の細川氏が結党した日本新党に入党。同期には野田佳彦や前原誠司がいた。
※きっかけは細川氏が、小池さんがキャスターを務めるTV番組「ワールドビジネスサテライト」出演であったとのこと。

・１９９３年：
第４０回衆議院議員総選挙に、参議院議員を辞職して日本新党公認で立候補し当選。
※日本新党は躍進し細川内閣が誕生した。小池氏は総務政務次官に就任するが、この後細川内閣は崩壊。

・１９９４年：
新進党の結党に参加。初代幹事長で、後の新進党党首になる小沢一郎の側近となる。

・１９９７年：
新進党解党後、小沢氏が率いた自由党に参加。

・１９９９年：
自民党と自由党が連立した第２次小渕内閣で経済企画政務次官に就任。

・２０００年：
自由党が分裂し、小池氏は小沢と決別して保守党結党に参加。

・２００２年：
保守党を離党し保守クラブを経て自由民主党に入党し、清和政策研究会（森派）に入会。

・２００３年：
第１、２、３次小泉内閣で環境大臣として入閣。また一時は、特命担当大臣（沖縄及び北方対策）も兼任。

・２００５年：郵政国会を受けた第４４回衆議院議員総選挙では、刺客として東京１０区から立候補し５選を果たす。

・２００６年：
第１次安倍内閣で、内閣総理大臣補佐官に就任。

・２００７年：
久間防衛大臣の辞任を受け防衛大臣に就任。

・２００８年：
自由民主党総裁選挙に立候補。結果は３位であった。

・２０１０年：
女性として初めて自由民主党総務会長に就任。

・２０１２年：
第４６回衆議院議員総選挙で７選。

・２０１４年：
第４７回衆議院議員総選挙で８選。

・２０１６年：
東京都知事選に立候補を表明し、女性として初の東京都知事が誕生。現在に至る。

この経歴を眺めるだけでも、小池氏の政治家としての資質が並大抵のものでは無いことが分かります。

それにしても、この経歴凄いですね。

フィフィさんの問題提起で、学歴詐称問題が発覚した小池さんですが、

ここで、カイロ大学に留学するまでの小池百合子氏の学歴について調べてみました。

・１９７１年：甲南女子高等学校卒業。（高偏差値のお嬢様学校）
※甲南女子高等学校へは、甲南女子中学校（高偏差値のお嬢様学校）からの内部進学でした。
※小池さんはソフトボール部に所属していました。

・１９７１年：関西学院大学社会学部に入学。（偏差値：普通）

・１９７１年：関西学院大学を中退し、カイロ（偏差値：不明）に留学。


※留学のキッカケは、国連の公用語にアラビア語が加わったことでした。
※この間に一旦、カイロ・アメリカン大学へ入学してからカイロ大学へ移ったとのことです。

・１９７６年：カイロ大学文学部社会学科卒業。（偏差値：不明）

以上が小池さんの学歴です。

結局、関西学院大学は入学した年に中退されているようですが、
その中退の理由が「国連の公用語にアラビア語が加わったこと」というのが、
この後のアラビア語の需要増を見越してのことであり、
改めて彼女の行動力に感心します。

学歴詐称問題が発覚した小池氏が留学したとする、エジプトのカイロ大学とはどんな大学なんでしょうか。
（偏差値も気になります。）

カイロ大学（Cairo University）はエジプトのギザにある国立総合大学で、
エジプトがイギリスの保護国であった１９０８年に作られています。

エジプト国内では、宗教教育の最高学府「アズハル大学」と並び称されるのが小池氏が留学した「カイロ大学」で、
まさにエジプトを代表する名門大学です。

エジプトを代表する名門総合大学の「カイロ大学」には、
文学部や法学部、経済学部、商学部、工学部、農学部、医学部、薬学部などがあり、
文学部の中には、日本語を専門に学ぶ「日本文学科」があります。

カイロ大学が名門大学であるというのは、その卒業生の顔ぶれを見るだけでも分かります。

たとえば、

・アフマド・ザキー・ヤマーニー（サウジアラビア石油大臣）
・イサーム・シャラフ（エジプト首相）
・ブトロス・ブトロス＝ガーリー（国際連合事務総長）
・モハンマド・エル＝バラーダイー（IAEA事務局長）
・ヤーセル・アラファート（パレスチナ解放機構議長）
・アイマン・ザワーヒリー（アルカーイダのテロリスト）

ニュースで見るような世界的有名人だらけ、という感じですが、
カイロ大学はエジプト国内だけでなく周辺国からも学生が集まっているところが凄いと思います。

カイロ大学の偏差値は不明ですが、学問レベルは相当高そうですね。

アラビア語が母国語のカイロ大学の偏差値って、どれ位なんでしょうか？

ちなみに、小池百合子さんが留学前に通っていた関西学院大学社会学部の偏差値は「６０」です。

もちろん外国の大学であるカイロ大学には「偏差値」なんて存在しません。

それで、毎年発表される世界の大学ランキング（アフリカの大学ランキング）から推測してみます。

調べたら、カイロ大学はなんと１位（全２５６校中）でした！

※数年前は、アフリカ大陸では５番目だったとのことなので、最近、カイロ大学の評価が上昇しているのだと思います。

ネットで調べると、カイロ大学の難易度は、日本の偏差値になおすと６２～６５程度、ということです。

それにしても学生数が約１０万人の大学の中で、それもアラビア語の国の大学で学ぶということは、相当大変なことだったと想像できます。

小池百合子さんが留学していた当時、東の果ての日本からわざわざエジプトの大学まで来て、
アラビア語を勉強するということ自体、通常人から見たら考えにくいことで「何で…？」という感じだったと想像できます。

当時、別の留学生からその辺を質問された小池さんは、

「国連の公用語５か国に次いで、アラビア語が世界で注目されていたことでアラビア語を勉強すると決めた。」
と語ったとのことです。

（アラビア語の需要が増えると考えたんですね。）

そして、実際に、翌年の１９７３年には、アラビア語は国連の公用語に採用されていますので、
彼女に「先見の明」があったことが証明されています。

そして、この後～現在まで、日本の政界で見せる「政界渡り鳥」とも揶揄される先見性についても、
このあたりから既に発揮されていたことを感じさせますね。

小池百合子さんが、日本語ではなくアラビア語を話す様子って、なかなか見る機会が無いですよね。

なので、小池氏のアラビア語関連動画を紹介します。

いずれも小池百合子さんのアラビア語のレベルを理解するのに手助けになる動画だと思います。

（それにしてもアラビア語って良く分かりませんね。）

小池氏の学歴詐称疑惑については、現在はもちろん結構昔から指摘されていました。

小池さんは、

・関西学院大学を中退して、エジプトのカイロ大学に留学し、
・４年後に首席で卒業

されてます。

この経歴について、ネット上で様々な疑惑がアップされていました。

例えば（出元は不明ですが）、

・小池百合子さんの最終学歴は「カイロ大学」ではなく「カイロ・アメリカ大学」である。

・卒業者名簿の中に小池百合子の名前がなかった。

・エジプト留学後、当初は別の大学でアラビア語を学んだ後、４年でカイロ大学主席卒業は可能なの？

・アラビア語ってそんな簡単に習得できるの？

とか・・・・・・。

そして、都知事選に出馬表明をした際に、これらの学歴詐称疑惑に対して小池百合子さんは、
テレビでカイロ大学の「卒業証書」と「卒業証明書」を公開します。

さらに、これに対して、エジプト出身タレントのフィフィさんが持論を展開することで、
小池さんの学歴詐称疑惑がメディアで大きく注目されることになりました。
 

フィフィ（Fifi）さんは、エジプトのカイロ出身の外国人タレントです。
アラビア語のレベルは良く分かりません。

フィフィさんの母親は、日本で政治学博士号を取得し、フィフィさんの父親も日本で工学博士号を取得するなど日本通の両親も持ち、
フィフィさんが２歳の時に日本に移住をし現在は日本在住です。

フィフィさんの夫は、日本人の男性で、二人の間には男の子も生まれています。

エジプト出身の経歴を持つフィフィさんが、Twitterアカウントなどで
小池さんの学歴詐称疑惑に疑念を表明したことは、
エジプトのことは殆ど分からない日本人にとっては、
それなりに説得力を感じてしまった、というのが本当のところだと思います。

小池さんにしてもフィフィさんにしても外国に進出するというバイタリティは凄いと思います。

小池百合子氏が公開した卒業証明書の画像です。
（アラビア語は難しいですが、この画像にフィフィさんが異論を唱えました。）

出典: http://girlschannel.net

小池百合子の「カイロ大学卒」という経歴は本当なんでしょうか？

上の画像（卒業証明書）を見る限り、カイロ大学卒という学歴には偽りはないように思えます。
（フィフィさんの主張も気になりますが…アラビア語の画像も流暢ですし…）

強いて言えば、留学当初はカイロ大学ではなくカイロ・アメリカ大学で、ゼロからアラビア語を学び、その後カイロ大学に移ったとする小池さんが、僅か４年でカイロ大学を首席で卒業できたのか？という疑問は残ります。

首席というのはさすがに難しいのではと感じます。ただ、これくらいの詐称は、現在の他の政治家の経歴と比べると大したことではない、との声も聞こえてきそうです。

（現在の某国の内閣総理大臣にも同様の噂がありますしね…）