夏休みの自由研究にはこれっ!小学生におすすめのテーマ一覧【保存版】

小学生の夏休みの自由研究は子供にとっても負担が大きいですが、手伝う親の立場でも大変なものですよね。低学年から高学年まで、おすすめの自由研究のテーマややり方をご紹介します。自由研究を早めに片付けて、楽しい夏休みを過ごしていきましょう。

夏休みの自由研究にはこれっ!小学生におすすめのテーマ一覧【保存版】のイメージ

目次

  1. 1【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【砂鉄を取ろう】
  2. 2【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【日時計を作ろう】
  3. 3【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【コマを回そう】
  4. 4【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【くず野菜を育てよう】
  5. 5【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【カタツムリを観察しよう】
  6. 6【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【氷を早く溶かすには?】
  7. 7【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【ぶどうジュースでお絵かきしよう】
  8. 8【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【熱の伝わり方を調べよう】
  9. 9【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【葉っぱの図鑑を作ろう】
  10. 10【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【転がるものと転がらないもの】
  11. 11【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【干し野菜を作ってみよう】
  12. 12【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【タネを探してみよう】
  13. 13【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【超濃厚ジュースを作ろう】
  14. 14【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【ふくらむ空気】
  15. 15【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【しょうゆから塩を取り出そう】
  16. 16【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【マシュマロの変身】
  17. 17【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【フレッシュチーズを作ろう】
  18. 18【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【紙をバラバラにしてみよう】
  19. 19【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【バターを作ろう】
  20. 20【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【晴れの虹を作ろう】
  21. 21【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【色が変わる飲み物を作ろう】
  22. 22【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【結晶を作ろう】
  23. 23【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【アルファ化米を作ってみよう】
  24. 24【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【音と振動の関係】
  25. 25【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【シュガーボルケーノを噴火させてみよう】
  26. 26【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【水のボールを作ろう】
  27. 27【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【どうしてスプーンは曲がるの?】
  28. 28【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【卵のカラを溶かそう】
  29. 29【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【カラフルな水の層を作ろう】
  30. 30【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【魚の耳石を調べよう】
  31. 31【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【かざり炭を作ろう】
  32. 32【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【しゃぼん玉はどうして丸いの?】
  33. 33【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【偏光板で見てみよう】
  34. 34【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【煮干しを解剖してみよう】
  35. 35【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【ペットボトルに雲を作ろう】
  36. 36【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【じゃがいもと大根で水あめを作ろう】
  37. 37【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【ゴムエンジンを作ろう】
  38. 38【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【燃料電池を作ろう】
  39. 39夏休みの自由研究で好奇心を育もう!

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【砂鉄を取ろう】

低学年のうちは簡単にできる自由研究がおすすめです。子供の負担にならないような研究テーマを一緒に選んであげると良いでしょう。また、低学年の子は予期せぬ行動でケガをしてしまう可能性もあります。安全性にも十分気を付けましょう。

磁石

砂鉄って?

砂鉄とは、砂の中に含まれている磁石の性質を持った砂のことを言います。詳しくは磁鉄鉱という種類になりますが、中学生の理科の知識が必要になってしまいます。小学生に対する説明としては「磁石にくっつく砂だよ」というように簡単な説明をしてあげましょう。

用意するもの

・乾いた砂
・手でつかめる大きさの磁石
・画用紙
・セロハンテープ
・はさみ
・ビニール袋
・割りばし
・深めの容器2個
・はかり
・目を保護する眼鏡
・マスク
・古新聞紙
・虫メガネ

実験の注意点

砂が飛び散りやすいので、目や喉を傷めないように注意が必要です。必須ではありませんが、眼鏡やマスクを準備すると良いでしょう。磁石は強力なタイプの方が砂鉄をひきつけますが、協力すぎると指を挟んで怪我をしてしまう可能性があります。1年生や2年生でも扱いやすいタイプの磁石を選びましょう。

砂を取りに行く際には小学生だけで行かせてはいけません。危険な場所もあるため、必ず大人が同行するようにしてください。また、公園や学校の砂場では砂を取ることが禁止されている場合もあります。ルールを守って砂を集めましょう。

砂には微生物が含まれている場合が多いので、実験終了後は必ず手を洗いましょう。

実験のやり方

1. 割りばしの先にテープで磁石を付ける
2. 画用紙を割りばしのより少し短く切り、割りばしが通るように筒状に丸める
3. 筒の片方を適当な大きさに切ったビニール袋で蓋をする
4. 新聞紙を敷き、容器に乾いた砂を50g入れる
5. 筒の上から磁石つきの割りばしを入れて砂に近づける
6. 筒の底に砂鉄が付いたらもう一つの容器に砂鉄を落とす
7. 砂から砂鉄が取れなくなるまで「5.~6.」を繰り返し、砂鉄の重さをはかる
8. 虫眼鏡で観察し、どこで集めた砂かを記録する

まとめ方のコツは?

一か所だけではなく家の近所の色々な砂場を比較して砂鉄の重さを比べてみると良いでしょう。海水浴に行く予定があるのなら、ビーチの砂を採取するのもおすすめです。レポートには写真だけではなく砂鉄をスケッチした絵を載せるのもおすすめです。1年生や2年生はまだ表を描くのに慣れていない子も多いので、この機会に練習するのも良いでしょう。小学生のうちから実験レポートを書く練習をしておくのもおすすめです。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【日時計を作ろう】

夏休みの自由研究が終わってからも使える日時計を作ってみるのもおすすめです。小学生になると時計の読み方を授業で習うので、その復習としてもちょうど良いですね。

太陽

日時計って?

日時計とは影を利用して時間をはかる装置です。紀元前から使われていた歴史の長い発明品なので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。昼間や晴れの日にしか使えないという欠点があります。

用意するもの

・大きめのダンボール1枚
・小さめのダンボール2枚
・割りばし
・定規
・方位磁石
・時計
・のり
・ペン
・ガムテープ
・キリ
・分度器
・厚紙

実験の注意点

キリを使う時は危ないので、大人がやった方が良いかもしれません。分度器を使うので、できれば1年生よりも2年生の方が簡単に作ることができるでしょう。日の当たる場所での作業が長いので、帽子を被ったり水分を摂るなど熱中症対策をしてから行ってください。

実験のやり方

1. 大きなダンボールの真ん中にペンで印をつける
2. 小さなダンボールを貼り合わせ、割りばしが通るような穴をキリで開ける
3. 大きなダンボールに付けた印を合うように貼りつける
4. 割りばしの尖った方が先になるように立て、ペンで割りばしから線を引く
5. 方位磁石を使って線が北の向きになるように置く
6. 影ができた先のところに印をつけて、時間を書き込む
7. 一時間おきに記録し、終了後に中心と印を線で結ぶ
8. 等間隔で印を作りたい場合は、厚紙を利用して日時計を傾ける

まとめ方のコツは?

影の位置が変わるだけではなく、影の長さに変化がある点にも注目して結果をまとめるようにしましょう。また、夏休みの初日と最後では影の長さが変わってきますので早めに準備をして継続的に記録を付けるのもおすすめです。小学生は忘れがちですので、大人が声をかけてあげましょう。旅行に行く場合は、日時計と方位磁石を持って行くことで影の長さが変わることも確認できます。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【コマを回そう】

夏休みにコマを作っておくと、お正月に遊ぶこともできます。丸いコマだけではなく色々な形のコマを作ってみましょう。

コマ

用意するもの

・厚紙
・つまようじ
・はさみ
・コンパス
・定規
・ビニールテープ
・紙やすり
・木などの台

実験の注意点

コンパスやはさみなどを使うのでケガがないように注意しましょう。特にコンパスには注意が必要です。厚紙が厚すぎると切るのが大変なので、ほどほどの厚さのものを選びましょう。コマを回す場合は強い力で回すと危険なので適切な力加減を心掛けましょう。

実験のやり方

1. コンパスで厚紙に円を描き、ハサミで切りとる
2. つまようじの尖った部分を紙やすりで削り取る
3. 先ほどの円の中心にコンパスの針で穴を開け、つまようじを通す
4. 円以外の形でコマを作る際には対角線の交点や、各辺の二等分線の交点に穴を開ける

まとめ方のコツは?

コマの形による回り方の違いを関節しましょう。回っている状態の写真を撮るのもおすすめです。厚紙の重さや、つまようじを固定する位置などを変えて回っている時間を計測するのも良いでしょう。複数のコマを作り、回り方を比較しましょう。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【くず野菜を育てよう】

工作系以外の夏休みの自由研究も人気があります。くず野菜を育てるのは道具を使わないため、1年生や2年生でも安全に育てることができます。また、小学生のうちから料理に興味を持つきっかけにもなるでしょう。

人参

用意するもの

・くず野菜
・プラスチックの入れ物
・水
・竹串2本

実験の注意点

育てやすいように、普段よりも大き目なくず野菜を用意してあげましょう。また、くず野菜を育てる際には水が零れにくいようにな場所を確保することが大切です。小学生以下の小さな子供やペットがいる家庭では特に注意しましょう。育てた野菜には食べられないものもあるので、勝手に食べないようによく言い聞かせましょう。

実験のやり方

1. 入れ物に水を入れて、野菜の断面を水につける
2. ニンニクの場合は竹串を刺して、凸部分を水につける
3. 日の当たる場所に置き、2日に1回は水を新しいものに変える
4. 数日で芽が出てくる
5. 一週間くらいで葉も出てくるので様子を観察する

まとめ方のコツは?

日の当たる場所に置いた野菜と当たらない場所に置いた野菜の比較をするのがおすすめです。また、同じ野菜でも水に付ける場所を変えるなど、条件を変えて比較しましょう。野菜くずの大きさによっても発芽や成長スピードが変わってきます。同じ野菜を複数用意して確認しましょう。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【カタツムリを観察しよう】

自由研究には生物の観察もおすすめです。身近な生き物であるカタツムリを観察してみましょう。

カタツムリ

用意するもの

・カタツムリ数匹
・色々な野菜
・飼育ケース(透明な蓋つきのケースをカタツムリ1匹につき1つ用意する)
・霧吹き

実験の注意点

飼育ケースは風の通りやすい日陰に置きましょう。霧吹きで時々水をかけないとカタツムリが弱ってしまいます。「暑い・乾燥している・寒い」環境が苦手なので飼育環境に注意しましょう。また、カタツムリには微生物が付いているため触った後は必ず石鹸で手を洗うようにしてください。カタツムリの洗った水は台所に流さないように注意しましょう。

実験のやり方

1. カタツムリのケースに区別できるように名前を付ける
2. 実験の初日は何も与えないようにして現在胃に残っているものを排泄させる
3. ケース毎に色の違う野菜を与え、排泄物の色を確認する
4. 他の色の野菜を与えたい場合は「2.~3.」を繰り返す

まとめ方のコツは?

食べた野菜の色と排泄物の色に相関関係があることを確認しましょう。また、カタツムリは食物繊維を消化できるのでティッシュや新聞紙などを与えることもできます。色を付けたティッシュを与えた場合の反応も観察しましょう。ただし、ティッシュなどを与えた後は栄養のある野菜を与えたことも実験レポートに記しておくようにしましょう。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【氷を早く溶かすには?】

夏らしい自由研究のテーマもおすすめです。氷の溶け方を観察しましょう。

氷

用意するもの

・同じ大きさの氷
・ストップウォッチ
・器
・塩や砂糖、小麦粉など

実験の注意点

実験を手早く行わないと氷の大きさが変わってしまいます。低学年のうちはなかなか上手に出来ないので大人が手伝ってあげましょう。また、塩などを使う場合はこぼさないように注意が必要です。

実験のやり方

1. 氷を容器の上に乗せる
2. 氷ごとに塩をかけたり水の中に入れたり、氷の溶ける時間を比べる

まとめ方のコツは?

氷の溶ける様子を写真に撮っておくと分かりやすいレポートにすることができます。また、室温なども情報として残しておきましょう。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【ぶどうジュースでお絵かきしよう】

まだ低学年の子なので、実験よりも遊びの方に近い自由研究をしても大丈夫です。楽しく遊びながら行っていきましょう。

ブドウ

用意するもの

・100%ぶどうジュース
・酢
・重曹
・バット
・小さいコップ
・厚紙
・水
・綿棒
・ピンセット
・洗濯バサミハンガー

実験の注意点

ぶどうジュースや酢など、液体を多く使うので零さないように注意しましょう。服に付くと落ちづらいので注意が必要です。綿棒は使いまわさずに毎回新しいものを使うようにしましょう。

実験のやり方

1. バットにブドウジュースを入れて厚紙を浸して染める
2. ピンセットで取り出し、ハンガーにかけて干して乾かす
3. 酢や重曹を溶かした水を綿棒に付けて絵を描く

まとめ方のコツは?

使う液によって絵の仕上がりが変わってくるので、どの部分にどの液を使って絵を描いたか分かるように区別しておきましょう。酢や重曹だけではなく、他のジュースや野菜の汁などを使うのもおすすめです。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【熱の伝わり方を調べよう】

低学年には少し高度な内容を伴う実験です。小学生のうちから理科に強い興味を持っている子に最適な実験ですね。

温度計

用意するもの

・色々な材質の同じ大きさの器
・やかん
・温度計2本
・ストップウォッチ
・器が入る大きさの水槽

実験の注意点

熱いお湯を使うので火傷に注意しましょう。火を使う場合は低学年の子に触らせずに大人が主導する必要があります。万が一火傷をした時のために念のためアイスノンなどを冷凍庫に入れて置くと安心です。

実験のやり方

1. 器の材質ごとにお湯を入れた際に熱くなる順番を予想する
2. お湯を沸かしてそれぞれの器に同じ量だけお湯を入れる
3. 手で触ってお湯の温度を確かめる
4. 同様に5分後、10分後、20分後も記録する

まとめ方のコツは?

子供がした予想を実際の結果を対比されるようにまとめましょう。温度計やサーモラベルなどを使って実際の温度を計測するのもおすすめです。準備ができるのであれば、ぜひ使用していきましょう。お湯を入れた器を水の入った水槽に入れて器の内側と外側の温度をはかっても良いですね。色々な条件で温度を比べてみましょう。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【葉っぱの図鑑を作ろう】

葉っぱを集めることで自由研究になるので、低学年の子供におすすめです。家の周りにはどのような木があるのか、植物図鑑を見ながらマップを作ると楽しめますよ。

葉

用意するもの

・少し厚めの紙
・半紙などの薄くて丈夫な紙
・画用紙
・色鉛筆
・はさみ
・のり
・色々な種類の葉

実験の注意点

人の家や公園などの木を取らずに、落ちている葉を使うようにしましょう。色鉛筆を使うので、周りを汚さないように注意して行いましょう。肌の弱い子は葉でかぶれてしまう可能性があるので、気を付けましょう。

実験のやり方

1. 葉を台の上に置き、上から半紙を乗せる
2. 上から色鉛筆を寝かせて擦り、優しく葉の形を写し取る
3. 写し絵をハサミで切りとって、画用紙などに貼る
4. 葉を拾った日や場所などを記入して完成

まとめ方のコツは?

色鉛筆の色は葉の色にこだわらずにカラフルなものでも構いません。子供の好きな色を使って図鑑を完成させましょう。葉の特徴や拾った時の温度なども記録していくと、単なる図鑑ではなく日記の代わりにもなります。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【転がるものと転がらないもの】

屋内のみでできる自由研究もおすすめです。特に低学年のうちは体力がないため外出の必要がある自由研究は厳しい場合も多いことを覚えておきましょう。

タイヤ

用意するもの

・蓋が出来る円筒形の容器
・粘土板などの転がす板
・定規
・筒の中に入れるもの
・輪ゴム

実験の注意点

筒の中に物を入れる際に零さないように注意しましょう。液体を入れる際には蓋をしっかりしないと転がす際に零れることに注意が必要です。落ちた際に円筒が割れないような材質のものを選び、出来るだけ床の上で行うようにしましょう。

実験のやり方

1. 円筒形の容器が滑らないように輪ゴムを巻く
2. 入れ物の中に用意したものを入れる
3. 定規をセットした台の上に容器をセットし、片側を徐々に持ち上げていく
4. 容器が転がりだした際の高さを定規で計測する

まとめ方のコツは?

入れ物の中身を変えて、どのくらいの高さで転がり始めるか計測しましょう。同じ小石などを入れる際でも量を変えることで転がり始める高さが変わってくる点にも着目しましょう。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【干し野菜を作ってみよう】

ポテトチップスのような干し野菜を作る自由研究も可能です。小学生は低学年では調理実習がない学校がほとんどですので、早めに調理に興味を持たせたい場合にもおすすめですよ。

野菜

用意するもの

・好きな野菜
・包丁とまな板
・はかり
・ザル

実験の注意点

野菜を切る時には低学年の子では危ないので大人が代わりに切りましょう。実験の後で野菜を食べたい場合は、乾燥させる前に野菜を洗っておく必要があります。野菜は同じくらいの大きさに切りましょう。薄めの方が乾燥させやすいです。

実験のやり方

1. 調べたい野菜を包丁で5mm程度に切る
2. 白菜などの大きな野菜は手のひらサイズにする
3. 輪切りにしたそれぞれの野菜の重さをはかる
4. ザルに野菜が重ならないように並べて乾燥させる
5. 並べてから3時間後、6時間後、次の日の朝の野菜の重さをはかる

まとめ方のコツは?

野菜の重さをはかる際には、その日の天気や風の様子なども合わせて記録しておく方が良いでしょう。可能であれば野菜の厚さを変えて同じ野菜で乾燥度合いを比較してみるのもおすすめです。

【1年生・2年生】夏休みの自由研究!【タネを探してみよう】

低学年の子でも簡単に出来る自由研究です。野菜嫌いな子に野菜に親しみを持ってもらうこともできますよ。

トマト

用意するもの

・好きな野菜
・包丁とまな板
・皿

実験の注意点

包丁を使う際には低学年の子には危ないので大人が切ってあげましょう。観察が終わった際には野菜を料理に使うようにしましょう。

実験のやり方

1. 切る前の野菜や果物を観察する
2. 切断し、中のタネの場所やタネの様子を観察する

まとめ方のコツは?

写真でも良いですが、イラストを描いて記録するようにしましょう。同じ種類の野菜を複数切って、タネの大きさや場所が違うものがないことを確認しましょう。冬休みなど、季節の違う時でタネを改めて観察するのもおすすめです。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【超濃厚ジュースを作ろう】

低学年が終わり、3年生・4年生になってくると子供主導で自由研究が出来るようになってきます。親はあまり口や手を出さずに見守る程度に留めましょう。低学年の子でも、子供の性格や好奇心によっては3年生・4年生向けの実験が出来る場合もあります。特にこの超濃厚ジュースは簡単にできるのでおすすめですよ。

ジュース

用意するもの

・色々なジュース
・ジュースの数の倍のプラスチックコップ
・計量カップ
・タイマー
・お盆

実験の注意点

ガラスのコップは割れる恐れがあるため使わないようにしましょう。実験中にジュースを零さないように注意しましょう。ジュースは後から飲めるため、綺麗なコップを用意してください。

実験のやり方

1. コップにジュースを100mLずつ入れる
2. 冷凍庫に入れて凍らせ、凍ったらお盆の上に並べる
3. 一時間後に溶けた分を別のコップに移し、残った氷を観察する
4. 二時間後にも「3.」と同じことを行う
5. 溶けたジュースの味を比べる

まとめ方のコツは?

ジュースの味だけではなく、残った氷の色やジュースの色も比較してみましょう。写真やイラストを使うと分かりやすい実験レポートを作成できます。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【ふくらむ空気】

3年生・4年生になると理科で気圧について学び始めます。また、小学生になる前や低学年の頃から天気予報などで耳慣れている言葉なので空気に関する実験は子供も興味を持ちやすいでしょう。

風船

用意するもの

・ビン(両手で抑えられる大きさ)
・洗面器
・洗剤
・水
・お湯
・10円玉

実験の注意点

実験に必要なものが多いので、子供任せにせず大人もチェックしましょう。低学年よりしっかりしているとはいえ、3年生・4年生の子は抜け漏れがあります。お湯を使うので火傷に注意しましょう。

実験のやり方

【10円玉の観察】
1. 乾いたビンの口を少し水で濡らし、10円玉を置き両手でビンを温めて観察する

【シャボン玉の作成】
1. 乾いたビンを逆さまにし、口に洗剤を付けてシャボン膜を張る
2. ビンを置き両手で温めてシャボン玉を作る
3. 室内に置いておいた常温の水を洗面器に入れて「1.」のビンを付けてシャボン玉を作る
4. 「3.」の水を、その日の気温より高いお湯に変えて実験を繰り返す

まとめ方のコツは?

10円玉の動く様子を写真を使って詳細に記録しましょう。また、お湯の温度によるシャボン玉の違いに関しても比較し、記録していきましょう。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【しょうゆから塩を取り出そう】

小学生でも、3年生・4年生になると理科の実験が始まります。家庭でも実験の練習をしておくのも良いでしょう。

塩

用意するもの

・食塩
・しょうゆ
・水
・割りばし
・黒い布
・ドライヤー
・鉄製の鍋
・片手鍋
・木べら
・コーヒーフィルター
・コップ
・はかり

実験の注意点

火を使う実験なので火傷に注意しましょう。しょうゆを加熱する際には換気扇を使うことを忘れないようにしましょう。

実験のやり方

1. 濃度10%の食塩水を作る
2. 黒い布の上に食塩水を溶かし、ドライヤーで乾かす
3. 乾いた際に塩が残っていることを確認する
4. しょうゆを鉄製の鍋に入れ、炭になるまで加熱する
5. 冷めたら水を入れ、焦げと水をなじませる
6. コーヒーフィルターで漉す
7. 濾過が終わったら「6.」を片手鍋に入れて温める
8. 鍋に残ったものが食塩であることを確かめる

まとめ方のコツは?

食塩水の濃度を変えることで、取り出せる塩の量に変化があるかを確認しましょう。3年生・4年生では濃度の計算でつまずく子が多いので予習・復習にもなります。しょうゆから抽出した食塩には不純物が残っているため真っ白ではないことにも注目しましょう。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【マシュマロの変身】

子供が大好きなおやつであるマシュマロを変身させる自由研究です。身近なものを題材にすると子供も興味を持ちやすいですよ。

マシュマロ

用意するもの

・マシュマロ
・水
・耐熱容器
・耐熱シリコンヘラ
・ガラスのコップ
・ミトン
・電子レンジ

実験の注意点

電子レンジで加熱後は容器が熱くなるので、取り出しの際に火傷しないように気を付けましょう。実験後のマシュマロは食べられるため、清潔な状態で実験をしましょう。耐熱容器は大き目のものを用意した方が安心です。

実験のやり方

1. 耐熱容器にマシュマロ10個と水を大さじ1杯入れる
2. 電子レンジで30秒加熱する
3. 電子レンジから出し、ヘラでかき混ぜてコップに入れる
4. 同様の実験を「マシュマロ10個と水大さじ2杯で加熱1分」、「マシュマロ10個と水大匙4敗で加熱2分」で行う
5. それぞれを冷蔵庫で2時間程度冷やす
6. 冷却後のマシュマロの状態と水の量を観察する

まとめ方のコツは?

マシュマロの状態が水の量によってどのように変化するかを観察しましょう。水だけではなく、子供が好きなジュースを使うことで味が付きます。色々な色や味のジュースを使って、結果を複数回確認しましょう。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【フレッシュチーズを作ろう】

小学生が大好きなチーズを自由研究で作りましょう。3年生・4年生の頃は成長過程的にもカルシウムが重要ですので、自由研究だけではなく食育にも良いですね。

チーズ

用意するもの

・牛乳100mL
・レモン汁
・コーヒーフィルター
・キッチンペーパー
・片手鍋
・直径5cm程度のコップ
・木べら
・計量スプーン
・計量カップ

実験の注意点

火を使う際には火傷に気を付け、清潔な状態で実験を行いましょう。

実験のやり方

1. 牛乳を小さな泡が出てくる程度まで鍋に入れて温める
2. レモン汁を小さじ1杯回し入れる
3. 木べらで塊が発生しなくなるまでゆっくりとかき混ぜる
4. コップの上にコーヒーフィルターを設置して漉す
5. 水滴が垂れなくなり、冷えたらフィルターの上部を閉じてキッチンペーパーで水気をとる
6. フィルターをもう1枚重ねて絞って完成

まとめ方のコツは?

市販品のチーズとの味の違いを確認しましょう。レモン汁を酢にしても作ることができます。また、牛乳を豆乳にしても作れるので味の違いを比較して実験レポートにしましょう。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【紙をバラバラにしてみよう】

小学生になる前から身近な存在だった紙を使った自由研究です。

紙

用意するもの

・色々な種類の紙
・皿2枚
・色の付いた画用紙
・紙やすり
・歯ブラシ
・黒い色の下敷き
・食器洗い洗剤
・のり
・はさみ

実験の注意点

洗剤や水を零さないように注意しましょう。洗剤で手が荒れる場合があるので、ビニール手袋などを用意するのもおすすめです。紙をこする時には周りに飛び散らないように力加減をしましょう。

実験のやり方

・用意した紙を5cm四方の大きさに切る
・皿に水を入れ洗剤を5滴ほどたらし、紙をひたす
・紙が柔らかくなってきたら水のみの皿に移して洗剤を落とす
・紙を黒い下敷きの上に乗せる
・歯ブラシややすりで紙をバラバラにする
・紙からとれた繊維を色の付いた画用紙に貼る

まとめ方のコツは?

用意した紙ごとに繊維の様子を観察しましょう。顕微鏡があれば、顕微鏡やプレパラートを使ってスケッチをするのもおすすめです。ただし、対物レンズでプレパラートを割らないように使い方に注意しましょう。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【バターを作ろう】

フレッシュチーズ同様に食育に役立つ自由研究です。小学生向けの内容ですが、家に幼児がいる場合は一緒に楽しめる内容になっています。

バター

用意するもの

・生クリーム
・ペットボトル
・はかり
・コップ
・ハサミ

実験の注意点

ペットボトルを切る際にケガをする恐れがあるので、できるだけ大人が行いましょう。生クリームは乳脂肪分の多いものでないと固まらないので購入の際に注意してください。

実験のやり方

1. ペットボトルを綺麗に洗って中の水を切る
2. 冷やした生クリーム100gをペットボトルに入れる
3. 氷水などで冷やしながらペットボトルを振る
4. 30分ほどで生クリームが固まりバターになるのでハサミで切って取り出す

まとめ方のコツは?

乳脂肪分の低い牛乳などでも試してみて、なかなかできないことを確認するのが良いでしょう。また、氷水で冷やさない場合もバターができにくいので、その理由を考察してみましょう。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【晴れの虹を作ろう】

光の屈折を利用した自由研究です。屈折やプリズムに関しては高校生の物理の内容になるので小学生では理論までは理解できない場合がほとんどですが、わかりやすいように説明してあげましょう。

虹

用意するもの

・大きなサイズの鏡
・懐中電灯
・霧吹き
・丸い500mLペットボトル
・深さ5cm以上の水が入る容器
・A4サイズの白い画用紙を貼った厚紙
・何も記録されていないCD-R
・プリズム(教材店などで購入可能)

実験の注意点

太陽を直接見ないように気を付けましょう。外で実験を行う際には熱中症に気を付けてください。晴れた日に行う実験なので、実験日程は余裕を持ってスケジューリングしましょう。

実験のやり方

・晴れた日に太陽を背にして霧吹きを使うと虹が出来ることを確認する
・深さ5cmの水を入れた洗面器に鏡を入れ、太陽の光を当てると虹が出来ることを確認する
・CD-Rの裏面に懐中電灯の光を垂直に当てて虹が出来ることを確認する
・水を入れたペットボトルの横から直角に懐中電灯の光を当てて虹が出来ることを確認する
・プリズムに光を当てて虹が出来る場所を確認する

まとめ方のコツは?

霧吹きと懐中電灯など、太陽光ではないものでも虹が出来るかどうか確認しましょう。手に入るのであれば、LEDライトを使って虹が出来るか試してみるのもおすすめです。

【3年生・4年生】夏休みの自由研究!【色が変わる飲み物を作ろう】

手品のような実験も子供の興味を惹くことができます。色が変わる飲み物を作ってみましょう。

ハーブティー

用意するもの

・ハーブティー
・酢
・重曹

実験の注意点

ハーブティーを作る際に火傷をしないようにしましょう。倒れにくいコップを使うように気を付けてください。

実験のやり方

1. ハーブティーを作り、3つの透明なコップに分ける
2. 1つはそのまま、2つ目は酢を入れ、3つ目は重曹を入れる
3. 色がどのように変化したかを観察して記録する

まとめ方のコツは?

元の色の比較を、写真などでわかりやすくまとめましょう。ハーブティーではなくてもブドウの汁などで試してみるのもおすすめです。溶液や溶質を変えて比較してみましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【結晶を作ろう】

高学年向けの夏休みの自由研究は、それなりに本格的なものも増えてきます。5年生・6年生とはいえ自分たちだけではできないこともあるので必要に応じて手を貸してあげましょう。まずは結晶を作る自由研究です。

砂糖

用意するもの

・グラニュー糖
・水
・計量カップ
・片手鍋
・耐熱性のヘラ
・耐熱性のコップ
・洗濯バサミ
・ラップ
・木製のスティック

実験の注意点

火を使う場合や溶液を扱う場合は火傷に気を付けましょう。木製のスティックは先がとがっていないものを用意しましょう。

実験のやり方

1. スティックの下半分を水で濡らし、グラニュー糖をまぶす
2. 鍋に水1カップを入れて火にかけ、沸騰後にグラニュー糖を3カップ加える
3. 焦げないように注意しながらかき混ぜて完全に溶かす
4. 「3.」をコップに入れてスティックがコップの底に付かないように洗濯バサミで固定する
5. 埃が入らないようにラップをかぶせ、邪魔にならない場所で2週間程度放置する

まとめ方のコツは?

作った結晶の形を観察してスケッチしましょう。3年生・4年生向けの「しょうゆから取り出した塩」と並行して行っても面白い実験です。粒の様子を比べてみましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【アルファ化米を作ってみよう】

高学年らしい難しい自由研究です。食育にも役立ちますので、食が細い子供にもおすすめですよ。

米

アルファ化米って?

水やお湯をかけることで可食状態になるお米のことをアルファ化米と言います。炊飯によってアルファ化させた米を劣化前に状態固定したものを言います。現代版の非常食として、近年では注目を集めています。

用意するもの

・ご飯1杯
・耐熱皿
・はかり
・はし
・ザル
・ミトン
・電子レンジ

実験の注意点

電子レンジで加熱後は熱くなるので取り出す際は気を付けましょう。清潔な状態で実験を行いましょう。

実験のやり方

1. ご飯を固めに炊き、1杯分取り分けて重さをはかる
2. 耐熱皿の上にご飯を薄く広げる
3. 電子レンジで加熱する(5分×3回)
4. 「3.」は1回ごとに箸でほぐして、均一に加熱できるようにする
5. ご飯に透明感が出るまで1~3分加熱を繰り返す
6. ザルに広げて箸で広げながら熱をとる
7. 重さをはかって失われた水分量を記録する
8. 食べる際にはアルファ化米の重さの1.5倍の水を加えて加熱する

まとめ方のコツは?

加熱が均一でない場合にどのような結果になるのか、失敗例も記録しておきましょう。また、食べる際に加える水分量による食感の違いなども比較してみましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【音と振動の関係】

5年生・6年生という高学年になってくると、音は振動の波であることを知っている子もいます。どのような振動がどのような音になるのか確認してみましょう。

ギター

用意するもの

・太さの違う輪ゴム
・箱
・厚めのプラスチック製定規
・ハサミ
・割りばし
・透明なプラスチック製コップ
・ペットボトル

実験の注意点

力強く音を出すと壊れてしまう可能性があるので力加減をしましょう。小さな弟や妹がいる場合は、ハサミなどを手の届かない場所にしまいましょう。音が出る実験なので夜間はやめましょう。

実験のやり方

1. 机の端に定規を置き、端を指ではじいて振動させ音を観測する
2. ペットボトルの胴体の部分を切り、キャップのギザギザにこすり合わせる
3. 箱に輪ゴムをかけて指ではじく
4. 口の前にプラスチック製のコップを持ってきて声を出す

まとめ方のコツは?

ペットボトルの実験の場合は、持つ位置を変えて音の変化を確かめましょう。輪ゴムも太さによって音の大きさや高さが変わることに着目していきましょう。声の振動を観測する実験では高い声と低い声で振動の様子に違いがあることを確かめましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【シュガーボルケーノを噴火させてみよう】

中学生の理科の実験でカルメ焼きを作る学校もありますので、高学年のうちからチャレンジさせるのも良いでしょう。

噴火

用意するもの

・食品用重曹
・卵
・上白糖
・食用色素(赤)
・水
・計量カップ
・計量スプーン
・はかり
・温度計(200度まではかれるもの)
・割りばし
・片手鍋
・ボウル
・泡立て器
・ふきん
・アルミホイル
・ペットボトル
・耐熱手袋
・包丁とまな板

実験の注意点

用意するものが多いので、抜けがないようにしっかり確認しましょう。高学年になっても親のチェックは必要です。沸騰させた砂糖溶液はかなり高温になるので大人も十分に注意しましょう。

実験のやり方

1. ペットボトルを使いながら、アルミホイルで円錐状の山の形を作る
2. アルミホイルは三重にして頑丈にする
3. アルミホイルを乾いたふきんの上に置く
4. 重曹6gと卵白小さじ半分を泡立て、シャーベット状になったら砂糖1gを加えてよく混ぜる
5. 小さい鍋に砂糖80g、水30mL、食用色素を入れて中火で均一に温める
6. 110度を超えたら弱火にする
7. 125度~130度になったところで火からおろし、「3.」の半分くらいまで注ぎ入れる
8. 大豆くらいの大きさの「4.」を入れて思い切りかき混ぜる
9. 耐熱手袋で押さえながらしっかりとかき混ぜる
10. クリーム状になってきたら割りばしを抜いて膨らむのを待つ→噴火のようになる
11. 1時間ほどで冷めるのでアルミホイルを取って断面を見てみる

まとめ方のコツは?

温度が高すぎても低すぎても上手くいかないので、失敗をした場合はその際の温度を正確に記録し失敗した状態を観察しましょう。どのように膨らまないのか知ることが重要です。また、高学年になると化学式に興味を持つ子もできますので、その際は重曹(炭酸水素ナトリウム)の加熱による変化を説明してあげましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【水のボールを作ろう】

持ち運びできる不思議な水のボールを作ってみましょう。

水

用意するもの

・水
・食品アルギン酸ナトリウム1g
・食用乳酸カルシウム5g
・おたま
・ボウル
・はかり
・計量カップ
・ハンドミキサー

実験の注意点

食品アルギン酸ナトリウムと食用乳酸カルシウムはインターネットなどで購入できますが、必ず食用のものであることを確認してから口に入れるようにしましょう。使用する道具も清潔に保ちましょう。

実験のやり方

1. ボウルに水1カップとアルギン酸ナトリウム1gを入れてハンドミキサーでとろみが出るまで混ぜる
2. 気泡がなくなるまで15分程度置く
3. 大きめのボウルに水4カップと乳酸カルシウム5gを入れて混ぜ合わせる
4. 「2.」をおたまですくって「3.」のボウルに沈めるように静かに入れる
5. 3分ほど沈めたらおたまですくい、別の水を入れた容器に入れて乳酸カルシウム水溶液を落とす

まとめ方のコツは?

完成したものを冷蔵庫の中で1日保存した場合の重さや膜の様子を観察してみましょう。逆の手順(乳酸カルシウム水溶液をアルギン酸ナトリウム水溶液)に入れた場合にどのようになるかを比較してみましょう。乳酸カルシウムの溶媒を水ではなくジュースにして完成するか確かめてみましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【どうしてスプーンは曲がるの?】

屈折率を利用した自由研究です。高学年になると凸レンズの焦点距離などの勉強を始める子もいますので、それと一緒に説明してあげると良いでしょう。高学年の夏休みには中学生が学ぶ理科の内容を実験で教えてあげると子供が勉強に興味を持ちやすくなります。

屈折

用意するもの

・周りが平面な薄い水槽
・画用紙
・濃い色の色画用紙
・分度器
・セロハンテープ
・白の絵具
・懐中電灯

実験の注意点

水や絵の具を零さないように注意しながら実験を行いましょう。懐中電灯の光を目に当てないように、小さな弟や妹がいる場合は特に注意しましょう。

実験のやり方

1. 色画用紙を懐中電灯に二周巻き付けられる大きさに切る
2. ライトの部分が隠れるように色画用紙を巻き、セロハンテープでしっかりと止める
3. 水槽の中に水を8割程度入れる
4. 光の様子が分かる程度に水の中に白い絵の具を溶かす
5. 水槽を画用紙で多い、懐中電灯の光を色々な角度から当てる

まとめ方のコツは?

スプーンが折れる様子を光で観察する実験なので、光と同じ角度からスプーンを入れると観察がしやすいです。水の中で光を曲げられるように調べてみるのも良いでしょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【卵のカラを溶かそう】

固いものを溶かす実験です。高学年なので、溶かすだけではなくなぜ溶けるのかの理由も調べてまとめていきましょう。

卵

用意するもの

・卵
・酢

実験の注意点

実験に使った卵は食べないように注意しましょう。また、数日間放置しておくので零さないような場所に置いておくようにしましょう。

実験のやり方

1. 器に酢をいっぱいに入れる
2. 中に卵を沈める
3. 器は蓋をせず紙などを乗せておくようにする
4. 毎日様子を観察する

まとめ方のコツは?

毎日様子を観察して、変化を調べていきましょう。卵の大きさや沈んでいる場所、殻の様子に注目するようにしましょう。冷蔵庫の中と窓際など、環境を変えて溶け方を比較してみるのもおすすめです。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【カラフルな水の層を作ろう】

食塩水の濃度による重さの違いに着目した自由研究です。濃度の違う食塩水をたくさん作ることでカラフルに仕上げることができます。高学年なので、塩の量だけで濃さを決めるのではなく計算して濃度を決めるようにしましょう。

カラフル

用意するもの

・水
・食塩
・コップ
・割りばし
・はかり
・スポイト
・絵具
・計量カップ

実験の注意点

広くて平らな場所で実験を行うようにしましょう。たくさんの食塩水を作るので、濃度が分からなくならないようにしっかりとラベルなどで区別を付けるようにしましょう。

実験のやり方

1. 透明なコップに様々な濃度の食塩水を作る
2. 濃度順に並べて絵具で色を付ける
3. 濃度の濃い順に空のコップに入れていく
4. 2番目以降の食塩水はスポイトを使って静かに入れるようにする

まとめ方のコツは?

食塩だけではなく砂糖を使って同様の実験をして結果を確かめてみましょう。計算上の食塩水の濃度が、作る際の食塩の量の間違いなどにより成立しない場合もあります。すぐにやり直さず、理論と実験に差異が出る場合があることを認識する機会として役立てましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【魚の耳石を調べよう】

高学年になると理科の授業で人体の仕組みを学びます。「耳石」が魚にもあることを自由研究で実感しましょう。

魚

用意するもの

・魚の頭の部分
・鍋
・トレイ
・割りばし
・キッチンペーパー
・竹串

実験の注意点

魚の骨や竹串でケガをしないように気を付けましょう。解剖時には魚を冷ましてから行うようにしましょう。解剖のためだけではなく実際に魚の料理を作って食べましょう。

実験のやり方

・鍋にお湯を沸かして魚の頭が柔らかくなるまで煮る
・トレイにキッチンペーパーをしき、割りばしを使って魚の頭を置く
・冷めたら割りばしや竹串で魚の頭をほぐす

まとめ方のコツは?

耳石は小さいので見逃さないようにしましょう。写真を撮る際には定規と一緒に撮ることで大きさがわかりやすくなります。また、耳石から魚の年齢を推測することができますので、計算してみましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【かざり炭を作ろう】

キャンプやバーベキューによって炭を身近に感じる体験をした場合におすすめの自由研究です。

炭

用意するもの

・松ぼっくり
・カセットコンロ
・金づち
・印字されていない空き缶
・アルミホイル
・餅焼き網
・針金

実験の注意点

熱くなるので火傷に十分に注意しましょう。煙と臭いが出ますので、換気扇だけではなく窓を開けて換気することをおすすめします。住宅地で行う場合は、近所の人に先に挨拶をしておくと良いでしょう。

実験のやり方

1. 空き缶の上部分を取り除きパッケージを外す
2. ギザギザの部分は金づちを使って平らにする
3. 空き缶に松ぼっくりを入れる
4. アルミホイルをかぶせて針金で固定し、1ヵ所穴を開ける
5. コンロに餅焼き網を乗せ、その上に缶を乗せて火を付ける
6. 煙の色が白~黄色っぽい透明になるまで火にかける
7. 煙の色が「6.」の状態になったら火を止めて温度が下がるまで待つ
8. 中から松ぼっくりを取り出す

まとめ方のコツは?

松ぼっくりだけではなく鶴を折ったり色々な形のかざり炭を作ってみましょう。高学年なので、炭を作って終わりではなく、なぜ炭化するのか考察するようにしましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【しゃぼん玉はどうして丸いの?】

小学生になる前から馴染み深いしゃぼん玉ですが、丸い形に疑問を抱く目を持つことが大切です。高学年向けの自由研究ですが、子供の成長によっては3年生・4年生でも行うことができます。

シャボン玉

用意するもの

・コップ
・ストロー
・プラスチックの下敷き
・水風船
・ロウソク
・つまようじ
・大きさの違う皿2枚
・ふきん
・中性洗剤

実験の注意点

洗剤が目や口に入らないように注意して行いましょう。水風船を使う場合はお風呂場などの濡れても良い場所で行ってください。

実験のやり方

【表面張力を知る】
1. コップに限界まで水を入れた後、ストローなどを使い水が盛り上がるまで入れていく
2. コップの水をつまようじで刺す
3. つまようじの先に中性洗剤をたっぷり付けて刺した後の様子を観察する

【表面張力の観察】
1. プラスチックの下敷きにロウを塗る
2. ストローを使ってロウの部分に水を垂らす
3. 水滴に綺麗なつまようじを刺す
4. つまようじの先に中性洗剤をたっぷり付けて刺した後の様子を観察する

【水風船を使った実験】
1. 水を入れた水風船を作る
2. 水風船に綺麗なつまようじを刺す
3. つまようじの先に中性洗剤をたっぷり付けて刺した場合の様子を観察する

まとめ方のコツは?

実験結果だけではなく、表面張力に関する説明も実験レポートに盛り込むようにしましょう。3年生・4年生ではなく高学年が行う場合は、中性洗剤をたっぷり付けたつまようじはなぜ表面張力を壊すのか考察してみましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【偏光板で見てみよう】

3Dのゲームなどが好きな子供におすすめの自由研究です。

3D

用意するもの

・偏光板
・透明な定規
・セロハンテープ
・白い紙

実験の注意点

太陽やLEDなどの強い光は見ないようにしましょう。目を痛める恐れがあります。偏光板に物を挟むので、落とさないように注意しましょう。偏光板はネット通販や量販店などで購入しましょう。

実験のやり方

1. 偏光板を2枚用意して、偏光している向きを確認する
2. 明るい窓にコピー用紙をセロハンテープで貼り、その上に偏光板を1枚貼る
3. もう1枚の偏光板を重ねて偏光する角度を変えて観察してみる
4. 直交になるように重ねた偏光板の間に色々なものを挟んで様子を観察する

まとめ方のコツは?

偏光している向きが平行の場合と直交の場合で色の違いがどうなるのかを確認しましょう。間に挟むものの厚さを変えて様子を観察しましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【煮干しを解剖してみよう】

高学年になると理科の授業でフナやカエルを解剖する学校もありますが、最近では解剖実習は減ってきています。家庭で解剖の練習をしてみましょう。

魚

用意するもの

・8cm以上の大きめの煮干し
・ボウル
・つまようじ
・木工用ボンド
・新聞紙

実験の注意点

解剖は白い紙の上で行うと見やすく、やりやすいです。細かい部分はつまようじを使って行いましょう。失敗する場合もあるので、煮干しは多めに用意しておきましょう。標本はカビやすいので、しっかり乾燥させてからパウチなどで保存しましょう。

実験のやり方

1. 煮干しを一晩水にひたす
2. 新聞紙などの上で半乾きの状態にする
3. 外観を観察する
4. 正中に爪を立てて背開きにする
5. 全体像を観察する
6. 部位ごとにつまようじを使って外していく
7. 木工用ボンドで各部位を紙に貼って標本を作成する

まとめ方のコツは?

外観や全体像、各部位は写真撮影とスケッチをするようにしましょう。写真に撮る際は定規と一緒に取ることで大きさがわかりやすくなります。部位ごとに気付いた点や、それぞれの臓器の役割を調べて実験レポートにまとめましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【ペットボトルに雲を作ろう】

火を使いますが、高学年だけに限らず3年生・4年生でも十分に出来る自由研究です。気象情報などに興味を持っているようでしたらチャレンジしてみましょう。

大空

用意するもの

・線香
・マッチ
・湯
・ペットボトル

実験の注意点

火の取り扱いには注意しましょう。火傷の恐れがあります。熱湯を使うとペットボトルが変形する恐れがあるため、60度程度の湯を用意しましょう。

実験のやり方

1. ペットボトルに1cm程度水を入れる
2. 線香の煙を5秒くらい入れてしっかりと蓋をする
3. ペットボトルを力いっぱい潰すと中が透明になる
4. 両手の力を抜いてペットボトルが元の形に戻ると雲が発生する

まとめ方のコツは?

ペットボトルを潰す力を変えると雲の様子が変わるか観察しましょう。ペットボトルに雲を作った後でそのままにしておくと、どのような変化をするか確認しましょう。高学年が行う場合は、気圧についても調べてみましょう。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【じゃがいもと大根で水あめを作ろう】

日本の昔ながらのお菓子である水あめを自宅で作ってみましょう。

じゃがいも

用意するもの

・じゃがいも
・大根
・おろし金
・鍋
・木べら
・茶こし
・ガラス容器
・ガーゼ
・水

実験の注意点

じゃがいもは皮をむいてから使いましょう。その際にケガをしないように注意が必要です。食べる際には緑色に変色したじゃがいもは使わないように注意しましょう。

実験のやり方

1. じゃがいもをおろし金ですりおろす
2. 「1.」をガーゼに包み、水を張った容器にさらしたりふったりして、デンプンを落とす
3. 茶色い上澄み液を捨てて新しい水を入れる
4. 「2.」と「3.」を3回ほど繰り返して最後に1時間ほど放置する
5. 底にたまったデンプンを取り出す
6. 大根をすりおろしてガーゼなどで絞り、絞り汁を回収する
7. 「5.」を鍋に入れて加熱する
8. 全体にムラなく糊状になったら火から下ろす
9. 粗熱が取れたら大根の絞り汁を加えて混ぜる
10. サラサラになったら8時間ほど放置する
11. 別の鍋に茶こしを通して移す
12. 加熱して水分を飛ばす。水分が少なくなってきたら焦げないように混ぜながら加熱する
13. 灰汁が出たら丁寧に取り除いていく
14. あめ色になってきたら木べらで混ぜる
15. 木べらで持ち上げられる程度になったら火を止めて完成

まとめ方のコツは?

デンプンと大根の絞り汁がなぜサラサラになるのか考えてみましょう。また、砂糖など味付けの材料を加えた場合でも同様に完成させることができるのか試してみるのもおすすめです。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【ゴムエンジンを作ろう】

輪ゴムを使って簡単にエンジンを作ってみましょう。

輪ゴム

用意するもの

・輪ゴム4本
・針
・セロハンテープ
・紙粘土
・フォーク2本
・フォークを2本刺せる土台
・粘土
・木工用ボンド
・ハロゲンランプ

実験の注意点

ハロゲンランプは熱くなるので火傷に注意しましょう。針やフォークの先端でケガをしないように注意してっ実験しましょう。

実験のやり方

1. セロハンテープに同じ間隔で輪ゴムを4本かける
2. 輪ゴムの中心に針を通して木工用ボンドで固定する
3. 紙粘土を使って、土台にフォークを立て、フォークの間に「2.」を乗せる
4. ハロゲンランプの光をセロハンテープの芯の半分に当てるとゆっくりと回りだす

まとめ方のコツは?

セロハンテープにかける輪ゴムの本数や太さを変えた場合の変化を比べてみましょう。ハロゲンランプの光を当てる場所を変えた場合にどのような動作をするのか予想し、実践してみるのもおすすめです。

【5年生・6年生】夏休みの自由研究!【燃料電池を作ろう】

高学年になると授業で電池の回路に関する勉強を行います。実際に家で燃料電池を作って試してみましょう。

電池

用意するもの

・紫キャベツ
・プラスチック容器
・鉛筆2本
・LED(2V)
・単1乾電池2本
・リード線3本(可能であれば色違い)
・ビニールテープ
・ポリ袋
・ハサミ
・カッター
・食塩

実験の注意点

鉛筆の電極から塩素と水素が発生するため風通しの良い場所で行いましょう。実験に使った紫キャベツの芯は飲んではいけません。カッターやハサミでケガをしないように注意しましょう。子供だけで実験させてはいけません。

実験のやり方

1. 細かくちぎった紫キャベツと水、多めの食塩をポリ袋に入れて揉み、汁を容器に入れる
2. カッターで鉛筆の芯を出す。一方は長く、もう一方は短めにする
3. 2本とも芯を出したら、短い方の芯にリード線をビニールテープで繋いでおく
4. リード線で電池を直接に繋ぐ
5. 紫キャベツの汁に長く出た方の芯を入れると気体が発生する
6. 気体が発生したことを確認したらリード線を電池から外しLEDを繋ぐ
7. 2本の鉛筆をビニールテープで束ねる
8. 紫キャベツの汁にエンピツを付けるとLEDが点灯する

まとめ方のコツは?

電池を繋ぐ時間とLEDの点灯時間に相関があるか考えてみましょう。鉛筆の芯の距離を離すと光り方が変化するかどうか、距離を記録しながら比較していきましょう。気体は電気分解によって発生しているので、子供が興味を持ったら化学式を用いてわかりやすく教えてあげましょう。

夏休みの自由研究で好奇心を育もう!

夏休みの自由研究は好奇心を育む絶好の機会です。テーマを考えるのは難しいですが、子供の興味や技量に合わせて、最適な研究テーマを選びましょう。

実験

低学年の頃は簡単な工作でも良いですが、高学年になると周りの提出レベルも上がってきます。理科の実験のように研究を行い、レポートにまとめていく練習をしましょう。

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Original
この記事のライター
ニャフック
吾輩は猫である。名前はニャフック。

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