赤ちゃんのお座りはいつから?早い子・遅い子の特徴や練習方法も解説!
赤ちゃんが生後半年を過ぎると首も座ってきていつからお座りができるようになるのか気になる人も多いのではないでしょうか。この記事では、お座りの早い子・遅い子の特徴を詳しく解説した後、簡単な練習方法なども紹介していきます。是非参考にしてくださいね。
目次
赤ちゃんのお座りは遅くても大丈夫なの?
赤ちゃんの時期は寝たきりから寝返りができるようになったり、ズリバイからハイハイがでるようになったりと目に見えて成長がわかるのでとても頼もしいですよね。「明日になったらこれができてるかな」「来月になればこれができてるかな」と子供の成長を心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、赤ちゃんの成長スピードは人それぞれ違います。親でも驚くほど早いスピードの子もいれば、心配になってしまうほど遅い子もいますよね。筆者の子供も後者のタイプでした。今はSNSなど赤ちゃんを載せている人もいるので、自分の子供と比べてあまりにも成長が早いと「うちの子大丈夫なのかな?」など不安に思ってしまう機会も多いです。そこから更にネットで赤ちゃんの成長について調べまくり気付けば朝!なんてことも…。
しかし、そんな心配は今だけです!筆者の子供も寝返りやお座り、ハイハイから歩くようになるまで全て平均の時期より遥かに遅くコンプリートしています。特にお座りが安定したのはかなり遅く、「腰に障害でもあるんじゃ…」と心配になるほどでした。集団検診で「ちょっと遅いね」と言われグサリときたことも…。しかし、そんな我が子でも2歳になった今は家中を走り回っています。
チョコンとお座りしている姿はとても可愛いので「早く見たい」という気持ちもありますよね。ですが、なかなかお座りをしてくれなかったりお座りが安定しないと少し不安になってしまいます。「早く見たい」という期待も重なって余計に焦りを感じてしまうようです。しかし、赤ちゃんの成長は人それぞれ。赤ちゃんによって驚くほど違います。今回は赤ちゃんのお座りができた時期の体験談も紹介していくので、是非参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんがお座りできる時期はいつから?
赤ちゃんが1人でお座りができる平均的な時期は生後8か月頃からと言われています。しかし、中には生後5か月頃からお座りのできる赤ちゃんもいたり、1歳頃にやっと安定する赤ちゃんもいます。基本的にこの違いはそれぞれの個性であって、身体や筋肉に異常があるからというわけではありません。
筆者も生後半年の集団検診に行った時に既に歩いてる子がいて衝撃だったのを覚えています。「うちの子最近首が座ったんだけど…」となんともいえない虚しさを感じました。しかし、育児が参考書通りにいかないように、赤ちゃんの成長も参考書に載ってる通りに成長するわけではありません。
平均の時期にお座りできなかったとしても、いずれできます。むしろお座りが遅い方がその分長く赤ちゃんの時期を楽しめるのでお得感が増す気もします。しかし、周囲が次々とお座りできるようになると焦りを感じてしまうのも実際のところです。
お座りが遅いからと言って何か障害があるというわけではありませんが、赤ちゃん元々の性格や体格が多少影響しているともいわれています。では、お座りの早い赤ちゃんと遅い赤ちゃんは何が違うのか見ていきましょう。
お座りの早い赤ちゃんの特徴とは?
お座りが早くできるということは、首や腰の筋肉がつきやすい環境であったことが考えられます。つまり、それだけ赤ちゃん自身が活発ということですね。ずっと寝ているばかりだったのに突然お座りができるようになるということはありません。首や腰の筋肉がしっかりとつくほど日々筋肉を動かす機会が多かったということです。
ですが、ただそれだけでお座りが早くなるというわけでもありません。毎日寝返りをして家中コロコロと移動していた赤ちゃんでもお座りが遅い場合もあります。やはりお座りが早いのには元々も体格や性格も影響しているようです。
体格
赤ちゃんは産まれた時から既に体格で差がありますよね。新生児の時期を過ぎると、更に体格の違いが出てきます。お座りの早い赤ちゃんは全体的にスリムな体格の子が多いようです。赤ちゃんと言えばムチムチボディをイメージしがちですが、産まれた時からスリムでシュッとした体格の子もいます。
筆者が生後半年の集団検診の時に目撃した歩いている子も、まるでモデルのようなスタイルをしていました。顔が小さく全体的にスリムで身動きがとりやすいので、首や腰などにも筋肉がつきやすいのかもしれませんね。
性格
成長スピードに一番影響しているのは性格とも言われています。特にお座りは一人で支えなしで座ることなので、赤ちゃん自体もとても勇気がいることですよね。お座りの早い赤ちゃんは好奇心旺盛でひょうきんな性格をしている赤ちゃんが多いようです。
赤ちゃんは基本的に皆好奇心旺盛ですが、その中でもやはり個体差が出てきます。とにかく何にでも興味のある赤ちゃんであれば、寝返りができるようになれば寝返りをしながら自分の気になる所まで転がっていくこともあります。そうすることで首や腰に筋肉が自然と付きやすくなります。
お座りも初めは前かがみになってしまったり後ろに倒れてしまったりして上手くできないことも多いです。しかし、好奇心旺盛の赤ちゃんは今まで寝ながら見ていた景色とお座りして見える景色の違いに興味を持ち、自分で何度もお座りしようと練習していることもあるようです。そうした好奇心旺盛の性格がお座りの早さにも影響しているかもしれません。
お座りの遅い赤ちゃんの特徴とは?
お座りが遅いと「何か障害があるんじゃ…」と不安に思ってしまうこともありますよね。筆者の子供もようやくお座りが安定したのはなんと1歳前です!同じような月齢の子はほとんどの子が歩いていましたが、我が家は「お座りかわいい~!」なんて呑気なことを言っていました。
もちろん不安に思って朝から晩まで検索魔になっていることもたくさんありましたが、成長した今になってみるとやはり赤ちゃんの成長スピードはそれぞれ違い、それは赤ちゃんそれぞれの個性だと思います。赤ちゃんがなかなかお座りができないからと言って必ずしも障害があるというわけではないので、安心して成長を見守ってあげましょう。
体格
お座りの遅い赤ちゃんは、頭が大きく全体的にぽっちゃりとしている体型の子が多いようです。頭が重いとバランスをとるのが難しいですよね。頭を支えるために首や腰の筋肉がつくまでに時間がかかってしまうので、お座りができる時期が遅くなってしまうのかもしれません。
「それってミルクのあげすぎ?」「離乳食食べさせ過ぎてるのかな?」と思う人もいるかもしれませんが、それは関係ありません。元々の生まれつきの骨格などが影響しているので、お座りが遅いからと言ってミルクや離乳食を減らしたりするのはやめましょう。
実際筆者の子供もミルクもなかなか飲まず、離乳食もほとんど食べないというかなりの少食でしたが、小柄でありながらも体型だけはぽっちゃりとしていました。やはり体の割に頭が大きいので、バランスが上手に取れるまで時間がかかったのかもしれません。
また、産まれてからずっとビッグベビーという体型の赤ちゃんもいますよね。やはりその場合も身体が重いので筋肉を鍛えるまでに時間がかかってしまうようです。体格の違いも赤ちゃんの個性です。参考書などに載っているのはあくまでも平均値なので、あまり気にしすぎないようにしましょう。
性格
怖がりで慎重派の赤ちゃんはお座りするのが遅いと言われています。お座りは一人でバランスを取らなければなりません。「倒れるのが怖い」と思っていると、お座りをすることに慎重になります。慎重派の赤ちゃんはお座りだけでなく歩き出すのも遅いと言われていますが、その分怪我をしにくいという特徴もあります。
好奇心旺盛で活発な赤ちゃんだと段差でも気にせずに突き進んでいってコケてしまうことも多いです。一方、慎重派の赤ちゃんは段差1つにも怯えるのであまり怪我をする機会がないようです。ただ、親としては早くお座りする姿なども見たいですよね。ですが慎重派の赤ちゃんは何をするのもとにかく慎重!なので「ちゃんと近くで見ているよ」と赤ちゃんを安心させて警戒心をほぐしてあげることがお座りへの近道かもしれません。
お座りの練習はいつから?おすすめの練習方法も解説!
一人でお座りができるようになるためには、腰がしっかりと座らなければなりません。腰がしっかりと座るためには、赤ちゃんが日常で寝返りをしたり足をバタバタさせたりして筋肉を鍛えていく必要があります。
無理にお座りの練習をさせるのは良くありませんが、赤ちゃんがお座りできるように導いてあげるのは親子のコミュニケーションにもなっておすすめです。赤ちゃんが「楽しい」と思えることが大事なので、決して無理な体制を長時間取らせたり、赤ちゃんが嫌がっているのに無理にお座りさせたりしないようにしましょう。
おすすめの練習方法
赤ちゃんがお座りできるように導くためには、まず赤ちゃんにお座りに対して興味を持ってもらわなければなりません。今はバンボなどまだ腰が安定していない赤ちゃんでも座ることのできる椅子などが売っていますよね。まずはバンボのような椅子に座らせて赤ちゃんの視野を広げてあげるのも良いでしょう。
しかし、まだ腰がしっかりと座っていない赤ちゃんが長時間バンボなどに座ると身体を痛めてしまいます。短時間で赤ちゃんが「楽しい」と思える程度の使用にしましょう。
赤ちゃんが上手にお座りするためには筋肉が発達しなくてはなりません。だからといってむやみに赤ちゃんを動かせたりするのはNG。日常で無理のない範囲で筋肉を鍛えてあげることが大切です。筋肉を鍛えると聞くと「部屋中を動き回れるようにしたら良いのかな」などと考えがちですが、実は一番効果的なのは笑わせてあげることです。
笑うためには腹筋や背筋など意外と全身の筋肉を使うんです。また、笑うことは親子のコミュニケーションにもなります。なので、今までよりも更にたくさん赤ちゃんを笑わせてみましょう。笑うことで筋肉が鍛えられ、更には色んなことに好奇心を持ちお座りをするきっかけになるかもしれません。
お座りできた後も要注意!
赤ちゃんが1人でお座りできるようになったら、今度は後ろに転倒することが多くなるので注意が必要です。特にお座りができるようになってまだ間もない頃は、バランス感覚が十分ではありません。転倒しても大丈夫なようにクッションを敷くなど対策をしておきましょう。
最近は、リュックタイプの転倒防止クッションなども売っているので便利ですよ。ただ、赤ちゃんによってはリュックを嫌がる場合もあるので、転倒しても大丈夫なようにクッションを敷いて傍で見守ってあげるのが一番良いかもしれませんね。
お座りができるようになったらハイハイしたり歩いたりするようになるので、ますます転倒の機会が増えてきます。まだお座りをしていないうちにフローリングにクッションマットを敷き詰めるなど、転倒対策をしておくのが良いでしょう。
焦らなくても大丈夫!気長に成長を見届けよう!
成長スピードは赤ちゃんによって違うとわかっていても、同じ月齢の赤ちゃんたちが次々とお座りをできるようになっているのを見ると、焦りを感じてしまいますよね。ですが、赤ちゃんの時期は本当に瞬く間に過ぎ去ってしまいます。「このままでいいよ」と思っていても、どんどん成長していってしまうんです。
教えなくても勝手にお座りできるようになり、自然と歩くようになります。子供は3歳までに一生分の親孝行をすると言われていますよね。まさにその通りです。いくつになっても我が子は可愛いものですが、赤ちゃんの頃の可愛さは別格です!この可愛い赤ちゃんの時期の成長を焦らずにじっくりと見届けて育児を楽しみましょう!