官僚になるには?仕事内容・必要な資格・学歴・給料も解説!
将来官僚になるにはどんな大学を出て必要な勉強がどんなものなのか知りたい方へおすすめの大学や学部、必要な資格や学歴などを紹介します。官僚になるには政治や経済を学ぶ必要があり、学科についても解説しますのでご覧ください。気になる仕事内容や給料なども紹介します。
目次
官僚になるにはどうすればいい?
将来官僚になりたいと夢見る方に、官僚とはどんな仕事内容でどれくらいの給料がもらえるのかなどを紹介します。また官僚になるにはたくさんの知識が必要で特に政治や経済について勉強しなければいけないイメージが強いですよね。おすすめの大学や学部、学科なども解説します。資格が必要なのか、今からしなければいけない勉強はなんなのかなど気になる疑問にお答えする情報を紹介するのでご覧ください。
そもそも「官僚」とは?
官僚とは中央省庁で働く国家公務員のことです。国家公務員の中でも上級や中級の仕事をする人たちであり、公務員でも重要な案件をこなす役職になります。国を支え国を導くために政治や経済について考え、具体的にまとめる仕事をしています。そのため官僚になるにはたくさん勉強をして採用試験に合格する必要があるのです。国家に尽くすための公務員なので将来も安泰ですし、老後も保障されるなど官僚になれば一生保証されます。
また官僚は高級官僚やキャリア官僚などエリートな人物が多く所属しており、学歴も高く国の政治や経済の中心に立ち働いている人たちが集まっています。
官僚の仕事内容5選!
官僚になるにはどうしたらいいかを解説する前に、官僚の仕事内容について紹介します。具体的に解説しますので官僚を目指す方や興味のある方は参考にしてみてください。
①法案の作成
法案とは法律の元になる案のことになります。官僚の仕事として各局の総務課長や審議官などが中心になって法律について審議を行い、今の時代に沿った改定案などを考察し作成するのです。内閣総理大臣を中心に作成し、世界と日本の関わりも含めて日本国家への影響などを含めて考慮して作成します。そのため官僚になるには法律について詳しく理解していなければいけません。
②予算案の作成
予算案とは内閣で立てた基本方針を元に財務省が予算の案を作成したものになります。この予算とは官僚が所属する各省庁についてのものになり、この予算案が国会で通れば各省庁への予算が決定します。日本の経済状況を配慮しながら予算は決まるので、経済などの勉強は必須になります。
③国家公務員の人事
各省庁の事務次官や官房長、課長など全ての人事を国家公務員である官僚が行います。毎年配属先は変わるのでそのたびに人事を考え必要なところに人を配置するようになるのです。また退職した後の仕事についても確保しなければならないのでその調節や、事務手続きなども行います。そのため官僚になるには天下り先などの手配ができるような情報力も必要になるのです。
④指揮や監督
重要な仕事内容などについての指揮や監督などを行います。大規模なものや国に関わる大きな事案などについて行うことが多く、小さな案件については地方の担当が担うようになるのです。中央官庁は大きな案件を管轄しますが各省庁や各局へ担当を分配し指揮するなどの仕事もあります。そのため官僚になるには勉強だけでなく人に配慮し仕事を分ける能力も必要になります。
⑤政策の企画
政策について企画や施策を行うことも官僚の仕事内容になります。この仕事は今までの仕事の総まとめのような内容で、法案を制定したり予算を確保するための財源を見直したりするなどです。政策を実施するために必要な企画をまとめ、準備ができたら各省庁に仕事を分配し調整するなどになります。
官僚になるのに必要な資格は?
官僚になるには特別な資格を取得する必要はありませんが、官僚になるには国家公務員採用総合職試験に合格する必要があります。この試験に合格することで官僚になるための第1歩が開けます。とても難易度が高い試験になるので勉強をしなければ簡単に受かることができません。
官僚になるには試験に合格後各省庁で面接を受け、さらにそこで合格しなければいけません。また英検・TOEIC・簿記など目指す分野に関する資格などを取得しておくとより有利になるのでおすすめです。
官僚になるには学歴は必要?
官僚になるにはとにかく政治や経済の勉強が必要ですが、学歴は特別なものが必要なのか気になりますよね。官僚になるために有利な学歴やおすすめの学部などを紹介しますので参考にしてください。
①官僚になるのに有利な大学は?
官僚になるには絶対にこの学歴が必要ということはありませんが、いわゆる難関大学やSランク大学の学歴は有利になると言われています。例えば東京大学や早稲田大学・慶應義塾大学・京都大学などの有名大学などです。また官僚になるにはSランク大学以外の学歴でももちろん可能ですが、不利になってしまう可能性は高くなります。やはりレベルが上の大学を出ておいた方がスムーズに入庁することができるでしょう。
②官僚になるには大学の学部はどこがいい?
大学はSランク大学がおすすめですが、学部も有利になる学部と不利になる学部があります。官僚になるには政治や経済についての勉強が必須になり、過去の合格者の中で最も多い学部は法学部です。法律や政治について詳しいと有利に働きます。また官僚になるには経済学部などの学部や他の学部などでも問題ありません。必ずしも法学部以外が不利になるわけではありませんので、目指す仕事内容によっては学部を変えてもいいでしょう。自分の目指す仕事内容をしっかりと考慮し官僚になるにはどの学部が有利かしっかり確認して計画的に受験しましょう。
気になる官僚の給料は?
気になる官僚の給料について解説します。官僚の給料は人事院が決めており、基本は勤続年数・職務成果や経験などに基づいて決まっていきます。またノンキャリアかキャリア官僚かによっても大きく差が現れます。ノンキャリアの官僚の給料はおよそ月40万円ほどになり、年収はボーナスなども含まれて500万円~600万円ほどになります。初任給は350万円ほどなので、少しずつ経験を積んでこれくらいの給料になるのです。
キャリア官僚になるとその給料の額は跳ね上がります。月々の給料は約58万円ほどで、年収になると1,000万円を超えます。さらに上位の階級の官僚になると1,400万円を超えると言われており、かなりの給料になるのです。
官僚になるには日頃から何をすればいい?3つ紹介!
官僚になるには日頃からどんな勉強をすればいいのか3つ解説します。コツコツと日頃から行うことで官僚になるために必要な政治や経済に関する知識が身につくので参考にしてみてくださいね。
①ニュースを見る
日々のニュースには政治や経済だけでなく世界の情勢についても知ることができる情報が満載です。官僚になるには世界に目を向け、日本の位置を知り多くの知識を習得することが必要になります。ニュースを見ることでそういった情報も得ることができますし、情報収集するクセもつきますので官僚になるのに有利に働きます。新聞やインターネットなどでも最新の情報を集めることができるので、あらゆる情報網を使って日々の出来事を習得しましょう。官僚になるにはたくさんの情報を求める探究力も大切です。
②たくさんの本を読む
官僚になるにはたくさんの知識が必要です。本には様々な知識が詰め込まれており、多くの情報を得ることができるでしょう。本を毎日1冊必ず読むことで活字に慣れることができ語彙力も増します。そうすると法案や予算案、企画立案などにも役立つので活字に慣れるようにしましょう。
③個性を磨く
勉強も大切ですが個性を磨くことも大切です。個性とは趣味や特技でもいいですし、勉強の中で誰よりも秀でているものを1つ身につけることでもいいです。官僚になるには勉強も高いレベルが求められますが、それは普通よりもできるだけでなくかなりできるという高さのものが必要なのです。そのため個性を磨き得意なことを伸ばしましょう。また仕事によっては勉強以外の能力も求められるので、さらにレベルの高い官僚になるには多くの個性を伸ばことをおすすめします。
女性官僚も年々増えている!
男性だけでなく女性の官僚も年々増えています。2019年現在では全体の31.5%程が女性というかなり高い割合です。今後も増えていく見込みがあり、女性も社会に進出している様子が窺われます。女性が官僚になるには男性と同じ条件が必要です。官僚を女性が目指す場合も勉強を頑張り、政治や経済に強くなりましょう。
【番外編】高級官僚とは?
官僚の中でも高級官僚と呼ばれる人たちもいます。いわゆるキャリア官僚ですが、この人たちは国家公務員採用総合職試験を受けたときに幹部候補生として選ばれているのです。政治の重要案件に関わり常に激務と隣り合わせの仕事をするようになるのです。しかしキャリア官僚であれば給料も高くなりやりがいもあります。キャリア官僚になるには東京大学などの学歴や事前準備が大切になるのでしっかりと勉強をしましょう。
官僚の仕事内容を知って、実際に目指してみよう!
仕事内容や給料など官僚について知ったら実際に目指してみましょう。官僚になるにはとことん勉強しなければいけませんし、高い処理能力や情報収集力が必要になります。早くから鍛えて自分の能力を伸ばしましょう。一発で合格するのは困難かもしれませんが、乗り越えれば安定した人生が待っているので頑張ってくださいね。