子供に暴力をふるうのは悪影響しかない!原因と止める方法とは?
子供に暴力をふるうことで、子供は何かしら悪影響を受けます。他人に暴力をふるったり実際に怒らないといけない場面では、暴力以外に方法がないのかもしれません。子供に暴力をふるう以外の方法で教育をする方法や自分自身を落ち着かせるマインドセットをご紹介していきます。
目次
子供に暴力をふるうのはしつけ?虐待?
ついカッとなってしまい、大切な子供に暴力をふるってしまうことはしつけの一環なのでしょうか。それとも最近問題となっている、親からの虐待に分類されてしまうのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
子供に暴力をふるう親の心理や原因とは?
自分の子供が大好きで毎日愛おしいと思っているのに、なぜ暴力をふるうのでしょうか。子育てが大変なのも、子供を産む決断をする前からわかっていたはずです。親が子供に暴力をふるう現実は、こんな心理状態が原因で起きています。
子供が自分の思い通りにならない
子供が自分の思い通りにならないことで、心理的にストレスを感じてしまい暴力へと移ってしまう可能性があります。原因は自分の理想とかけ離れた行為を子供が起こしてしまっていることです。
子育ての仕方がわからない
自分から子育ての仕方を学ぶことが必須の世の中ですが、忙しくて手が回らないことが多く、結局我流でしつけをしようとします。その結果、状況判断がうまくいかずに、無駄な暴力をふるってしまったりするのです。意味のない暴力が原因で、子供は心身ともにダメージを受けてしまい、よくない結果へと繋がるかもしれません。
気持ちに余裕がない
家事や洗濯、仕事もある中で子育てをするのはとても大変ですよね。気持ちに余裕がないことも、子供に暴力をふるう原因になります。子育てに限らず、人はストレスを感じると自我を保てなくなりがちです。余裕を持った生活をすることも難しい現状で、暴力をふるってしまうと子供は何かしらのダメージを受けてしまいます。
他人に迷惑をかけた
電車の中で暴れまわったり、他人を傷つけたりすると、恥ずかしさから子供に暴力をふるってしまうことがあります。迷惑をかけたのに何もしないと周りの目線が気になってしまい、仕方なく子供に暴力をふるってしまうかもしれませんが、あまり良い結果には繋がりません。
子供に暴力をふるうことの悪影響とは?
暴力をふるうことで子供が怪我をするリスクは考えられますが、心の傷という意味ではどうでしょうか。子供に暴力をふるうことで起きる悪影響についてご紹介します。
根本的なしつけにならない
子供に暴力をふるうことは、身体的な教育になります。人は脳みそで理解していく生き物なため、なんで暴力をふるわれたのかわからない場合があるのです。そのことから、根本的に問題が解決する可能性は少なく、むしろ子供の心にダメージを与えてしまう恐れがあります。心にストレスを覚えた子供は、何かに当たりたくなってしまうため、何か事件が起きてしまう可能性もあるのです。
他の子に暴力をふるう
親が暴力をすることで、子供は「自分より弱い人に暴力をふるっても大丈夫」と誤認してしまいます。結果として、他の子に暴力をふるうようになってしまい、家庭内の問題では済まなくなってしまう恐れがあるのです。すぐに効果が出なかったとしても、大人になってから犯罪を起こす恐れなど様々な脅威が考えられます。
非行や犯罪につながることもある
心に余裕がなくなるとストレスを感じますよね。そのストレスの発散方法が解決方法が暴力になってしまうと、飛行や犯罪にまで陥る可能性があります。子供は親と違いまだまだ正しいブレーキが備わっているとは限らず、親の真似をして暴力をふるった結果残念な結果になるというパターンです。飛行や犯罪に繋がってしまうほど悲しい結末はありませんよね。
子供が親になったとき子供に暴力をふるう
しつけのための暴力が正当化された環境で育つと、子供もその子供に同じような暴力を通した教育を行うことになります。もしかしたら、親になった人もその親に同じような方法でしつけをされた可能性がありますよね。どこかでブレーキをかけてあげないと、人を傷つけるのみの教育方法が広まってしまう恐れがあります。
例外として暴力をふるってでも叱るべき場面とは?
暴力をふるうことは基本的にNGですが、子供が他人に迷惑をかけたりするような明らかにアウトな行為の時は叱りましょう。例えば、命にかかわるような場面であれば暴力をふるってでも叱るべきです。物事には限度がありますので、ブレーキをしっかりと認識させてあげることが重要なのです。
軽くお尻をたたくようなしつけはいいの?
お尻をたたく文化は古くから伝えられていることもあるため、一見正しいように感じてしまいがちです。しかし、暴力をふるう行為に違いはありませんので裏にある意図が重要になってきます。親が感情的になって、子供と共感できないままたたくとマイナス効果がでるため注意です。強さはあまり根本的な問題ではなく、どのような方法でしつけをするのかに本当の意味があるのです。
子供に暴力をふるってしまった後のケアが重要!ポイント4つ!
暴力をふるってしまった場合はアフターケアが大切です。これから万が一暴力をふるってしまった人がするべき行動をご紹介していきます。
暴力をふるってしまった理由を話す
子供に暴力をふるってしまったなら、必ず後から理由を話すケアをしましょう。純粋無垢な子供ほど、しっかりと行為一つ一つに理由付けしてあげる必要があります。「今、〇〇を叩いたのは△△だからだよ」としっかり伝えてあげることで、子供に納得してもらうことができます。結果として、理由を話すことがケアに繋がるのです。納得してくれた子供は、同じような行為をを働かなくなるでしょう。
怒りを引きずらない
子供に納得してもらうには、まず親が心の余裕を持ち怒りを引きずらないことが重要です。親がイライラしていると、近くにいる子供に伝わり、悪い影響を与えてしまいます。余裕を持って生活をすることで、結果的に暴力をふるわない心のケアへと繋がるのです。ストレスフリーな環境で子育てをすることが重要になってきます。
きちんと謝る
子供に暴力をふるってしまった場合、たとえ親だとしてもきちんと謝ることが重要です。大人になると頭を下げることが難しくなってしまいがちですが、こんな時こそ深呼吸して心に余裕を持ちましょう。素直に謝ることで、ケアできるため子供も納得してくれますし、悪いことをしたら謝る行為を教えてあげることもできるのです。
子供の心のケアを周りの人にもお願いする
心に余裕がなくなってしまい、当たる先が子供になってしまうと虐待になってしまう恐れがあります。そんな時は周りのママ友に悩みを打ち明けてみましょう。お酒を飲みながら普段のストレスを発散するのもありです。また、少し運動をしてみたり、ショッピングに出かけるなんて方法も効果的です。感情が落ち着かない場合は、周りの人に子供の気持ちを聞いてもらうことが大切なのです。
子供に暴力をふるわないための方法3選!
子供に暴力をふるってしまった親は、罪悪感や自己嫌悪に陥る恐れがあります。子供に暴力をふるいたくない場合は、これからご紹介する方法を参考にしてください。
常に子供に暴力をふるわないと心に決める
子供に暴力をふるいたくないのであれば、普段から心の中で「暴力をふるわない」と意識することが重要です。小さなことですが、習慣化することで原因となる根本的なところからケアすることができるのです。子供にも変にストレスを与えないため、今後問題を起こす確率も下がります。
暴力をふるいそうになったら深呼吸する
もし暴力をふるいそうになってしまったら、一旦子供から離れましょう。子供に暴力をふるいそうになったきこそ、深い深呼吸をしましょう。心に余裕があれば、仕方がないという感情になるため、子供にも寛容な教育ができるようになるのです。
暴力をふるいそうになったら子供から離れる
もし暴力をふるいそうになってしまったら、一旦子供から離れましょう。少し外の風に当たってきたり、一息ついたりすることで、心に余裕ができるため結果として暴力を防ぐことができます。暴力を通して悪い影響を与えてしまうことを考えれば、必要不可欠な行動になります。
『しつけ』と『虐待』の違いはここ!
しつけと虐待は、シーンによって子供に全く違う効果を及ぼします。しかし、裏付ける意味に違いがあることが決定的な相違点でしょう。しつけは、道理にかなった行為であり、虐待は私利私欲を発散するために行われる行為です。必ず暴力をふるった際は、理由を伝えましょう。万が一感情的になった場合は、必ず謝ることが重要なのです。
子供に暴力をふるわないように心に余裕をもとう!
子供に暴力をふるうことで、悪い影響を受けてしまう子供がほとんどです。その影響は、すぐに出る場合もあれば、大人になってから発散する場合もあります。大切な子供をしっかりと育てたいのであれば、虐待ではなくしつけをしっかりすることが重要です。心に余裕を持って、生活をしていればそもそも暴力へといたることもないのです。