発信力は対人関係や仕事で役立つ!誰でも高められる方法はあるの?
みなさんは、自分に発信力があると自信を持って言えますか?発信力は、ビジネスでの成功や対人関係を向上させるために必要な力です。今回こちらの記事では、発信力の意味や鍛えるための方法、高めるための行動などを詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次
物事を伝えるために重要な発信力!
自分の気持ちや考えていることを正確に伝えるには、発信力が必要です。SNSが広まったことで、以前よりも個人が自由に発信できるようになりましたね。しかし、情報を正しく伝えるのはそれほど簡単なことではありません。誰もが簡単に発信できるようになったからこそ、そこに歴然とした発信力の差が生まれているのです。発信力が弱ければ、物事をきちんと伝えることはできません。
そもそも発信力とは?
発信力の意味
では、そもそも発信力には、どのような意味があるのでしょうか。発信力という言葉は、「発信」と「力」の組み合わせです。
名詞「発信」に、接尾語「力」がついたもの。
それでは、「発信」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。現在の傾向としては、発信を「情報発信」という意味で使う場面が多くなっているようです。
情報や郵便物などを、外部に向けて送り出すこと。また、電話やラジオ、電信などを通し、音や電波を発することを指す。自分が持つ考えや意見を、複数の人数に伝えようとするときに「情報を発信する」という形で用いられることがある。
つまり発信力とは、「自分の意見や考えを、相手に分かりやすく伝える力」だということですね。
発信力の英語表現
英語では、発信力という言葉をどのように表現するのでしょうか。「発信」というのは外側に向かっていくことなので、英語では"outgoing"を使います。そして「力」は"power"ですね。
主な英訳 "outgoing power"
このように、英語で発信力は"outgoing power"という言い方をします。
発信力があることの5つのメリット
①自信が持てる
では、発信力があることのメリットをご紹介していきましょう。まずひとつは、自分に自信を持てるようになることです。発信力を鍛えるためには、主体的に行動する必要があるので、自然と行動力が付いてくるのです。行動力と自信と発信力は、お互いに連動して高めることができます。
②ビジネスに役立つ
現在SNSとビジネスは、切っても切れない関係ですね。発信力があることは、ビジネスでも高い評価を受けるポイントになっています。自分の意見や考えを正しく伝えること、話を聞いてもらうことは仕事の基本です。発信力がある人は、その力を自分でビジネスに役立てることもできるし、ビジネスが舞い込んでくる可能性を高めることにもつながっているのです。
③コミュニケーション能力が身に付く
発信力は、コミュニケーション力でもあります。キャッチボールと同じで、情報発信もコミュニケーションも、相手がボールを受け取らなければ意味がありません。ですから、自然と受け取り手の立場を考えられるようになります。
④自然に情報が集まってくるようになる
発信力があるということは、みんなから注目されているということです。発信力の強い人がいる場所はプラットフォームのようになり、自然と人や情報が集まってきます。情報を発信することで、逆に情報が集まってくるようになるということですね。
⑤相手の立場で物事を考えられる
先ほどのコミュニケーションの話とつながるのですが、発信力を高めるためには相手の立場を考えなければなりません。どういう言葉を使えば相手に伝わるのかを考えなければ、相手の心に響かないからです。人には、自分を中心に考えてしまうクセがあります。そこできちんと相手の立場を理解した発言をするからこそ、聞く耳を持ってもらえるようになるのです。この習慣は、さまざまな場面で役立つことでしょう。
発信力がある人の3つの特徴
①自分に自信を持っている
発信力のある人というのは向上心が強く、自分の考えを発信することに迷いがありません。それは、自分の発言に自信を持っているからです。自信というのは、誰もが初めから身に付けているものではありません。つまり、自信を持っている人は、自信を付けるために努力してきたのです。その努力が、発信力につながっているのですね。
②行動力がある
発信力は、行動力がないと身に付きません。自分の意見や考えを情報として相手に伝えるためには、自分から行動を起こさないと始まらないからです。聞いてもらうのを待っているようでは、発信力があるとはいえません。思い立ったらすぐに行動に移せるスピード感が大切になります。
③傾聴力に長けている
ただ自分勝手に意見をぶつけるだけでは、発信力になりません。相手に自分の思いを伝えるためには、受け取り手の立場を理解する必要があります。相手の悩みや苦しんでいることを真剣に聞き、相手に寄り添った行動を取れる「傾聴力」に長けた人だからこそ、発信力を持つことができるのです。

発信力を高める方法6選!高めるためのコツも紹介!
①SNSを活用する
発信力を鍛えるためには、SNSが一番効果的です。アカウントこそ持っているものの、全く活用していない人も多いのではないでしょうか。SNSを使えば、発信したいという思いをすぐに行動に移すことができます。努力の結果も目に見えやすいので、SNSはぜひ活用してください。
②国語力を鍛えて語彙力を増やす
情報発信は主に言葉を使って行われるので、国語の力が不可欠です。語彙力が高まれば、考える力を高めることもできます。発信力は、言葉を鍛えることで向上するものです。特にビジネスが絡んでいた場合、あまりにも言葉を知らない人の発信を信用することはできませんよね。
③幅広い分野に興味を持つ
発信力を鍛えるには、情報発信を継続して行うことが大事です。そのためには、発信する情報をたくさん仕入れている必要がありますよね。情報のアンテナを高く掲げ、幅広い分野に興味を持ち、SNSなどを利用してアウトプットするという習慣を身に付けましょう。
④気になることは追求する
幅広い分野に興味を持つと、発信する情報は横に広がります。逆に気になることを深堀していけば、情報は縦に広がっていきます。どちらも正しい情報の増やし方です。気になることを追求することで、その道の専門的な発信ができるようになります。
⑤発表の場を活用する
何かを発信したり、発表したりするのは緊張を伴います。この緊張は、慣れでしか解消することができません。10回では上手くできなかったことも、100回続けることで必ず向上します。「発信とは何か」を身をもって学ぶために、発表の場をたくさん活用しましょう。
⑥発信したい相手を具体的に想像する
発信力を鍛えるには、発信したい相手を具体的に想像することが大切になります。これは、ビジネスでよく使われる「ペルソナ」と同じ考え方ですね。年齢や性別、住んでいる場所、仕事内容や年収などを、できるだけ具体的に思い浮かべてください。ここを明確にすることで、相手のどこに「刺さる」言葉を使えば良いのか判断できるようになります。
情報を発信する際の3つの注意点
①自分のハードルを上げすぎない
誰でも最初は初心者です。初めから完璧に発信できる人はいません。ハードルを高く上げ過ぎると、行動すること自体が億劫になってしまいます。つたなくても不格好でも「やること」に意味があるので、簡単に超えられるハードルを積み重ねていくようにしましょう。
②恥ずかしがらない
発信力を向上させるためには、発信を習慣にすることが大切です。しかし、相手からどう思われるかを気にして恥ずかしがっていると、いつまでたっても発信に慣れることができません。人は案外、相手の発言や行動を詳しく覚えていないものです。発信することに委縮せず、自分の意見をはっきりと伝えるように心がけましょう。
③SNSを利用する場合はマナーやリスクを理解する
インターネットは利便性が高い反面、ちょとした不注意で大炎上する可能性があります。著作権の問題や基本的なITリテラシーなど、知識がないことで無意識に法律に触れてしまうことも増えました。自分の発信する情報は世界中どこからでも閲覧可能で、簡単に消せないこともあるという認識をしっかりと持ちましょう。マナーやリスクについて学ぼうとする姿勢が大切です。

発信力を鍛えるおすすめの本3選!
①「発信力」の磨き方 実践編
こちら本では、考える力と発信力を磨く方法が、具体的に紹介されています。これから国内外で挑戦しようとしている若手社員や大学生に、特におすすめしたい本です。発信力の乏しかった著者が、自ら試行錯誤して向上させた、生き残るための考え方が丁寧に解説されています。
②発信力の育てかた ジャーナリストが教える「伝える」レッスン
元朝日新聞の記者が、発信力を鍛える方法について教えてくれる本です。中高生向けに書かれている本なので、ジャーナリズムに詳しくない方でも読みやすい内容になっています。「情報収集」「取材」「編集」「発信」の4つを軸に、情報発信の方法や注意点などが詳細にまとめられています。
③ミセス・シンデレラ 夢を叶える発信力の磨き方
SNSやブログを利用して、情報発信力を向上させたい人におすすめの本です。夢をかなえるための方法が具体的に書かれているので、SNSの使い方がいまいち分からないという方は、ぜひ一度読んでみてください。明日から実践できるヒントが満載です。
発信力を高めて仕事やプライベートで役立てよう!
SNSの台頭で、発信力を持つ意味が確実に大きくなってきています。ビジネスでもプライベートでも、自分の意見や考え方を正確に伝えるのは大切なことですよね。発信力は、対人関係を向上させるのにも外すことのできない力です。ぜひこの力を極めて、自分の人生に役立てましょう。
