お年玉の相場を年齢・関係別に徹底解説!何歳から何歳まであげる?

お年玉を用意する立場になったときに迷うのが「お年玉の金額」です。今回はお年玉の相場についてご紹介していきます。お年玉をあげる相手との関係によっても変わりますので孫や甥、遠い親戚の子供など相手別に相場を解説します。お年玉をあげる年齢についても見ていきましょう。

お年玉の相場を年齢・関係別に徹底解説!何歳から何歳まであげる?のイメージ

目次

  1. 1お年玉はいくらあげたらいいの?
  2. 2【未就学児】お年玉の相場は?
  3. 3【小学生】お年玉の相場は?
  4. 4【中学生】お年玉の相場は?
  5. 5【高校生】お年玉の相場は?
  6. 6【大学生】お年玉の相場は?
  7. 7両親から子供にあげるお年玉の相場は?
  8. 8祖父母から孫にあげるお年玉の相場は?
  9. 9甥・姪にあげるお年玉の相場は?
  10. 10遠い親戚の子供にお年玉をあげる場合の相場は?
  11. 11お年玉は一般的に何歳から何歳まであげる?
  12. 12【番外編①】お年玉の起源って知ってる?
  13. 13【番外編②】お年玉に関するマナーを知ろう!
  14. 14お年玉の相場を知って気持ちを包もう!

お年玉はいくらあげたらいいの?

お正月のお年玉は子供にとって年明け最大のイベントです。子供たちはワクワクしながら待っていますが、お年玉を用意する大人は金額に悩むものです。少なすぎてがっかりさせるのも可哀想ですし、かといって多すぎるのも問題です。そこで今回はお年玉の相場についてまとめてみました。意外と知らないお年玉のマナーについても解説していきますのでぜひ参考にしてみて下さい。

子供たち

【未就学児】お年玉の相場は?

では未就学児のお年玉の相場から紹介していきます。年齢が低いとまだお金の価値を認識できていないので、両親に預ける形となるでしょう。幼稚園くらいになるとお金の価値も少しずつ分かってきますので、お年玉を楽しみに待っている子もいるようです。

【0~3歳児】お年玉の相場

0~3歳はお金の意味がまだわからない年齢です。そのためこの年齢ではまだお年玉をあげないという人も少なくないです。お年玉をあげる場合の相場としては500円~1,000円程度が目安となります。子供が喜ぶようなお菓子や玩具をお年玉代わりにあげる人もいます。

赤ちゃん

【幼稚園・保育園児】お年玉の相場

幼稚園・保育園児のお年玉の相場は、3歳児までと変わらず500円~1,000円程度です。お金の価値が少しずつ分かるようになってくる年齢です。お札より硬貨の方が喜んでくれる場合が多いので、あえて硬貨で用意してもいいかもしれません。

【小学生】お年玉の相場は?

続いて小学生のお年玉の相場を見ていきましょう。小学生ともなると子供本人がお金を使う機会も増えてきます。そのためお年玉の額を気にする子もいるでしょう。兄弟同士で金額が違うことで喧嘩になる場合もありますので、年齢や学年ごとに金額を決めておくといいですよ。

【低学年】お年玉の相場

小学生低学年(1年生~2年生)のお年玉の相場は1,000~2,000円です。お年玉の額は毎年500~1,000円ずつ増やしていったり、学年ごとにあげる金額を決めておくというパターンがあります。

女の子

【中学年】お年玉の相場

小学生中学年(3年生~4年生)のお年玉の相場は3,000円ほどです。小学生中学年でも高学年と一括りにする場合もあり、その場合はやや相場が高くなりますが、この程度を目安にしておけば大丈夫です。

【高学年】お年玉の相場

小学生高学年(5年生~6年生)の場合、相場は3,000円~6,000円です。小学生高学年となるとやや相場に幅が出てきます。1学年ごとに1,000円ずつ上乗せしていくと6年生の場合6,000円になりますし、それでは高額だと5,000円未満で抑えることもあります。基本的には小学生のうちは5,000円程度が限度であるという考えが多いようです。

学校

【中学生】お年玉の相場は?

中学生になるとお年玉の相場は5,000円以上になります。中学生は年齢的にも1番多感な時期といえますので、あまり少なすぎても納得してくれません。かといって多すぎるのも良くありませんし、目安は5,000~8,000円程度がいいでしょう。中学生も学年が上がるごとに徐々に金額をあげていったり、中学生のうちは○○円とするなどパターンを決めておきましょう。

【高校生】お年玉の相場は?

高校生になるとアルバイトを始めて自分でお金を稼ぐ子も増えます。そのため高校生になり金銭感覚もしっかりしてくる子も多く、10,000円程度あげるという人も少なくありません。ただ、やはり使いすぎが心配という理由から高校生でも5,000円と決めているご家庭もあるようです。そのため相場は幅があり、5,000~10,000円となります。

高校生

【大学生】お年玉の相場は?

大学生のお年玉の相場は10,000円前後です。大学生になると1人暮らしする子も増え、生活費の意味合いも含めて多めに渡すことも多いようです。しかし、大学生になったらお年玉はあげないという人も増えますので、子供が大学生になるまでにお年玉の区切りを決めておきましょう。

両親から子供にあげるお年玉の相場は?

一般的なお年玉の相場を見てきましたが、両親から子供にお年玉をあげる場合は金額はどう変わってくるでしょうか。両親が子供にお年玉をあげる場合、実際に子供がどのように使うかを想定して考えることが多いです。だいたいの場合下の表のように、一般的な相場より若干多めにあげています。

【両親から子供へのお年玉の相場】

未就学児 1,000円程度
小学生 低学年 2,000円程度
小学生 中学年 3,000~4,000円
小学生 高学年 5,000~8,000円
中学生 10,000円前後
高校生 10,000~15,000円

ご家庭によっては両親からは一切お年玉はあげない、お金の価値が分かるようになるまではあげないなどルールを決めているようです。両親からあげるお年玉は子供と話し合って金額を決めてもいいかもしれません。

家族

祖父母から孫にあげるお年玉の相場は?

祖父母から孫へあげるお年玉は、一般的な相場と同じかやや多めである場合が多いです。やはり孫は可愛いのでたくさんあげたいと考える祖父母も多いのでしょう。孫側も祖父母には言いやすいため「少なかった!」なんて言われることもあるかもしれません。そういったこともあり、祖父母から孫へはある程度まとまった金額をあげるのが無難であると考える方が多いようです。

【祖父母から孫へのお年玉の相場】

未就学児 2,000円前後
小学生 低学年 3,000円前後
小学生 中学年 4,000円前後
小学生 高学年 5,000円前後
中学生 5,000~10,000円
高校生 5,000~10,000円

祖父と孫

甥・姪にあげるお年玉の相場は?

お正月は親戚同士で集まることも多いため、甥や姪にお年玉を渡すケースも出てきます。特に子供が小さいうちは親がお年玉を管理する場合がほとんどですので、あまり少ないと悪目立ちしてしまう可能性もあります。基本的に甥や姪にお年玉をあげる場合も一般的な相場前後で問題ありません。ただ、各家庭ごとにお年玉の差が出てしまうことも多いため、甥や姪へあげる場合は親戚同士で相場を決めておくのがおすすめです。甥や姪へのだいたいの相場は以下の通りです。

【叔父叔母から甥や姪へのお年玉の相場】

未就学児 1,000~3,000円
小学生 低学年 1,000~3,000円
小学生 中学年 3,000円前後
小学生 高学年 3,000~6,000円
中学生 4,000~8,000円
高校生 10,000円前後

遠い親戚の子供にお年玉をあげる場合の相場は?

お正月は、普段はほとんど繋がりのない親戚と会う可能性もあります。遠い親戚の子供にはどれくらいのお年玉を用意したらいいのか迷いますね。こういったケースの場合は、ご自身の懐具合を考えた金額で構いません。もしあなたが就職したばかりの社会人でお金に余裕がなければ、無理に相場に合わせる必要はありません。遠い親戚の場合お年玉をあげるだけでもありがたいという雰囲気もありますので、気持ち程度でも包んであげましょう。基本的には一般的な相場の前後かやや下程度の金額を目安に考えるといいです。

家族写真

お年玉は一般的に何歳から何歳まであげる?

お年玉をあげる立場になると「お年玉は何歳から何歳まであげるのか」という疑問が生じます。乳幼児はあげるべきなのか、そして高校生までなのか、大学生までなのか、どこを区切りにするのか難しいところですね。

この問題はお年玉をあげる年齢は立場によっても差が出るようです。甥や姪など親戚の子供や、自分の子供である場合は一番多いのは高校生までという意見でした。一方、祖父母の立場だと何歳になっても孫が可愛いからか大学生まであげるという意見が最も多く、大学生以降も継続してあげているという意見もあります。

また、乳幼児へのお年玉は親戚間の関係にもよるようです。あまり親しい間柄でなければ乳幼児の間はあげないかお菓子などにしているという意見もあります。親しい親戚である場合は相談して決めるといいでしょう。

手を繋いで歩く赤ちゃん

【番外編①】お年玉の起源って知ってる?

日本では当たり前のように行われているお年玉の風習は、古くは神様へのお供え物を分け与えるという行為から始まったという説があります。年始にはどの家庭でも神様をお迎えするために飾り付けを行っていました。その中の1つである鏡餅を割って家族みんなで分け与えいただくことで、いい1年になりますようにと願いを込めていたのです。これが形を変えて現代のお年玉となり残っているということなんですね。

【番外編②】お年玉に関するマナーを知ろう!

お年玉の相場について詳しく見てきましたが、最後にお年玉に関するマナーについてご紹介します。お年玉はあげる金額ばかりに目が行きがちですが、あげる際のマナーも1度確認しておきましょう。

お札の折り方

お年玉袋にお札を入れる際のお札の折り方のポイントです。

①お札は表を向けた状態で揃え3つ折りにします。
 (最初に左から折り、右側を折り重ねます)
②お札が複数ある場合は別々に折らず重ねて折ります。
 (金額が大きいほど幅が大きくなるので大きい方を下にしましょう。)

用意するお札はできれば新札を用意しましょう。絶対ではありませんが、それがマナーであるという考えが一般的です。

お札

硬貨の入れ方

お札や硬貨はお年玉に入れる際の裏表が決まっています。お札は先ほどの折り方で折ったものをそのままお年玉袋を表にして入れます。硬貨の場合は絵柄や漢数字がある方が表です。硬貨の表とお年玉袋の表が一緒になるように入れて下さい。

お札と硬貨

お年玉袋(ぽち袋)の書き方

お年玉袋には表面の左上にあげる相手の名前を書きます。そして裏面の左下に自分の名前を書きましょう。厳密なルールが決まっているわけではありませんので、書かないからといって特にマナー違反にはなりませんが、名前が書いてあると分かりやすくて親切です。

縁起が悪い金額は入れない

結婚式やお葬式の香典には偶数や「4」のつく金額は縁起が悪く良くないとされています。お年玉では特にそういった決まりはありませんが、人によっては「4,000円なんて縁起が悪い!」と思う可能性も考えられます。基本的には問題ありませんが、そういったケースもあるためなるべく縁起が悪い金額は避けた方がいいでしょう。

目上の人の子供にお年玉は渡さない

目上の人である上司の子供にお年玉をあげるのは失礼にあたります。もしお年玉をあげたい場合は、お金ではなくお菓子や図書券などの「品物」を「お年賀」として贈るといいですよ。

スーツ姿の男性

喪中でもお年玉は渡してもいい?

喪中であってもお年玉をあげることに特に問題はありません。ただし紅白の水引のお年玉袋は避け、無地のものを使うようにしましょう。また喪中ということで新年を祝う言葉を使わないように気をつけましょう。

お年玉は友達の子供にもあげるべき?

友達の子供にはお年玉をあげないという人が多いです。もし自分がお年玉を用意して友達が用意していなかったら変に気を遣わせてしまいますし、お互いの負担を避けるためにも最初から用意しないと決めている人がほとんどです。

子供

お年玉の相場を知って気持ちを包もう!

何かと悩んでしまうお年玉の金額ですが、一般的な相場を知ることで準備しやすくなります。大きなお金が動く行事ですので、事前にある程度準備しておけると安心ですね。ただ絶対に相場通りでなければいけないというわけでもありませんし、家庭によっては相場とは違う金額をあげる場合もあります。可能であれば親戚同士で相談しつつ、あなた自身の気持ちを包んであげましょう。

ハートを持った子供
Thumbお食い初めのお祝い金の相場は?熨斗の書き方やご祝儀袋の選び方も!
赤ちゃんの生後100日を目安にお食い初めのお祝いを行います。お食い初めとは、赤ちゃんが一生食...
Thumb七五三のお祝い!金額相場や贈る時のマナーは?お返しはどうするの?
昔からの子供の成長のお祝いをする七五三。七五三のお祝いに親戚からお祝いをもらったときに、どう...
Thumb入学祝いの金額相場やプレゼントは?渡す時のマナーも解説!
暖かい季節が近付き、卒業入学のシーズンを迎えますね!親戚の子やお孫さんなど今年入学を迎える方...

関連するまとめ

Original
この記事のライター
maata590304
一児のママです。

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ