赤ちゃんの便秘の原因や解消法を解説!病院へ行くべきタイミングは?

赤ちゃんが便秘するとママはとても心配です。病院に連れて行く方がいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。実は赤ちゃんの便秘は食べ物とも大きく関わっているんですよ。今回は赤ちゃんの便秘の解消法と便秘にきく食べ物を使った離乳食レシピもご紹介します。

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目次

  1. 1赤ちゃんの頑固な便秘が心配!解消法や受診の目安が知りたい!
  2. 2赤ちゃんが便秘になる主な原因
  3. 3これって便秘?赤ちゃんの便秘の見分け方
  4. 4病院を受診する目安や先生に伝えるべきこととは?
  5. 5自宅で出来る赤ちゃんの便秘の解消法5つ!
  6. 6赤ちゃんの便秘に効く離乳食レシピ4選
  7. 7適切な対策で赤ちゃんの便秘を解消してあげよう

赤ちゃんの頑固な便秘が心配!解消法や受診の目安が知りたい!

うんちが毎日出ていないと赤ちゃんの機嫌も悪くなってしまい大変ですよね。特にまだおしゃべりが出来ない赤ちゃんの場合、ママとパパがしっかり対応してあげることが大切です。今回は便秘の解消法や受診の目安を解説していきたいと思います。

赤ちゃん

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赤ちゃんが便秘になる主な原因

赤ちゃんの便秘の主な原因は授乳量が不足・消化器官の発達・離乳食・厚着をさせ過ぎていることが考えられます。

①授乳量が不足している

授乳量が不足していることが原因で便秘になるケースもあります。特に母乳や混合育児の場合、赤ちゃんが満足するまで飲んでいるのか分かりづらいですよね。授乳量が不足している場合は、授乳してもすぐにまたおっぱいを欲しがる体重の増加が悪いことで見分けがつきます。出来れば1週間ごとに赤ちゃんの体重を測って確認しましょう。

赤ちゃん

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②消化器官の発達

消化器官の発達も便秘を引き起こす原因です。赤ちゃんは成長の段階で便秘になりやすい時期があります。2~3カ月ごろになると消化吸収能力が発達して、腸から体に水分が吸収されやすくなるのが原因でうんちの回数が減ります。特に母乳の場合、急に便秘気味になる赤ちゃんもいます。しかし、赤ちゃんの機嫌がよく、うんちの状態もやわらかければ心配ありません。

赤ちゃん

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③離乳食による腸内環境の変化

生まれたばかりの赤ちゃんは、腸内細菌のほとんどが善玉菌の代表の「ビフィズス菌」に占められています。しかし、離乳食をはじめたころからビフィズス菌が減っていくため、便秘気味になる赤ちゃんもいます。特に離乳食初期は消化吸収しやすい食べ物ばかり与えることが多いので、うんちになる成分が減ってしまいます。また、母乳やミルクを飲む量が減ることでうんちの水分量が不足してうんちが固くなり、腹筋の力のない赤ちゃんの場合、便秘になることもあります。

赤ちゃん

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④厚着をさせ過ぎている

関係なさそうに思えますが、赤ちゃんの衣服が原因で便秘になることもあるんです。厚着させ過ぎると、赤ちゃんが思いっきり体を動かせなくなるため、いきみに必要なおなかの筋力が発達しないので便秘になってしまいます。

赤ちゃん

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これって便秘?赤ちゃんの便秘の見分け方

うんちの回数は個人差があり、赤ちゃんによって違います。うんちの回数が少ないからといっても、生まれつきの場合もあるんですよ。基本的に赤ちゃんの体調や機嫌に問題がなければ便秘ではありません。次のような症状があったら便秘を疑いましょう。
 

  • いつもよりうんちの回数が減った
  • うんちが固い
  • うんちの量が少ない
  • いきむと痛がったり、泣く
  • 体重が減った

虫メガネ

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病院を受診する目安や先生に伝えるべきこととは?

赤ちゃんが苦しそうにしていると心配になってしまいますよね。すぐにでも病院で受診したくなりますが、赤ちゃんの便秘は成長の過程でよくあることです。1~2日うんちが出なくても元気があって食欲もあるのならば、家庭で出来る解消法を試しみましょう。それでも解消しなければ病院で受診しましょう。

聴診器

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病院を受診する目安チェックリスト

まれですが、慢性的な便秘の原因には、腸や肛門、神経などに先天性の異常の場合も考えられますので、次のような場合は早めに受診する必要があります。出ない期間よりも、排便時の不快感・便秘以外の症状・赤ちゃんの状態が受診するポイントです。

□1週間以上の便秘が何度も起こる
まれに腸の形や機能異常によって便秘になることがあるのですぐに受診しましょう。
□いきんでいるのに、排便出来ずに苦しそう
便秘の場合、赤ちゃんが顔を真っ赤にして力強くいきんでもなかなか出ずに苦しそうにします。食欲低下にもつながるので対処してあげましょう。
□うんちをするのを嫌がる
固くなったうんちで肛門が切れて痛いためです。早めに対処してあげましょう。
□パンパンにおなかが張って苦しそうにしている
おなかが張っている状態とは、横から見て胸よりおなかが高く見えたり、おへそが出て見えます。また、軽くたたくとポンポンと音がするとおなかが張っています。マッサージしても解消しなければ早めに受診します。
□排便時に痛み、出血するほどうんちが固い
肛門が切れると真っ赤な血が出ます。出血するほどひどい便秘の場合は早めに受診しましょう。
□激しく泣き、授乳してもすぐに戻すことが多い
病気の疑いがあるのですぐに受診しましょう。

病院で先生に伝えるべきこととは?

病院を受診する際には以下のことを先生に伝えられるようにメモしておきましょう。
 

  • 授乳や水分補給量と回数
  • 離乳食や食べ物の内容
  • うんちの回数と固さ
  • おならがよく出ているか
  • うんちの写真
  • げっぷが上手にでているか
  • 最後のうんちの状態
  • 機嫌のよさ
  • 食欲はあるのか

親子

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自宅で出来る赤ちゃんの便秘の解消法5つ!

便秘をしていても赤ちゃんがご機嫌で食欲もあるのならば、自宅で出来る便秘解消法を試しましょう。解消法のポイントは水分補給・オリゴ糖・マッサージ・綿棒浣腸・離乳食の5つです。やり方を解説しますので、おなかが張っていたり、うんちの水分量が足りない、1回の量が少ない場合に試してみましょう。

カエル

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①水分補給をしっかりする

水分補給は便秘の解消に最も有効な解消法です。水分でうんちがやわらかくなると便秘が解消されやすくなります。授乳量が分かりづらい母乳の場合は、体重をこまめに測って授乳量が足りているかをチェックします。また、母乳はママの食事内容も影響します。ママも水分をしっかり補給してバランスのよい食事を心がけましょう。離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんの場合は、白湯・麦茶など離乳食に差しさわりのないカロリーが低めの飲み物で水分補給してあげましょう。

赤ちゃん

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②オリゴ糖を与えてみる

赤ちゃんにオリゴ糖を与えるのもおすすめです。オリゴ糖はビフィズス菌を効率的に増やし、腸の動きを活発にしたり腸内環境を整えてくれるので便秘解消が期待出来ます。

オリゴ糖は生後6カ月ごろから与えられます。まずは、1日当たり0.5~1g程度を目安にして粉ミルクや白湯、離乳食に混ぜて与えましょう。純度が高いオリゴ糖は大腸まで消化されることなく届くので、ビフィズス菌・乳酸菌等の腸内細菌の栄養源となり、便秘を解消してくれますよ。

③マッサージをする

便秘を疑ったら、まずはおなかのマッサージをして外側から便秘を解消してあげましょう。マッサージは便秘に効くだけでなく親子の絆を深める働きもありますよ。

  • 「の」の字マッサージ
おへそを中心に時計回りに手のひら全体で「の」を書くように赤ちゃんのおなかをマッサージします。マッサージはおなかが少しへこむくらいの力を入れるのがポイントです。マッサージされると腸が刺激されておならやうんちが出やすくなりますよ。
 
  • 足の前後運動
赤ちゃんを仰向けに寝かせて両足首を持ち上げます。そして行進させるようにゆっくりと前後に動かしましょう。太ももと膝がおなかにつくように動かすと腸が刺激されて便秘が解消しやすくなります。
 
  • 腹ばいにする
上半身を起こせる赤ちゃんには、腹ばいにしておなかに刺激を与えます。鼻と口がふさがないように気をつけましょう。

赤ちゃん

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④綿棒浣腸をする

マッサージでも効果がない場合、綿棒で肛門を刺激して便秘を解消する方法もあります。綿棒は赤ちゃん用では細すぎて刺激が足りないので、簡単に折れない大人用の綿棒を使用します。
 

  1. 綿棒にベビーオイルを1、2滴つけて滑りをよくする。ワセリンも可。
  2. 赤ちゃんの足を持ち上げ、綿棒で肛門をつついて刺激を与える。(これだけでうんちが出る赤ちゃんもいる)
  3. ゆっくりと綿棒の先のコットン部分を指し込む。
  4. 綿棒を挿入したら数回ほどグルグル回して刺激を与える。

肛門を広げるようにやさしく綿棒を回すのがコツです。綿棒を入れすぎないように注意しましょう。また、赤ちゃんが痛がる場合はやめます。綿棒浣腸は毎日続けても問題はありません。便秘が続く場合は是非試してみて下さいね。

⑤離乳食に食物繊維の食べ物を取り入れる

離乳食がはじまっている赤ちゃんの場合、食物繊維の多い食べ物を意識して取り入れましょう。さつまいも・りんご・バナナ・野菜などが食物繊維の多い食べ物です。食物繊維の多い食べ物をペーストにしたり、すりおろしたりして離乳食のメニューに積極的に加えましょう。

バナナ

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赤ちゃんの便秘に効く離乳食レシピ4選

食物繊維の多い食べ物を使った離乳食レシピで赤ちゃんの便秘を解消してあげましょう。簡単で便秘に効くレシピをご紹介します。

【初期向けレシピ】さつまいもとニンジンのポタージュ

材料(作りやすい分量)
さつまいも(皮をむく) 1/2本
にんじん(皮をむく) 1/2本
水 適量

作り方

  1. さつまいもとにんじんを適当な大きさにカットする。
  2. 鍋に材料を入れ、ひたひたになる程度の水を入れる。鍋に蓋をして中弱火でアクをとりながら煮る。途中水が少ないようだったら加える。
  3. 材料がやわらかくなったら、ブレンダーやフードプロセッサーで滑らかになるまですり潰す。

濃度が強い場合は、水で調整しましょう。さつまいもとにんじんは食物繊維をたっぷり含んでいる食べ物です。ゆっくり煮ると甘みも出るので赤ちゃんも喜ぶ便秘解消レシピですよ。多目に作って冷凍しておくといいですね。

人参

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【中期向けレシピ】カリフラワーのお粥

材料
米 大さじ3
水 300cc
カリフラワー 30g

作り方

  1. 研いだ米と水を鍋に入れる。カリフラワーも細かく切ってから投入する。
  2. 強火にしてお粥を作る。蓋は少しずらしておく。煮立ったら極弱火にして吹きこぼれないようにする。
  3. 40~50分ほど煮たら火を止める。10分ほど蒸らして完成。

すでに炊いたごはんからでも作れますが、米から煮込んだ方がおいしく作れます。牛乳や粉ミルクを加えてミルク粥にするのもおすすめです。食物繊維の多いさつまいもやかぼちゃを使ってもいいですね。

カリフラワー

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【後期向けレシピ】れんこんのふんわり団子

材料
豚ひき肉 50g
れんこん(すりおろす) 50g
米粉 20g
キャベツ(千切り) 適量

作り方

  1. すりおろしたれんこんを入れたボウルにひき肉、米粉を加えよく混ぜる。
  2. 一口サイズに丸めて団子を作る。
  3. キャベツを敷いた皿の上に乗せる。5分ほど蒸して完成。

粉類を入れて蒸しあげるとふんわりとやわらかくなります。鶏ひき肉や白身魚のすり身でも作れますし、米粉がなければ薄力粉で代用出来ますよ。

れんこん

出典: https://flic.kr/p/2cWuBP7

【完了期向けレシピ】ひき肉と大豆のトマト煮

材料
ゆで大豆 50g
合びき肉 30g
玉ねぎ(みじん切り) 1/4個
サラダ油 適量
トマト缶 50g
水 50cc
しょうゆ 適量

作り方

  1. 鍋に油をひき、玉ねぎを炒める。
  2. しんなりしたら、しょうゆ以外の材料を加え、汁気が飛ぶまで煮る。最後にしょうゆで味を加えて完成。

途中で取り分けてトマトケチャップ・ワイン・塩胡椒・唐辛子・リソーニ(米の形のパスタ)を加えれば大人向けのレシピになります。

トマトリゾット

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適切な対策で赤ちゃんの便秘を解消してあげよう

赤ちゃんの健康はママとパパが守るものです。少しでも赤ちゃんが快適になるようサポートしてあげたいものですね。赤ちゃんの変化にすぐに気がつくように、日頃から赤ちゃんの様子やうんちを観察しておきましょう。

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