心の拠り所が無い原因や作り方！どんなものが心の拠り所になるの？

「心の拠り所を持っていますか」と改めて聞かれて答えられますか。中には「心の拠り所なんてない」という人もいるでしょう。しかしそんな人も自分が「心の拠り所がない」と思っているだけで、誰しも何かしら心の拠り所を持っているものです。そんな風に心の拠り所がないと感じている人も、心の拠り所とはどういうものか知ることで、実は自分にはこんな心の拠り所があったんだという発見になるかもしれません。

心の拠り所についてその意味から心の拠り所があることのメリットやデメリット、心の拠り所がない理由や原因等もご紹介します。

「心の拠り所」や「心の拠り所にする」の意味には以下のようなものがあります。

つまり心の拠り所というのは、生きがいや心の支えになることであったり精神的に頼れる物事のようです。

心の拠り所を持つということは何かしら自分の支えになるものを持つということですが、それは甘えになるのでしょうか。自分を支えてくれるものというと依存に似ている部分もあるかもしれませんが、心の拠り所は依存とは全く別です。

例えば赤ちゃんや小さな子どもは色々なことに挑戦します。特に小さな子は怖いものなしにどんなものにも向かっていきますよね。それはお母さんという大きな心の拠り所があるからです。しかしいつまでもお母さんだけを心の拠り所にしていては成長できないので、人は成長するために様々な心の拠り所が必要なのです。ですから自分を精神的に支えてくれる心の拠り所を持つことは、自分が成長しようとしている証拠でもあります。

人は誰でも失敗することがあります。そんな時に心の拠り所があると心を支えて心が折れるのを防いでくれるので、落ち込んでもまた立ち直って挑戦できるようになるというメリットがあります。

何か物事を行う時、特に初めてのことだととても勇気が要ります。しかし心の拠り所があると何があっても精神的な支えになってくれるので、安心感があるというメリットがあります。

実は「心の拠り所にする」という言葉の類語には「癒しにする」という言葉もあります。心の拠り所があると憂鬱になったり困難にぶつかったりした時、それがどんなものが原因であっても気分転換やストレス解消ができるメリットがあります。気分転換やストレス解消ができるということはまた次への第一歩が踏み出せるということでもありますから、心の拠り所はぜひ欲しいものです。

心の拠り所となるものがあるということは、人生の生きがいになるというメリットがあります。人によって心の拠り所となる物事は違いますが、何か生きがいになるようなことを心の拠り所として毎日を過ごすことでとても意味のある人生が送れるのではないでしょうか。

心の拠り所を持つことのメリットとしては目標を達成しやすくなるということもあります。大事なことを失敗して挫けたり落ち込んだりしても、心の拠り所があれば心の拠り所がない場合と比べ、早く立ち直れるので目標を達成しやすくなるのです。

心の拠り所としてまず挙げられるのは家族や友人でしょう。家族は自分が生まれ育った家族ももちろんですし、配偶者と作り上げた家族もまた心の拠り所になると言えます。今は結婚して新しく家族を作りたい、子どもが欲しいという人ばかりではなく、一人がいいという人も増えてきています。ですから家族だけでなく、友人が心の拠り所という人もいるでしょう。友人がいないというのも寂しいので、心の拠り所となるような友人も一人は欲しいものです。

ペットが心の拠り所となっている人もいるでしょう。ペットはどんなものでも自分が好きで飼っていれば、毎日お世話をして一緒に過ごしていくうちにいつの間にか家族のような存在になるものです。癒しの意味でもペットを心の拠り所にするのはいいことかもしれませんね。

尊敬できる人や頑張っている人も心の拠り所となるでしょう。尊敬できる人がいるとその人を目標にするという意味でも心の拠り所となりますし、頑張っている人を見ると自分もやってみようという気持ちになります。

仕事が心の拠り所となっている人もいるでしょう。努力して認められ、成果を上げることができれば、また次への活力になりますね。どんなものでも極めていくと、それがもともと仕事であっても生きがいになり得ます。仕事が好きな人は仕事を心の拠り所とするのも1つです。

すぐに恋人が欲しいと思ってもなかなか恋人作りはすぐにできないかもしれませんが、恋人も心の拠り所となります。家族や友人とはまたちょっと違った心の拠り所となるでしょう。お互いに心の拠り所となる存在であって欲しいものですね。

好きな映画や本も心の拠り所となり得ます。「今度の休みにあの映画を見に行こう」という予定があることで、仕事を頑張れたり勉強がはかどるということがあるでしょう。また好きな映画や本の内容が心の拠り所となる場合もあります。繰り返し見たり読んだりできるような好きな映画や本を1つは作りたいですね。

将来の夢や人生の目標を作り、努力することはとても大切なことですよね。人によっては将来の夢や人生の目標が心の拠り所であるという場合もあります。意味ある人生を過ごすためにも、どんなものでもいいので夢や目標を持つといいでしょう。

家族で出かけた思い出や友人と遊んだ思い出等、人には色々な思い出があるでしょう。中でも楽しかった思い出は心の拠り所となってくれます。辛いことがあっても、楽しかった思い出を思い出すことで心が温まり、次へとつながります。楽しかったと言える思い出を1つでも作りたいものですね。

心の拠り所となるものを考えた時、食事はあまり思い浮かばないかもしれませんね。この場合の食事は普段の食事というよりは、ちょっと特別な食事として考えてみてください。評判のお店のあの料理が食べたい、大好きなあの御馳走が食べたいという気持ちは、どんなものよりも心の拠り所となるかもしれませんね。

趣味を持つことも心の拠り所として意味があります。どんなものでもいいので趣味に没頭する時間を持つことができればストレス発散やリフレッシュにもなり、心の拠り所になり得ると言えます。

優柔不断で常に他人の価値観に押し流されているような人は、自分の価値観がわからなくなっていることが心の拠り所がない原因となっていることがあります。自分がいいと思えるもの・嫌なもの等、はっきりと自分の軸を作ってぶれないことが大切です。

心の拠り所がない理由として周囲の評価を気にしすぎて不安定な気持ちになる場合もあります。常に自分に自信がなく周囲の評価を気にしてしまうため、心の拠り所を持つ、持たないという次元ではないのです。

家庭環境が悪いと子どもは健やかに成長することができません。両親に認められ甘えをしっかりと受け止められなかった場合、心の拠り所がないということがあります。努力を認めてもらえ、甘えを受け止めて欲しい時にちゃんと受けて止めてもらえていれば、心の拠り所となるのです。

心の拠り所がないデメリットは空虚感や孤独感を常に感じてしまうことです。家族や友人、その他心の拠り所となり得るものはたくさんありますが、空虚感や孤独感を感じるというデメリットの場合は何をしても満たされないということが原因になっている場合があります。子どもの頃、お母さんや家族から欲しいと思っていた愛を十分に受けられなかったということはありませんか。そういったことが原因で心が満たされず、空虚感や孤独感を感じるようなデメリットが出ることがあります。

心の拠り所がないデメリットは居場所がないと感じるということもあります。心の拠り所がないと安心感がなく気持ちが常に不安定になってしまいます。自分はどうしたいのか、どこへ向かったらいいのかわからなくなり、それが原因で居場所がないと感じてしまうのです。

自分に自信が持てなくなるということも、心の拠り所がない場合のデメリットとなるでしょう。子どもの頃十分に両親、特にお母さんに甘えを受け止めてもらうことができなかったことも原因として考えられます。自分に自信がないので常に周りの反応を窺ってしまうというデメリットがあるのです。

心の拠り所を作りたい場合、心身共にリフレッシュするというのもいいでしょう。困難にぶつかって立ち止まったままだったり、ストレスをたくさん抱えたままでは心の拠り所を探すどころではありません。何が原因で自分が立ち止まっているのか、その原因から少し離れて心身共にリフレッシュすることも大切ですよ。

心の拠り所がない人にとって、新しい刺激を求めるということはとても勇気が要ることでしょう。しかし一度そのように思い切ってみることで案外早くに心の拠り所となることを見つけられるかもしれませんよ。特別なことをしなくても、今まで見たことがないジャンルの映画を見てみたり、行ったことがない所へ行ってみるというだけでもいいでしょう。

興味があるものを探してみるというのもいい方法です。これまで趣味と言えるものがなかった人も、何か始めてみてはいかがでしょうか。ペットを飼うのもいいですし、それだとハードルが高い場合は植物を育ててみるのもいいでしょう。簡単に始められるものから色々探してみることをおすすめします。

色々な人と接すると様々な刺激をもらうことができます。イベントやサークル活動等に出かけることで新しい人間関係ができ、それがいつの間にか心の拠り所となることもあるでしょう。

友人や家族はすでに心の拠り所となっている場合が多いですが、普段は意識しないものです。友人や家族との交流を意識的に増やしてみることで、改めてその存在の大切さを感じられるのではないでしょうか。

自分自身を心の拠り所にするという方法もあります。これまでご紹介したのは自分以外のものに対しての心の拠り所でしたが、自分以外のものを心の拠り所にすると知らないうちに依存に変わってしまうこともあります。その点、自分自身を心の拠り所にすることで、精神的にぶれない自分自身を成長させることができるかもしれませんね。

心の拠り所は精神的に支えとなるものですから、1つは欲しいものです。そして心の拠り所は1つと考えがちかもしれませんが、いくつか心の拠り所を持っていることで安心して色々なことに挑戦できるでしょう。できるだけたくさんの心の拠り所を見つけてくださいね。