年収300万の生活のリアルとは?結婚できる?節約のコツも解説!
この記事では年収300万円の生活について徹底的に解説していきます。結婚している年収300万円世帯や、結婚していない単身者の場合のリアルな生活についても表でご紹介していますので是非参考にして下さい。最後には節約のコツや住宅ローンについてもご紹介しています。
目次
年収300万の人はどんな生活をしているの?
年収300万円と聞くと、あまり裕福だとは言えません。しかし日本の人口の4割が年収300万円で、節約をしながら生活しているというリアルな実態があります。
そんな多くいる年収300万円の人の実際の生活についてや、結婚して子供を育てる場合の生活事情・住宅ローン事情についてなど様々なことをご紹介していきます。
年収300万の人の割合・手取り・税金
年収300万円の割合や、手取りや税金についてご紹介していきます。
年収300万の人の割合は労働者の約4割
国税庁が行った給与に関する調査によると、年収300万円以下の人は全体の40.9%もいるということが分かっています。その中から男性・女性別に年収について調べると、年収300万円以下の人は「男性:42%、女性:65%」と女性は男性よりも非正規雇用で働く人が多いことから年収300万円以下の割合が多いようです。
年収300万の人の手取りはおよそ250万円
年収300万円とはあくまで額面上の数字なので、ここから税金や保険料が差し引かれ実際の手取り額は約250万円です。そして月給にすると約25万円ですが、手取り額は約20万円になります。
年収300万の人の税金は年間30万円程度
年収300万円の場合、所得税の税率は10~20%あり住民税も16~23万円(都道府県民税+市町村民税)かかります。そのため年間30万円程度は税金を支払っているということになります。ここから社会保険料等が引かれるため、手取り額は更に減ってしまいます。
年収300万のリアルな生活【単身者の場合】
年収300万円の結婚していない単身者のリアルな生活について、様々な費用を表にしてご紹介していきます。
家賃・食費等の生活費
年収300万円で結婚していない単身者の生活費は下記のようになります。
家賃 | 70,000円 |
食費(外食費含む) | 45,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
通信費 | 10,000円 |
日用品 | 3,000円 |
医療費 | 1,000円 |
交通費 | 5,000円 |
保険料・貯金等の将来への投資
年収300万円で結婚していない単身者の保険料や貯金といった将来への投資額は下記のようになります。
保険料(生命保険) | 10,000円 |
貯金 | 10,000円 |
趣味・被服費等の自分のためのお金
年収300万円で結婚していない単身者の自分のために使う額は下記のようになります。
被服・美容費 | 10,000円 |
趣味・娯楽 | 10,000円 |
家具・家電 | 5,000円 |
年収300万のリアルな生活【結婚している場合】
年収300万円の結婚してまだ子供がいない世帯のリアルな生活について、様々な費用を表にしてご紹介していきます。
妻がパートに出ることで収入に余裕がうまれる
結婚をしている年収300万円の生活は、奥さんがパートに出ることで節約を頑張りすぎることなく生活することが出来ます。フルタイムでなくても、時給1,000円のパートタイムで月30時間働くだけで世帯収入が30,000円もアップします。
家賃・食費等の生活費
結婚して子供がいない年収300万円世帯の生活費は下記のようになります。
家賃 | 85,000円 |
食費(外食費含む) | 30,000円 |
水道光熱費(節約で工夫) | 10,000円 |
通信費 | 10,000円 |
日用品 | 3,000円 |
医療費 | 2,000円 |
交通費 | 5,000円 |
保険料・貯金等の将来への投資
結婚して子供がいない年収300万円世帯の保険料や貯金といった将来への投資額は下記のようになります。
保険料(生命保険) | 10,000円 |
貯金 | 20,000円 |
趣味・被服費等の夫婦のためのお金
結婚して子供がいない年収300万円世帯の夫婦のために使える額は下記のようになります。
被服・美容費 | 10,000円 |
趣味・娯楽 | 10,000円 |
家具・家電 | 3,000円 |
夫・妻それぞれのお小遣い
結婚して子供がいない年収300万円世帯の夫婦それぞれのお小遣いは下記のようになります。
夫のお小遣い | 25,000円 |
妻のお小遣い | 5,000円 |
年収300万のリアルな生活【子供がいる場合】
年収300万円の結婚して子供が1人いる世帯のリアルな生活について、様々な費用を表にしてご紹介していきます。
児童手当や学資保険を上手に利用しよう
年収300万円で子供がいる家庭は、節約するのはもちろんですが児童手当や学資保険を上手く利用することが生活を苦しくしないためのコツになります。児童手当では、0~3歳未満であれば月15,000円でそれ以降中学校を卒業するまでは月10,000円受け取ることが出来ます。
そして学資保険は「貯蓄機能」と「保障機能」があることが多く、両親が保険期間内に死亡したり高度障害状態になった場合それ以降の保険料を払わずに当初通りの満期金を受け取れます。万が一の時に役立つものなので、ぜひ利用しましょう。
家賃・食費等の生活費
結婚して子供が1人いる年収300万円世帯の生活費は下記のようになります。
家賃 | 75,000円 |
食費(外食費含む) | 30,000円 |
水道光熱費(節約で工夫) | 10,000円 |
通信費 | 10,000円 |
日用品 | 5,000円 |
医療費 | 5,000円 |
教育費 | 10,000円 |
交通費 | 5,000円 |
車の維持費 | 20,000円 |
保険料・貯金等の将来への投資
結婚して子供が1人いる年収300万円世帯の保険料や貯金といった将来への投資額は下記のようになります。
保険料(生命保険・学資保険) | 20,000円 |
貯金 | 20,000円 |
趣味・被服費等の家族のためのお金
結婚して子供が1人いる年収300万円世帯の家族のために使う額は下記のようになります。
被服・美容費 | 12,000円 |
趣味・娯楽 | 5,000円 |
家具・家電 | 3,000円 |
夫・妻・子供のお小遣い
結婚して子供が1人いる年収300万円世帯の夫婦・子供それぞれの小遣いは下記のようになります。
夫のお小遣い | 15,000円 |
妻のお小遣い | 5,000円 |
子供のお小遣い(小学生) | 500円 |
年収300万の人に学ぶ!節約のコツ6つ!
年収300万円の人が実際にしている節約のコツについてご紹介していきます。
栄養価が高くて安い食材を活用する
節約したいけどコツを知らないと食費を節約するのは意外と大変です。そんな食費を節約するには、栄養価が高くて安い食材を上手く利用するのがコツです。
コスパ最強食材である「もやし」は、賞味期限は短いですが小分けにして冷凍することが可能なのでとても便利な食材です。そして次に節約におすすめなのは「豆腐」です。豆腐はそのままでも食べれますが、焼いて肉の代わりにすることが出来ます。
大根の葉や人参の皮などを活用する
大根の葉や人参の皮など、捨ててしまいがちですが実はそこにもたくさんの栄養が含まれているため上手に活用することが節約のコツになります。人参は皮ごと切れば一緒に食べれ、大根の葉は刻んで炊き込みご飯やお味噌汁にしても美味しく食べることが出来ます。
買い物リストを作る
節約のコツとして大切なのは、買い物リストを作ってから買い物に行くということがあります。チラシ等で安い食材を調べて、買う物を事前にリストにして決めておけば無駄な買い物をしなくなるため自然と節約になります。
スーパーだけでなくドラッグストアも活用する
他にも食費を節約するコツとして、ドラッグストアの活用があります。牛乳や卵など、意外とドラッグストアの方がスーパーよりも安く販売されていることが多いです。買い物をする時には、まず「どこが安いか」を知る必要があります。
衣類はしまむらやSEIYUで購入する
デパート等で衣類を買うと、かなりお金がかかってしまいます。そのためいつでも安く販売されている、SEIYUやしまむらといったお店で衣類を買うようにすると同じ金額で倍以上の衣類を買えるためかなりの節約になります。
遠くのテーマパークより近くの公園
結婚して子供が生まれると、休日は家族でテーマパークへ行くという機会が増えます。しかし大人2人と子供1人のチケット代や、パーク内での食事などかなり大きな出費になってしまいます。しかしお弁当を作って公園でピクニックをすれば、交通費や食費などがかなり節約になります。
最近では100均でバトミントンセットなど、公園で遊べる玩具がたくさん売られているので安い金額で十分楽しむことが出来ます。
年収300万の場合の住宅ローン事情は?
年収300万円の人の住宅ローンについてや、家を買う以外の選択肢についてご紹介していきます。
住宅ローン借入額はおよそ1,500万円程度
住宅ローンなどで借りることが出来る金額は、基本的に「年収×5の額」だと言われています。そのため年収300万円の場合、住宅ローンで借りることが出来るのは1,500万円程度だと考えられます。
返済率や返済年数によっては借入額が増やせることも
年収300万円で借りられる住宅ローンは1500万円だと言われていますが、返済率や返済年数によって1700万円や2000万円借りることが出来ます。銀行に確認して見るのが手っ取り早いですが、1つ言えるのは長く返済し続けることになるとそれだけ生活が苦しくなる可能性があるということです。
ずっと賃貸物件に住むという選択も〇
年収300万円の場合は、無理に一戸建てなどを買わなくてもずっと賃貸物件に住むという選択肢もあります。その場合は常に家賃を払い続けなければいけませんが、住宅ローンは大きな負担になることがあるため場合によって家賃を払い続けるほうが生活が安定することがあります。
年収300万の使い道を工夫し、楽しい生活を!
年収300万円のリアルな生活や、住宅ローンや節約のコツについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。年収300万円でも、夫婦共働きであったり節約をしていれば生活は苦しくなりません。色々と工夫をして、楽しい生活を送るようにしましょう。