3歳児におすすめの遊び15選!心と体の発達を促そう!【屋外・室内】

3歳児になると好奇心も旺盛でさまざまなことに挑戦しようとします。自立心も芽生え、何でも自分でしたがったり、遊びもダイナミックな遊びが増えます。そんな3歳児の体とこころの発達についてご紹介すると同時に、3歳児におすすめの遊びをご紹介していきます。

3歳児におすすめの遊び15選!心と体の発達を促そう!【屋外・室内】のイメージ

目次

  1. 13歳児になると好奇心旺盛で動きも活発に!
  2. 23歳児の発達の特徴7選!
  3. 33歳児の遊びを通した保育のねらい5つを解説!
  4. 43歳児におすすめの遊び①屋外編7選!
  5. 53歳児におすすめの遊び②室内編8選!
  6. 6幼稚園や保育園で遊べる心と体の発達を促すゲーム3選!
  7. 73歳児のお家遊びで注意する3つのポイントとは?
  8. 83歳は遊びの幅が広がる!楽しく遊んで好奇心を育てよう!

3歳児になると好奇心旺盛で動きも活発に!

3歳児になるとだんだんと知能も発達し、社会性の広がりも見られるようになってきます。ですがまだまだ個人差や月齢による差はありますので、お子さんによって体の動きも、おもちゃを使った遊び方もさまざまであるのが特徴です。また「三つ子の魂百まで」というように、脳は3歳までに臨界期を迎えると言われています。本来は3歳になるまでに様々な経験をするということが大切ですが、3歳になった今だからこそできる経験もたくさんあります。芽生えてきた好奇心を大切に様々な経験をさせてあげたいものです。

母と子

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3歳児のからだの発達の特徴

3歳児のからだの発達、運動面の発達の特徴には次のことが挙げられます。
 

  • 片足立ちができる
  • 大人のような持ち方でクレヨンを持つことができる
  • キレイな線を描く
  • 箸を使うことができる
  • 三輪車に乗れる
  • 片足で少し跳ぶことができる

お絵かきする子

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3歳児のこころの発達の特徴

3歳児になると、こころの発達として以下のような様子が見られます。またことばも上手に使えるようになってきます。
 

  • 自分の名前を言うことができる
  • 手を洗い、拭くことができる
  • 「ぼく」「わたし」と言う
  • 友だちとおもちゃを一緒に使って遊ぶことができる
  • 一人でちゃんと着替えることができる
  • 顔を洗える
  • 一人でボタンがかけられる
  • 色がわかる
  • 形のあるものを描くことができる

お風呂に入っている子

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3歳児の発達の特徴7選!

子どもも2歳後半から3歳児になるにつれ、だんだんと体格もしっかりとしてきて、赤ちゃんっぽさがすっかりと抜けて、「子ども」らしくなってきますね。3歳児になると先にご紹介した通り、様々なことができるようになります。そこで今度はさらに具体的に3歳児の発達的特徴について7つの項目に分け、ご紹介します。

①身長が出生時の約2倍に!

3歳児になると身長は生まれた時の約2倍になります。出生時に50cmの身長だった赤ちゃんは約100cmになるということですね。しかし3歳児というとやはりまだ月齢や発達による個人差がありますので、少々平均より低くても心配する必要はないでしょう。ただ母子手帳に載っている成長曲線から大幅にはみ出す場合は、保健師さんや医師に相談してみましょう

男の子と女の子

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3歳児(男児)の平均身長

3歳の男の子の身長は、3歳0ヶ月から4歳0ヶ月までの1年間で、平均約7.1cm伸びるそうです。3歳0ヶ月の男の子の平均身長は約93.3cmですから、4歳になる頃には100cmくらいになるということですね。ちなみに3歳児の男の子の場合、3歳6ヶ月の平均身長は約96.9cmです。

3歳児(女児)の平均身長

3歳児は女の子の場合も、3歳0ヶ月から4歳0ヶ月までの1年間で、平均7.1cm伸びます。女の子の場合、3歳0ヶ月の平均身長は92.2cmで、3歳6ヶ月の平均身長は95.9cm3歳11ヶ月には98.9cmになります。

②体重は出生時の約4倍に!

3歳児の身長は出生時の約2倍になるとお伝えしました。体重はなんと出生時の4倍になります。新生児期の平均体重が約3,000g、約3kgくらいですから、単純計算でいけば12Kgくらいになるということになりますね。3歳児の体重については以下の表を参考にしてみてください。

体重計

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3歳児(男児)の体重
 

月齢 軽い 標準 重い
3歳0ヶ月~3歳6ヶ月未満 11.72 13.99 17.43
3歳6ヶ月~3歳12ヶ月 12.42 14.90 18.82

3歳児(女児)の体重
 
月齢 軽い 標準 重い
3歳0ヶ月~3歳6ヶ月未満 11.04 13.53 16.76
3歳6ヶ月~3歳12ヶ月 11.83 14.56 18.27

③色、形、大きさなどの違いが認識できる

2歳くらいから4歳くらいにかけての知能の発達として、イメージして考えられるようになってくるという特徴があります。そうすると物の色や形、大きさなどの違いがわかるようになり、おもちゃを色や形別に分けてみたり、大きさ順に並べてみたりと遊びの幅も広がってきます。

積み木と幼児

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④自分で欲求が満たせる

3歳児になると知的好奇心も旺盛になり、なんでも自分でしたくなります。衣・食・住について、すべてこれまでは大人にしてもらっていましたが、服を自分で着替えたり、食べ物を自分で食べたりといろいろな欲求を自分で満たせるようになります。もちろん遊びたいおもちゃがあれば自分で出してきて遊びますし、自分で出せないおもちゃは出してほしいと要求してきます。なんでも自分でという時期とはいえ、まだまだ大人の手が必要です。急かしたり叱ったりせずに、暖かく見守ってあげる余裕が大人には必要です。

ケーキを食べる子

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⑤社会性が成熟してくる

3歳になると社会性も育ってきます。これまで対大人とのやり取りしか成立しなかったのが、次第に友だちとうまくやり取りできるようになってきます。しかしまだまだうまく思いを伝えられなかったり、自分の思いを優先することも多く、友だちとおもちゃの取り合い等のトラブルも多く見られるようになります。その反面、友だちに優しいことばをかけたり、欲しいおもちゃがあってもちょっと我慢するといったようすも見られます。

子ども

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⑥想像力が大きく発達する

3歳児の発達の特徴として、想像力が大きく発達するということがあります。ことばの発達とともに、想像力が発達し、目の前にないものをイメージして遊ぶことができます。ごっこ遊びをより楽しめるようになるのもこの頃からです。また社会性の発達とともに、相手の気持ちをイメージすることもできるようになってくるので、友だちが怪我をして泣いたりしていると「大丈夫?」と声をかける等、思いやりの心も芽生えてきます。しかしこの思いやりは、2歳代までに培われてきた保育者との愛着関係がしっかりしていてこそのものです。

ままごと

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⑦会話のキャッチボールができる

3歳児になるとことばのキャッチボールも巧みになってきます。そのため親子の会話も増えるでしょう。時には「そんなことばいつ知ったの」ということばを使って保育者を驚かせることもあります。ごっこ遊びのなかでも一人で会話を繰り広げます。お母さんと自分の会話のやりとりの一場面を再現することもあり、お母さんはその再現力にびっくりすることも多いでしょう。

母と子

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3歳児の遊びを通した保育のねらい5つを解説!

単純に「遊び」と言っても、実はそれぞれのおもちゃや遊具、遊びには保育のねらいがあります。室内遊びでも屋外での遊びでもねらいを知っていると知らないとでは、同じ保育をしていても内容の厚みが変わってきますね。

①運動能力を高める

3歳になると、これまでどことなくおぼつかなかった動きもしっかりとしてきて、階段の上り下りもスムーズになったり、片足でバランスをとって立つことができたり、三輪車に乗ることもできるようになります。しかしあくまでも個人差はあるので、3歳になったからこれらが必ずできる、できなければならないというわけではなく、毎日の遊びの中で大人と一緒にさまざまな体を使った遊びをすることで、さらに運動能力が高まっていきます。

3歳と言うとまだまだ全身を使った大きな動きの運動が大切な時期です。運度の発達は中心から末端へと言われます。製作や室内遊びなどで必要な細かい手の動きも、大きく体を動かす遊びをたくさんすることで発達していきます。

遊具に乗る子

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②知的好奇心を刺激する

3歳児は知的好奇心がとても旺盛です。とにかくいろいろなことに興味があります。特に一番身近なお父さんやお母さんがやっていることは、何でもやってみたいというのが3歳児の特徴とも言えるでしょう。「ぼくも(わたしも)やりたい!」とお子さんが言っても、何かと忙しい大人はつい「そっちで遊んでて」と言ってしまいがちですが、それではせっかくのお子さんの知的好奇心の芽を摘んでしまうことになります。3歳児にとってはどんなおもちゃよりも面白いことに思えるのです。

お手伝いする子

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できそうなことがあれば、どんどん大人のお手伝いをさせてあげましょう。もちろんお手伝いと言っても、本当にお父さんやお母さんの作業の戦力になるわけではありません。「一人でやった方が早く済むのに」ということや、後でやり直さないといけないことの方が多いでしょう。しかしそんな日常のお手伝いの中でも、お子さんは実際の経験を通してさまざまなことを吸収していくのです。また大人と一緒に安心した環境で取り組むということが、こころの育ちにもとても大切なのです。

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③手先の器用さを発達させる

3歳児になると手先を使う遊び(微細運動)も楽しめるようになり、保育園でもだんだんと折り紙を使ったり、ハサミを使ったり、さまざまな道具を使って製作するようになります。

微細運動の発達はまずは粗大運動といって、体を大きく動かす運動がたくさんできるようになってから発達します。お子さんによっては微細運動が苦手なお子さんもいると思いますが、微細運動だけに注目して訓練のように取り組みよりも、屋外に限らず室内でも大きく体を動かすことをねらいとした遊びやゲームをすることで、微細運動も次第に発達します。

ハサミとペン

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④季節に合わせた自然の素材を製作に活かす

保育園では特に製作や屋外、室内での遊びに季節に対応したねらいをもって保育計画が立てられます。季節に合ったさまざまな経験をすることで、自分が生活する環境を知ったり、五感を働かせることによって、感覚処理能力と感性が育つためです。特に秋は落ち葉やどんぐり等を用いた製作やおもちゃ作り、花の咲く季節には押し花を使った製作等ができますね。

どんぐり

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⑤社会性を育てる

3歳児の保育のねらいの中には「社会性を育てる」ということもあります。さまざまなおもちゃを使った遊びや、ごっこ遊び、ゲームをする中で、お友だちとたくさんやり取りをします。そのやりとりの中で時にはお友だちと喧嘩になったり、おもちゃの取り合いになったりすることもあるでしょう。そうしたときにどのように解決するのかということも大切な経験なのです。そうした遊びや経験が後に生きる力となっていきます。

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3歳児におすすめの遊び①屋外編7選!

知的好奇心が旺盛になってきて、ダイナミックな身体の動きを活かした遊びもできるようになってきた3歳児におすすめの遊びにはどんな遊びがあるでしょうか。まずは屋外での遊びについてご紹介します。

①公園遊び

屋外での遊びと言えば、公園があるでしょう。特にまだ保育園に入園していないお子さんにとっては、公園が屋外遊びの主となっているかもしれませんね。公園にはさまざまな遊具やおもちゃがあります。それぞれの遊具にはそれぞれのねらいがあります。バランスをとることをねらいとしているものや、手足の協応運動をねらいとしているもの、いろいろな触感を経験できる等さまざまです。

公園で遊ぶ子

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今は公園の遊具もとても充実していて、それぞれの公園によっていろいろな遊具が楽しめますね。住環境によってはそういった公園は遠い人もあるでしょう。そんなときはぜひお弁当持ちで、遠足気分で行くのも良いでしょう。

②自転車

自転車と言ってもまだ3歳児ですので、本格的な自転車というよりは、今は”ランニングバイク”や”ストライダー”といったペダルの付いていない2輪車が自転車に乗る前段階として人気のようです。車体の設計が低重心で安定していて軽量、転倒しにくく作られているそうですし、三輪車や補助輪付きの自転車に乗るよりも、自転車への移行がスムーズだと言われています。ちなみにストライダーはだいたい5歳くらいまで使えるようですよ。

③自然とふれあう

屋外の遊びでは自然とふれあうことも保育のねらいとなるでしょう。屋外では四季折々の特徴があります。空気、におい、空の色、山の色、木の葉の色、咲いている花等を体で感じられます。五感で自然を感じふれあうことは感性の発達、脳の発達に欠かせません。

散歩する親子

出典: https://pixabay.com

春になれば一緒に花を植えたり、畑を耕すのも子どもにとっては良い遊びです。春になるとさまざまな虫も出てきますね。お母さんのなかには虫が苦手な人もいるでしょうが、散歩に出かけた際などには、「あ、ちょうちょだ」「ダンゴムシだね」「つくしが生えているね」等の何気ない会話も、五感とことばを結び付けることができ、感性の発達、情緒の発達にとても役立ちます。

④トランポリン

トランポリン遊びのねらいとして、バランスをとる能力を高めたり、空間認知の能力を高める、リズム感を養う等の特徴があります。屋外でトランポリンというのもイメージしにくい人もいるかもしれませんが、屋外用のトランポリンは販売もされていますし、”ふわふわドーム”と言って、公園に設置されているものもあります。

”ふわふわドーム”が設置されているのは、関東では国営昭和記念公園(東京都)、こどもの国(神奈川県)、ちちぶキッズパーク(埼玉県)、笠間芸術の森公園(茨城県)等、関西では兵庫県立淡路島公園(兵庫県)、さぎのせ公園(和歌山県)、日本へそ公園(兵庫県)等があります。他にもたくさんあるようなので、近くの公園を探してみてくださいね。

ふわふわドーム

出典: https://www.taiyokogyo.co.jp/architecture/dome.html

⑤ボール遊び

屋外での遊びとしては、ボール遊びも良いでしょう。どんなおもちゃよりも信頼できる相手とのボール遊びは子どもにとってとても楽しい遊びです。そして屋外の広い場所でなら気にせず、大人も一緒に思い切りボールを使って遊べますね。ボール遊びはどれくらい力を入れて投げたらどのくらい飛ぶかということや、いろいろな投げ方や蹴ることによって全身を使う遊びにもなります。またボールの動きを予測したり、自分とボールとの距離をつかんだりとさまざまな能力、感覚を刺激する遊びでもあります。

サッカーボールと女の子

出典: https://pixabay.com

3歳児になると、これまでは対大人のボールのやり取りだったのが、保育園等でも、馴染みの友だち数人とボールを使って遊べるようになってきます。しかしまだまだ3歳児は自分の「できた」が見てほしいので、うまく投げることができた、蹴ることができたとその度に保育者に報告に来たり、ボールの取り合いになって喧嘩になることもあるでしょう。

⑥シャボン玉遊び

シャボン玉遊びは子どもにとってとても魅力的な遊びです。しかしシャボン玉を室内ですることはほとんどないでしょう。やはりシャボン玉は屋外で楽しむ遊びだと思いますが、コンクリート等の平らな場所でする場合、液がこぼれたりすると滑って転倒することもあるので気をつけたいものです。シャボン玉を保育の中で行うねらいとしては様々なものがあります。

シャボン玉と親子

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シャボン玉を追いかける

保育者に作ってもらった(吹いてもらった)シャボン玉は、ふわふわと予測不能な動きで宙を漂い、虹色のふわふわしたシャボン玉は、子どもの好奇心をくすぐります。追いかけたり手でぱちんと割ってみたり、ジャンプして取ろうとしたり、自然と全身運動が促されます。ただシャボン玉を追いかける遊びは周りが見えなくなってしまうことが多々あるので、公園等広い場所で、周りの人に迷惑にならないようにしましょう。

シャボン玉を吹く

シャボン玉を吹くという動作は、ことばの発達にとても役立ちます。3歳児の頃はまだほとんど気にしなくて良いですが、もう少し大きくなって、5歳くらいになってくると次第に発音も気になってくるお子さんもあるでしょう。そういったときに、シャボン玉を吹くという口を使った遊びが役に立つことがあります。また3歳児であっても、息をコントロールしなくてはならないシャボン玉遊びは、呼吸筋を鍛えるためにも良いそうですよ。ただ年齢が小さければ小さいほど、シャボン玉液の誤飲には注意してあげましょう。

シャボン玉を吹く女の子

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⑦かくれんぼ

3歳児になるとかくれんぼのような簡単なルールのあるゲームができるようになります。とはいえ、3歳児はまだまだ自分の身体像というものがわかっていないので、頭だけ隠してあとは丸見えということはよくあるでしょう。みつからないようにするというよりも、見つかったときにおおはしゃぎという場面も良く目にします。

室内では限られた空間なので、隠れる場所も限られてきます。屋外へ出て遊ぶ時にかくれんぼをしてみるとまた違った楽しみ方があるかもしれませんね。ただし、屋外でかくれんぼをする場合は、お子さんの安全を十分に考慮した場所でするようにしましょう。

男の子と女の子

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3歳児におすすめの遊び②室内編8選!

3歳児にもなると、屋外で思い切り体を動かして遊ぶことが好きになり、悪天候等で室内遊びを余儀なくされた場合を除いて、屋外へ行きたがることが多いでしょう。しかし天候は思い通りにはならないので、室内で遊ぶ場合も、おもちゃで遊ぶ以外に3歳児が満足する遊びを提供してあげられると良いですね。

①ごっこ遊び

室内遊びの代表格としてはやはりごっこ遊びではないでしょうか。3歳児になると男の子は次第に戦いごっこをするようになってくる子もいます。特に上にお兄ちゃんがいる男の子は家庭でも常に戦いごっこが繰り広げられていることでしょう。女の子の場合はおもちゃや人形をうまく使ってお世話ごっこや、お店屋さんごっこ、ままごとがこれまでよりまた高度になってきます。

どんなごっこ遊びも、生活の中で経験したことや覚えたことを表現するので、「いつの間にそんな言葉をおぼえたの」ということも多いでしょう。ごっこ遊びは想像力をとても豊かにしてくれるので、時間が許す限りお父さんやお母さんは要求に応じた役になりきって、一緒に遊んであげましょう。また3歳児になると友だちとも少しずつ遊べるようになってきます。そんなとき、ごっこ遊びは社会性の発達にとても役に立ちます。

ままごと

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②お絵かきやぬりえなどの製作

3歳児になるとお絵かきやぬりえ遊び等の製作遊びも、室内遊びとしてとても良いですね。手先を使う製作遊びは視覚と手の協応運動ですので、将来文字を書くようになるためにも必要な遊びです。いろいろな画材を使って自由にお絵かきできる環境を整えてあげたいですね。基本的には自由に描かせてあげるのが良いと思いますが、時にはお父さん、お母さんも一緒に描くということも大切です。たくさん自由に描かせてあげて、たくさん褒めてあげましょう。

クレヨン

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のりやはさみ、テープを使った製作

お絵かきやぬりえのような描く、塗るという製作も良いですが、のりやハサミ、テープを使った製作の楽しみも教えてあげたいものです。最近では学研や公文等さまざまな教材があります。それらを利用しても良いですし、お父さんやお母さんが簡単に線を描いてあげてそれをハサミで切ったり、手でちぎった色紙を貼り絵のようにしてのりで貼る等でも良いでしょう。たくさんの製作活動をさせてみてあげてくださいね。

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③ダンスや体操

3歳児の室内遊びとしては、ダンスや体操をするのも良いでしょう。音楽に合わせて体を動かすことは子どもたちは大好きです。いつも見ている子ども向け番組のダンスや体操をテレビを見ながらするのも良いですが、音楽だけで、どんな振り付けだったか思い出しながらするのも良いですよ。またリトミックのように、好きな音楽に合わせていろいろな動物に変身する遊びも良いでしょう。大人も一緒に踊って、運動不足を解消するのも良いかもしれませんね。

エビカニクス

このエビカニクス、ノリノリの音楽でケロポンズさんらしい感じの曲ですが、一度やってみてください。本気でやると結構ハードです。じんわり汗をかきますよ。お子さんもノリノリの曲で楽しめるでしょう。

ラーメン体操

エビカニクスと曲調は全く違い、中国風の曲調です。「ラーメン」というおなじみの食べ物が登場するので、お子さんに人気の体操。これも本気で取り組むと結構、体にこたえますよ。

④宝探し

室内遊びで楽しめるゲームとして、宝探しゲームも楽しいですよ。特別何か良い物(宝)を用意しなくてはならないというわけではありません。「この部屋の中にある赤色の物を探そう」でも良いですし、片づけがなかなかはかどらない時にも、宝探しゲームは活躍します。「○○(おもちゃ)はどこかな~」等ゲーム感覚で声をかけてあげることで、きっとお子さんは夢中になって言われたものを探すでしょう。

⑤影絵遊び

影絵遊びは室内遊びだからこその遊びだと思いますが、いろいろな物の影を映して何の影かを当てる影あてゲームも面白いでしょう。ただこの遊びは複数の保育者がいた方がしやすいので、家庭でする場合にはお父さんお母さんがそろっている時が良いでしょう。部屋を暗くし、布やコピー用紙で遮った所に、いろいろな物の影を映して当てっこしてみましょう。

うさぎの影

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⑥粘土遊び

粘土遊びも室内遊びの定番ですね。保育園等ではすでに園に粘土があるかもしれませんが、家庭で粘土遊びする場合は小麦粉で手作りするとわざわざ粘土を買いに行く必要はありません。一緒に粉から作れば、サラサラ、ネチョネチョ等いろいろな触感も経験でき、触感覚の刺激になります。ただひとまとめにして粘土になるまでには少し時間がかかるので、お子さんのようすによっては、あらかじめ保育者が粘土になるまでこねて作ってから与えてあげる方が良いでしょう。

小麦粉をこねる手

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小麦粉粘土の材料と作り方
 

  • 小麦粉(薄力粉)300~500g程度
  • 水  適量
  • 塩  少々(腐りにくくするため)
  • サラダ油  スプーンひとさじ程度
  • 食紅  お好みで
 
  1. ボウルに小麦粉と塩を入れて混ぜます。塩は腐りにくくするためのものなので、その日のうちに処分する場合は入れなくても大丈夫です。
  2. 1.にサラダ油をスプーンにひとさじ程度入れて、また混ぜます。これもツヤだしになったり、まとまりやすくするためのものなので、入れても入れなくてもOKです。
  3. 2.に水を入れてこねます。水はちょうど良い硬さになるまで様子を見ながら足してください。
  4. 食紅を入れて混ぜます。先に食紅を水に溶いてこねるやり方の方が混ぜやすいですが、何色も作る場合は、それぞれにボウル等の容器が必要になります。

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⑦風船&うちわでバドミントン

バドミントンのラケットがうちわで、シャトルが風船で代用した遊びです。本当のバドミントンはまだ難しいかもしれませんが、うちわと風船なら3歳児でも十分に室内で楽しめる遊びになります。手で直接風船に触れる遊びと違い、道具を操作することになるので自分+道具(うちわ)+道具(風船)の距離感や動きの予測、操作が必要になります。お父さんやお母さんと、兄弟がいれば兄弟と一緒にゲーム感覚で楽しめる遊びですね。

⑧段ボールハウス

3歳児に限らず何故か狭い空間が好きなお子さんは多いと思います。そんなお子さんには段ボールハウスで遊ぶのも良いでしょう。大きな段ボールがあればそのまま使っても良いですし、いくつかの段ボールを組み合わせても良いでしょう。段ボールハウスは製作遊びにも運動遊びにもなりますね。

段ボール

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幼稚園や保育園で遊べる心と体の発達を促すゲーム3選!

幼稚園でも保育園でもそれぞれ年齢に応じたねらいをもって遊びの年間計画、月案、週案、日案等が考えられています。保育士さんもさまざまな遊びを考えるのに大変ですね。そこで幼稚園や保育園で遊べる心と体の発達を促すゲームについて3つご紹介します。

①枯れ葉集めゲーム

秋になると園庭に枯れ葉がたくさん落ちてくるという幼稚園、保育園もあるでしょう。そういうときには枯れ葉掃除を「枯れ葉集めゲーム」として、遊びの一環で子どもたちに掃除を手伝ってもらうのはどうでしょうか。「掃除」を「ゲーム」という名称にするだけでも、子どもは興味を示してくれます。

こどもと枯れ葉

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枯れ葉を誰が一番たくさん集めたか競争するゲームや、一度にどれだけ枯れ葉を持てるかというゲームにしてみたり、いろいろな葉っぱを見比べてみたりと、枯れ葉集めゲームは自然とのふれあいで五感を刺激してくれます。五感を刺激するということと、量の比較、競争するという社会性をねらいとして、ゲームを繰り広げられますね。

②木の実のかくれんぼゲーム

「木の実のかくれんぼゲーム」は、木の実と紙コップ等簡単な入れ物があればできるゲームです。紙コップなど隠す容器をいくつか用意し、そこに木の実を隠して、どこに隠れているか当てっこするゲームで、慣れてきたら木の実の数を増やして、どこに何個入っているかを当てるというのも良いでしょう。

木の実

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この遊びは屋外での木の実拾いと、室内遊びの両方で楽しめるのが特徴です。秋を満喫するというねらいで取り組むことができますね。使った後の紙コップや木の実は秋の製作にも使うことができます。

③ハットタッチ競争

運動会のパン食い競争ゲームの帽子版と言ったら良いでしょうか。竿などに帽子をつるして、子どもがジャンプしてタッチできるくらいの高さに設置します。「よーい、ドン」で走って帽子の所まで行き、帽子にタッチできたら走ってゴールします。またジャンプして帽子を取った後は頭にかぶってゴールするというのも良いですね。ハットタッチ競争は全身運動、運動能力を高めることをねらいとして遊べるほか、友だちと競争するという経験をねらいとしても良いでしょう。

3歳児のお家遊びで注意する3つのポイントとは?

家庭で遊ぶ場合、好奇心旺盛なところが特徴の3歳児について、保育者が注意しなくてはならないポイントがあります。特に対象のお子さんが第一子の場合は、お父さんもお母さんもどのように対応してあげればよいか迷うこともあるでしょう。3歳児とお家遊びで注意するべき3つのポイントについてご紹介します。

①「ダメ!」と言いすぎない

3歳児といえば、まだ2歳からのイヤイヤ期の延長上にあったり、好奇心旺盛でいろいろなことに興味を持つのが特徴ですが、家庭で3歳児と過ごしているとつい、「ダメ!」ということばを連発してしまっていませんか。あまりにも「ダメ」を言いすぎると、お子さんのせっかくの好奇心の芽を摘んでしまうことになったり、やってみようとする自発的な行動を制限してしまうことになります。

母と子

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幼い頃は少々の怪我も勉強のうちです。あまり過保護になりすぎないように、3歳児との生活を楽しみたいものです。しかし命にかかわるほど危険なことや、人に危害を加えてしまうような場面では「ダメ!」と言って叱らなくてはなりません。その時は何がダメなのか説明してあげてくださいね。しかし長々と説明してもまだ3歳児ですから理解できず、結局何についてダメと言われたのかわからないということもありますので、簡潔に「~だから~したらダメだよ」と伝えてあげましょう。

人格まで否定しないで

よく「○○ちゃんは悪い子」「~する○○ちゃんがダメでしょ」等の言い方をされる場合がありますが、その言い方だとお子さん自体を否定することになってしまいます。叱るときには「~するこの手はダメね」「~したらダメだよ」と行為やその行為をした手や足に焦点を当てて叱ってあげましょう。決してお子さんの人格まで否定するような叱り方にならないようにしてあげてくださいね。

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②こわれものや貴重品は手が届かない所にしまっておく

家庭にあるもので子どもが触ると壊れそうなものや、大切な貴重品等は、お子さんの手が届かない所に管理するようにしましょう。3歳児にとってはまだまだ身近にあるものはすべて良いおもちゃです。自分がいつも遊んでいるおもちゃに飽きたら、家にあるいろいろな物を使って遊びたくなるものです。特にちょっと高い所にあるような物を背伸びをして取るというのも、子どもにとっては刺激のある遊びです。

貴重品箱

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また保育者がお子さんに触られると困るようなものほど、何故か子どもは興味を示すという特徴もあります。触られて困るようなものはできるだけお子さんの目につかない、手の届かない所に保管することで「ダメ」と言う回数も減らすことができます。

③ある程度の散らかす、汚すは大目に見る

家の中はいつもきれいにしておきたいという方も多いでしょう。しかし3歳児がいる家庭で、常にきっちりと整理整頓されてきれいな家というのは、かえって不自然かもしれません。3歳児にもなると、家の中におもちゃもたくさん増えているでしょうから、ある程度のおもちゃ等の散らかしや、製作遊びをして汚してしまうということも、大目に見ることが大切です。子どもがいるのにきれいなままにしておける方が無理と思う、そういう考え方でいることで、「ダメ」の回避にもなるでしょう。

3歳は遊びの幅が広がる!楽しく遊んで好奇心を育てよう!

3歳児になると動きも活発になり、いろいろなことに挑戦できるようになってきます。3歳児の特徴を知っておもちゃやテレビ任せにしいないで、大人も一緒におもちゃを使って遊んだり、屋外で体を動かして遊んだりとさまざまな遊びを経験させてあげましょう。保育者と一緒に遊んで楽しかったという経験が、運動能力もそうですが、こころの成長には必要です。楽しく遊んで子どもの好奇心を育ててあげましょう。

女の子

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この記事のライター
chiiao
子どもとのんびり過ごしたい! おでかけしたい! 正しい日本語を使うように気を付けています。

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