『アチーブメント』の意味！対義語やゲーム・テストでの意味も紹介！

ゲームでトロフィーやバッジを獲得することができるアチーブメントや、そもそも英語であるアチーブメントはどのような意味があるのかあまり知らないのではないでしょうか。意外と知らないアチーブメントの意味や語源、英語での意味や類語・対義語など様々なアチーブメントについてご紹介してきます。

アチーブメントの意味や類語や対義語だけでなく、神奈川県全域の中学生が対象になり「アステト」という略称でも呼ばれるようになり話題になったアチーブメントテストについてや、神奈川県独自のアチーブメントテストが定着する以前の元々のアチーブメントテストの意味などについてもご紹介していきます。

アチーブメントという言葉の意味には「達成」というものがあります。人には元々持っている先天的な能力と、努力で得られる後天的な能力があります。つまり、アチーブメントとは「努力することで何かを成し遂げ達成すること」を意味しています。

仕事や学業でのテストなど、何かしらを努力して達成するとおのずと結果が出てきます。努力した後に訪れる達成には素晴らしい結果が伴うことから、アチーブメントには「努力して達成することで出た成果・業績・功績」という意味もあります。

努力をして結果を得られることといえば、やはり学生時代の勉強や学習をイメージしやすいですね。そのことから、アチーブメントという言葉の意味の中には勉強や学習を意味した「学習成績」というものがあります。

元々英語であるアチーブメント（achievement）はどのような語源があるのでしょうか。アチーブメントの語源だけでなく、アチーブメントの英語を使った例文についてなどをご紹介してきます。

そもそも英語であるアチーブメント（achievement）の語源は、「achieve（成果が表に出る）」と「-ment（こと）」という2つの英語が合わさり「achievement」になったことが語源になっています。成果が出るという意味のある英語「achieve」が含まれているので、「達成する」という意味のアチーブメントという言葉になります。

英語であるアチーブメント（achievement）の正しい使い方について、アチーブメントを使った英語の例文を3つほどご紹介します。

・a modest achievement（ア　モーデスト　アチーブメント）
わずかな手柄。
・a great achievement（ア　グレート　アチーブメント）
大きな勲功。
・Have one's achievement（ハブ　ワンス　アチーブメント）
実績がある。

英語であるアチーブメント（achievement）の語源や意味だけでなく、例文を見てアチーブメントの正しい使い方ができるようにしましょう。

最近ではゲームでもトロフィーやバッジを獲得するときに「アチーブメントを取得しました」などとアナウンスが出てきます。意外と知らないゲーム用語としてのアチーブメントの意味や使い方についてご紹介していきます。

アチーブメントは元々「達成・成果・功績」といった意味があることから、アチーブメントはゲーム用語としても「ゲーム中でのある条件を達成して獲得できる証」という意味があります。

ゲームの中で獲得できる証（アチーブメント）は、トロフィーやバッジを獲得するのが定番ですがトロフィーやバッジ以外にも特定のアイテムを獲得できるシステムもあります。

ゲーム内で条件を達成した時に使われるアチーブメントには、ゲーム内のみで使われる類語で「トロフィー」「バッジ」が使われることがあります。「トロフィーを獲得しました」「バッジを獲得しました」とアチーブメントの類語を、条件達成の表現として使うシステムもあります。

この類語は、アチーブメントだと分かりにくさを感じる人が多いことから使われるようになった類語です。

昔は基本的に1人で行うゲームが多くオフラインなのである意味閉鎖的なものでしたが、今のゲームはネット上でたくさんの人と楽しめる「オンライン」が定番です。オンラインで協力プレイや対戦ができるようになったことから、ゲーム用語のアチーブメントが誕生しました。

獲得するトロフィーやバッジはゲームをする自分へのご褒美だけでなく、他のプレイヤーに見せることができる「自分のランク・勲章」といった意味もあります。他の人より多くのトロフィーやバッジを獲得することで、より達成感を高めることができるという役割も担っています。

アチーブメントテストは、現在の日本では神奈川県で実施されていた「高等学校入学判定に極めて重要だった試験」を指すことがおおいです。このテストは、神奈川県内の公立高等学校の入学判定に対してかなり重要視されていたテストです。しかし神奈川県外からの転入者に対する救済措置がないなどの問題があり、1997年には神奈川県全域で行われていたこのテストは廃止されました。

神奈川県ではこのアチーブメントテストのことを「アテスト」という略称で呼ばれていました。「アステト」という言葉がすぐに通じるのであれば、その人は神奈川県民である可能性が高いです。このテストを受けていた神奈川県民は、テストに失敗したら人生が終わると強い恐怖感を感じていたようです。

神奈川県限定のアチーブメントテストが浸透する前は、日本では異なる意味を持っていました。元々は、「全国の中学生の高校受験前の学力テスト」として行われていた学力テストなのです。

アチーブメントには「学習成績」という意味があることから、「学習到達度を測定する学力テスト」というのが本来のアチーブメントテストです。神奈川県が独自のアチーブメントテストを実施したことが理由で、この本来の意味が忘れ去られていってしまったようです。

達成などの意味があるアチーブメントには違う意味を持つ対義語が1つあります。同じような意味の類語ではなく、反対の意味を持つ対義語についてご紹介していきます。

アチーブメントの対義語には、罪過（ざいか）という言葉があります。この対義語である罪過には2つの意味があるので、まずは意味をご紹介します。

・罪と過ちといった、法律や道徳に背いた行為という意味。
・罰することという意味。

この罪という意味をもった言葉が、努力して達成するという意味のアチーブメントの対義語です。

アチーブメントの対義語である罪過を意味する英語のOffense（オフェンス）は、他にも「不愉快なもの」など様々な意味があります。そんな対義語であるOffenseの使い方について3つの例文をご紹介します。

・take offense at～：～に対して怒る
・a criminal offense：軽微な犯罪
・an offense to the ear：耳障りなもの

アチーブメントの対義語であるOffenseはこのように様々な使い方ができます。

アチーブメントとは、業績や達成などの「努力をした結果」を表す意味を持つ言葉であることが分かりました。学力テストであるアチーブメントテストは最近ではあまり馴染みはありませんが、ゲームでのトロフィーやバッジの獲得などでアチーブメントが使われるケースは多いです。

意味を知らずに「アチーブメントを獲得しました」とアナウンスされても分からないだけですが、意味を知ったのでこれからは更に達成感が強くなりそうですね。