『生真面目』の意味とは?生真面目な人の特徴14選や改善方法も紹介!
生真面目な人に困ったことがある方も多いのではないでしょうか?そもそも生真面目とはどのような意味があるのでしょう。 今回は「生真面目」の意味や特徴、対処法をご紹介!さらに、生真面目と言われて悩んでいる方に向けての改善方法やメリットなどもご紹介します。
目次
『生真面目』の意味とは?
「生真面目」とは、非常にまじめであるという意味や、まじめすぎて融通性に欠ける性格という意味です。
人を形容する言葉としてはあまりいい意味では使われません。
「生真面目」と「真面目」の違いとは?
似た言葉に「真面目」という言葉がありますが、両者は何が違い、どんな意味があるのでしょうか。
「真面目」には「生真面目」にあったネガティブな意味はなく、真心がこもっていることや、誠実なことを意味します。
「真面目な人」というと概ね良い意味で使われますが、「生真面目な人」というとあまり良くない印象がありますね。
生真面目な人の特徴14選!
では、生真面目といわれる人の特徴を14個ご紹介します。
生真面目な人に対処しなければならない方は是非その生態を知り、活用してみてください。
あまり笑わない
生真面目な人たちは、場の雰囲気に合わせた態度や対応を取るということをしません。
そのため、相手に合わせて笑う機会もあまりなく、不愛想な印象を周囲に与えてしまいます。
意味もなく笑うということはしないのです。
神経質である
生真面目な人は、さまざまな物事に対して意味を真面目に考える性格です。
そのため、あれこれと過剰に考えすぎてしまい、その結果神経質になってしまいます。
機嫌を損ねやすい
神経質であるため、相手が冗談で言ったことや、何気ない言葉を真に受けてしまいがちです。そのため、相手の発言の真意をはかったり、意味を考えすぎ、ついネガティブになり機嫌を損ねてしまうのです。
また責任感が強いので手を抜いている人を見ると腹をたててしまいます。
完璧主義である
生真面目な人は、仕事などでも神経質で細かいことに気づきやすいうえに、責任感が強く真面目ゆえにそのままにしておくことができず、改善を繰り返すという特徴があります。そういった細部にまで気を配る性格が完璧主義につながっているのです。
譲れないことが多い
生真面目な人は、ひとつひとつに独自に意味づけをしていたり、自分なりのルールを持っていることが少なくありません。また、他人のやり方や考え方を受け入れることが苦手な所があり、譲れないことが多いので、人とぶつかってしまうこともあります。
周りの評価が異常に気になる
生真面目な人は、真面目であるがゆえ特に仕事などでは、成果を出さなければならないと考えがちです。成果を評価するのは仕事でいえば上司や同僚などといった周囲の人間ですよね。そのため、周りの評価を気にしてしまうところがあります。
自分に自信がない
生真面目な人は、真面目すぎるがゆえに、常に100点を目指しています。そのため自分自身に対しても厳しいという特徴があります。
自分に課したハードルが高すぎるために、なかなか自分で自分のハードルを越えることができないため、自分に自信をもつことができません。
責任感が強い
仕事をするうえでは誰でも責任感をもって取り組んでいるでしょう。生真面目な人は、特に責任感が強く、やるべきことにきっちり取り組めるというメリットがあります。
自分で決めたことはやり遂げようとしますが、あまりに厳しく自分を追い込むことがあるので、自責の念にかられ、ストレスを感じることもあります。
計画的である
生真面目な人は、やるべきことを明確にして確実にこなしていくという特徴があるので、自然と計画的になります。
何でも無計画に物事をすすめると効率が悪くなることが多いので計画的なことはメリットでもあるのですが、計画を立てなければ行動できないという一面もあります。
臨機応変に対応できない
計画通りに物事を進めていく性格の生真面目な人。予定外のことやイレギュラーなことが起きてしまうとうまく対応できません。
仕事でもプライベートでも、計画通りに物事が進まないとイライラしてしまうこともあります。
相手の欠点に目がいきがち
細かなことにも気がつき、自身は完璧を求めているので、他人の欠けている部分にもすぐに意識が向いてしまいます。行き過ぎてしまうと周囲の人に対して信頼を抱けず、また周囲からも信頼されなくなってしまう可能性があります。
ストレス耐性がある
生真面目な人は、細かいことが気になるため、ストレスは感じやすいのですが、ひとつひとつの意味を理解しながら地道にコツコツと物事を積み重ねていくことができる性格です。
一度決めたことはやり通すため、たとえ苦しくても完遂しようとします。そのためストレス耐性が強いのです。
時間に厳しい
真面目であるため、もちろん時間にも正確です。待ち合わせには約束の時間より早く到着します。また、相手が待ち合わせ時間に遅れてしまうと生真面目な人を不機嫌にしてしまう可能性があります。
仕事であれば時間に厳しいことは良いことですが、プライベートでも時間に厳しいと付き合う相手を疲れさせてしまいます。
高い目標をもつ
完璧主義なため、自分ではそんなつもりはなくても、立てた目標が高くなってしまいます。しかし生真面目な人は、目標に対して熱心に取り組む性格なので、コツコツと目標を達成しようと努力します。
ですが、目標が高すぎて自分でも疲れてしまうこともあります。
生真面目な人は嫌われやすい?その理由5選!
生真面目だと、神経質なイメージがあったり、こだわりが強すぎてとっつきにくいイメージがありますよね。当然そのような人は周囲から煙たがられてしまいます。
生真面目な人が嫌われてしまうかもしれないのはなぜなのでしょうか?その理由を5つご紹介します。
自分に自信がない
生真面目な人は、真面目すぎるがゆえに、常に100点を目指しています。そのため自分自身に対しても厳しく、過小評価してしまう特徴があります。
自分に課したハードルが高すぎるために、なかなか自分で自分のハードルを越えることができないため、自分に自信をもつことができません。
神経質なイメージ
神経質な人には話しかけづらかったり、扱いづらい印象がありますよね。人は話しかけづらい雰囲気の人にはわざわざ近寄りません。
堅苦しい空気があると周囲の人も疲れてしまいます。微笑むなどといった改善をしてみるとイメージも変わるでしょう。
周りの空気に合わせることが苦手
生きて入れば周りに合わせることが必要な時もあります。生真面目な人は、何事にも真面目なため、思ってもないことや、意味のないことを言うことはありません。そのため、社交辞令を言ったり、愛想笑いをすることも苦手です。
改善しなければ周囲から変な目で見られてしまうのです。
固い表情で近寄りがたい
生真面目な人は、周りに合わせて愛想良く振る舞うことをしないので、いつも固い表情になってしまいます。怒っているように見えてしまうので近寄りがたい雰囲気になってしまいます。
あまり不愛想だとコミュニケーションが取れず、困ったことになることもるので改善していきましょう。
人の意見に耳を傾けない
生真面目な人は、こうと決めたことは、やり通す意志の強さがあります。そのため、後から他人に何を言われても自分の意見ややり方を変えることはしません。
また、自分以外の考え方ややり方を受け入れるのが苦手なため、他人と衝突することもあります。
生真面目な人のメリットはあるの?
ここまで、生真面目な人にはネガティブなイメージが多いように思いますが、実は生真面目であることにメリットもあるのです。
そこで生真面目な人のメリットを4つご紹介します。
責任感が強い
非常に真面目であるがゆえに、自分のやるべきことにも強い責任感を持ちます。
一度決めたことは、何があってもやり遂げようとします。仕事を任せると心強いのが生真面目な人です。
計画的に物事を進められる
臨機応変に対応することが苦手であることの裏返しに、生真面目な人は物事にとりかかる際は計画を立てて進めます。特に仕事の際は取り掛かる前の計画立てが大事なことが多いので抜け目なく仕事をするでしょう。
目標に向かって努力する
生真面目な人は、物事を計画的に進める性格なので、目標に向けてコツコツと頑張ることができます。
また、忍耐力もあるので困難にぶつかってもあきらめない強さもあります。
仕事を安心して任せられる
生真面目な人は、責任感が強く、物事を計画的に進めることができるので、仕事を任せられると手堅く仕事をこなします。
また、完璧主義でもあるので、仕事の完成度も高いです。
生真面目な性格を直したい人へ!改善方法を7つ紹介!
生真面目だと、自分にも他人にも厳しくなってしまい生きづらさを感じることもあるでしょう。
もっと気楽に生きたいと思う生真面目さんに、その生真面目な性格を改善する方法をご紹介します。
自分で自分を認める
自生真面目な人は、自分に自分で高いハードルを課してしまうため、なにをしても自分への無力感を感じてしまいがちです。
その高すぎるハードルを見直して、いつも全力で頑張っている自分を自分で認め、評価してあげることが大切です。
完璧主義をやめる
完璧主義でいると周囲の人も、自分自身も疲弊してしまいます。周囲の人に尊敬されている人や、世界の偉人たちでさえも、完璧な人間はいません。
完璧を求めても完璧にはなれないと考えて、完璧主義をやめることを意識してみましょう。
プラス思考を意識する
物事に対して考えすぎて神経質になり、ついネガティブ思考に陥りやすいので、プラス思考を心がけましょう。
何でも100点を目指すのではなく80点でも良しとすると悩みすぎることもなくなります。
人の評価を気にしない
他人の評価にばかり価値を置いてしまうと、自分の価値観に沿った「自分の人生」を生きることができません。
人は人であり、自分は自分であると割り切る勇気を持ち、人の評価を気にしないようにしましょう。
たまには休息する
考えすぎる性格ゆえ、自分でも知らず知らずのうちに疲労が溜まっていることがあります。人間は休息があってこそ次の行動に意欲的に取り組めるので、意識的に休息をとりましょう。
何も考えない時間を取るといいですよ。
ストレスを発散する方法を知る
周囲のあらゆることを真面目に受け取ってしまうため、ストレスが溜まっていることが少なくありません。
また、ストレスを自分の内に留めてしまいがちです。いろいろな方法を試して自分に合ったストレスの発散法を知っておくことが大切です。
気ままに旅に出かける
生真面目な人は、普段からさまざまなことに考えを巡らせています。たまには、難しく考えすぎない時間を楽しむことも大切です。
のんびりと自分の行きたい場所に旅行にでかけると気分がリフレッシュしますよ。
生真面目な人の上手な対処法4つ!
職場や友人、家族など生真面目な人はどこにでもいる可能性があります。生真面目な人と接する必要がある方のために、彼らと上手に付き合うための対処法をご紹介いたします。
相手を認める
生きていれば自分とは価値観が違う人に出会うことがありますよね。価値観が違うからといって排除することはできません。
生真面目な人に対しても、一つの特性として受け入れてあげる必要があるでしょう。
手を差し伸べる
生真面目な人は、つい何でも自分で解決しなければならないと考えてしまいます。しかし、時には他人の手を借りなければばらないこともありますよね。
生真面目な人は、他人にお願いをするのが苦手なので、困っている様子だったら手を差し伸べてあげてください。
自分から歩み寄ってみる
自分なりのやり方やルールを設けていることが多い生真面目な人。なかなか譲歩することができないため、こちらから譲れるところは譲るとスムーズに物事が運ぶことが多いです。
やってることに口を挟んだり手を出したりしない
生真面目な人は、完璧主義であるがゆえ、自分が決めたことは貫き通す特徴があります。
やっていることに口や手を出すと、生真面目な人が不機嫌になってしまうので、見守ってあげましょう。
生真面目な人に向いている仕事を3つ紹介!
常に変化のある環境での仕事は生真面目な人には向いているとは言えません。そのため、クリエイティブな仕事も向いていないでしょう。
一体、生真面目な人にはどんな仕事が向いているのか、3つご紹介します。
公務員
公務員であっても臨機応変に対応しなければならに場面もありますが、コツコツ仕事をすることも多い仕事です。なにより誠実に真面目に仕事をこなす必要があるので生真面目な人に向いている仕事といえます。
職人
一人で作業をすることが多く、自分で計画を立て、自分のやり方で仕事ができます。
また良いものを作るには真面目に取り組み続けなけれなならないので職人は生真面目な人にピッタリの仕事であるといえます。
ノルマを課せられる仕事
生真面目な人は、ノルマや目標があるとそれに向かって、コツコツと仕事を進めることができます。
ノルマがあれば計画を立ててきっちりとこなす必要があるので、生真面目な人の特徴を生かして仕事ができるでしょう。
生真面目であることはメリットもある!
生真面目であることは、ネガティブな意味やイメージもありますが、生真面目ならではのメリットもたくさんあります。
生真面目な人と接することがある方は「気難しい人」と決めつけなければ、上手に付き合っていくことができるでしょう。