ハロウィンのかぼちゃやジャック・オー・ランタンの由来&意味を解説!

かぼちゃのイメージが強いハロウィンですが、ハロウィンの元々の意味や由来を知っている人は多くないのではないでしょうか。実はハロウィン、そもそもかぼちゃは使われていませんでした。ハロウィンの基礎知識や各国のハロウィンの様子を一緒に確認していきましょう。

ハロウィンのかぼちゃやジャック・オー・ランタンの由来&意味を解説!のイメージ

目次

  1. 1ハロウィンとは?
  2. 2ハロウィンのかぼちゃの意味や由来はなに?
  3. 3「ジャック・オー・ランタン」ってなに?
  4. 4どうして仮装するの?
  5. 5トリックオアトリートの意味とは?
  6. 6世界のハロウィン!日本とどう違う?
  7. 7意味や由来を知ってハロウィンをさらに楽しもう!

ハロウィンとは?

近年、ハロウィンの時期になると渋谷のスクランブル交差点や原宿の竹下通りをはじめとした色々な場所でお祭り騒ぎが報道されていますよね。「トリックオアトリート!」と楽しそうに叫ぶ人たちの姿は、既に風物詩となっています。その報道を見て、初めてハロウィンを認識したという人も多いのではないでしょうか。それくらい、ハロウィンは最近になって注目を集め始めたお祭りです。

ハロウィン

筆者は平成生まれですが、小さな頃はあまりハロウィンが身近な存在ではありませんでした。もちろん「トリックオアトリート」という言葉を10月31日に言った覚えもありません。本の中でジャック・オー・ランタンと呼ばれるかぼちゃのランタンを見たり、仮装してお菓子をもらうお祭りであることを知りましたが、同様に楽しまれる行事であるクリスマスやバレンタイン、あるいはひな祭りのようにハロウィン自体の意味や由来はあまり認識していません。

ハロウィン

しかしながら、最近注目を集めているハロウィンを知らないままではもったいないですね。ぜひハロウィンがどういったお祭りなのか、そもそもの意味や由来、世界各国のハロウィンとの付き合い方も含め多方面から学んでいきましょう。

ハロウィンの発祥は?

ハロウィンは元々、古代ケルト民族の人たちによる文化です。ハロウィンの原型自体は紀元前1世紀頃のブリテン島に既にあったと言われていますが、この頃のハロウィンには現代のように仮装する風習や「トリックオアトリート」と言ってお菓子をもらう風習もありません。もちろん、ハロウィンを象徴するかぼちゃもまだまだ登場していません。

リンゴ

この頃のハロウィンは、旧暦の11月1日(現在の10月31日)に秋の収穫を祝って行われていた収穫祭でした。かぼちゃではなく、リンゴやオレンジなどの果物の収穫を祝っていたと言われています。

収穫祭

アメリカの祝祭日に

時は流れて19世紀初頭になると、アメリカの移民たちの間でハロウィンが浸透していきます。アメリカの年鑑に祝祭日として制定されたのも、この頃です。しかしながら、まだ全米で「トリックオアトリート!」と言う文化が浸透していたわけではありません。19世紀半ばまでは、特定の移民族の間で楽しむお祭りでした。

アメリカ

しかしながら、20世紀初頭になる頃には徐々にアメリカ全土に受け入れられるようになっていきます。東海岸から西海岸へと広まっていき、1950年代になるとテレビ局などの力もあり「トリックオアトリート!」がハロウィンの代名詞になるまでに成長したと言われています。

ハロウィンのかぼちゃの意味や由来はなに?

なぜハロウィンにはかぼちゃを飾るのでしょうか。ハロウィンの時期になると、お店にかぼちゃモチーフの雑貨が溢れているのでなんとなく気分を盛り上げるために飾っているという人もいますが、なぜかぼちゃなのかを知っておくと、さらにハロウィンを楽しめますよ。

ハロウィン

ハロウィンの意味

ハロウィンは先ほど紹介した通り、元は古代ケルト民族のお祭りです。秋の収穫をお祝いしたり、悪魔祓いをすることが目的で誕生したのがハロウィンだと言われています。この時は、実はかぼちゃではなくカブをモチーフにしたお祭りにしていました。

カブ

しかしながら、アメリカに伝わった際にカブがかぼちゃに変更になります。実はハロウィンが伝わった当時のアメリカは、それほどカブに馴染みがありませんでした。代わりとして、たくさん獲れていたかぼちゃを使うようになったと言われています。かぼちゃはカブに比べて固いため、加工が楽なのもかぼちゃが浸透した要因の一つではないかと考えられています。

ハロウィン

カブをかぼちゃへと変更した「アメリカ式ハロウィン」が全世界に広まったため、現在では「ハロウィンといえばかぼちゃ」というイメージが浸透していますね。

ハロウィンの由来

なぜハロウィンには収穫だけではなく悪魔祓いという意味があるのでしょうか。ハロウィンの悪魔祓いの意味を考える際には、ハロウィンに由来する昔話を理解する必要があります。

"けちんぼジャック"の昔話

あるところに、ジャックという青年がいました。彼はとてもケチで、みんなから嫌われていました。ジャックが年を取り死の間際、悪魔がジャックの元にやってきて「魂を寄越せ」と言いましたが、ジャックはこれを拒否します。ずる賢いジャックは、なんと2回も悪魔を騙して「悪魔はジャックの魂を抜き取らない」という契約を結んでしまうのです。

悪魔

しかし、それでもジャックには寿命が訪れます。死後の世界に入ったジャックですが、生前の行いが悪かったため天国に行くことはできません。しぶしぶ地獄に行きますが、地獄の門前にはあの悪魔がいて「お前の魂を抜き取らないという約束をしたから、地獄に入れてやることもできない」と言います。

地獄

天国どころか地獄にも行けないジャックは元来た道を戻ろうとしますが、そこは寒々しくて荒野が広がっているばかり。真っ暗で道すら見えません。ジャックは悪魔に「明かりをくれ」と頼むと、哀れに思ったのか悪魔は地獄で燃えている魂の火を1つ、ランタンに入れてジャックに渡しました。

ハロウィン

ジャックは、この火が1つだけ入ったランタンをもち、今でもあの世とこの世の境目を行く当てもなくさまよっていると言います。ハロウィンが収穫祭だけではなく悪魔払いの意味を持つというのは、このジャックの昔話が由来になっているんですね。

ランタン

「ジャック・オー・ランタン」ってなに?

「ジャック・オー・ランタン」は、先ほどハロウィンの由来の項目で解説した通りです。当初の由来では、悪魔はカブに火を入れたランタンをジャックに持たせてあげました。それがアメリカに伝わるとともに由来のなかのカブがかぼちゃに変わって浸透していったんですね。

このジャックの持つかぼちゃのランタンは、最初の「道を照らす明かり」という意味から変化していきます。「死んだ人々の魂」という説もありますし、暗い道を歩くジャックの頼もしい相棒となっている由来から、魔除けのランタンという意味を持っているとする説もあります。

ハロウィン

ハロウィンの定番となっているかぼちゃのランタンにも色々な意味や由来があって面白いですね。ぜひお子さんにジャックの昔話をしてあげながら、一緒に「ジャック・オー・ランタン」を作ってみましょう。

ハロウィン

どうして仮装するの?

ハロウィンといえば、仮装のイメージを持っている人も多いですよね。オーソドックスにハロウィンらしくかぼちゃの被り物を被る人もいれば、魔女や黒猫をモチーフとしたかわいい仮装をする人もいます。中には、ハロウィンらしさは関係なくナースの仮装やゲームのキャラクターの仮装を楽しむ人もいます。ハロウィンの意味や由来を知らない人にとっては、もしかしたら仮装が目的のお祭りだと勘違いしてしまうかもしれないほど、仮装グッズなどもたくさん売られていますね。

黒猫

では、なぜハロウィンでは仮装をするようになったのでしょうか。

そもそもは、ハロウィン当日である10月31日はあの世とこの世の境目がなくなって死者の霊たちが現世にやってくると信じられていました。その中の悪霊たちが家の周りをさまよって人間に取りつこうとするのを防ぐために、仮装が始まったと言われています。

魔女

ハロウィンというと、お化けの仮装をした子供たちが近所の家を回って「トリックオアトリート!」とお菓子をもらうイメージを持っている人もいますが、それは実は1970年代頃からの風習だと言われています。元々は悪霊を追い払うため、悪霊に人間だとバレないようにするために仮装したんですね。

トリックオアトリートの意味とは?

ハロウィンの合言葉「トリックオアトリート」とは、どういう意味なのでしょうか。「トリックオアトリート」と言われると無条件でお菓子を渡さなければいけないと勘違いしている人もいますが、実はそうでもないんです。

キャンディ

そもそも「トリックオアトリート」とは「Trick or Treat」と書きます。これを日本語に訳すと「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!」という意味になりますね。「イタズラは嫌だからお菓子をあげる→トリックオアトリートと言えばお菓子をもらえる」というように風習が変化していったと言われています。

ビスケット

ただし、「or」で問いかけられているため選択肢はこちらにあるとはいえ、基本的にはお菓子をあげた方が良いでしょう。子供に向かって「お菓子がないからイタズラしてよ」と言うと、子供も困ってしまいますね。「トリックオアトリート」と言われたら、素直に「ハッピーハロウィン!」と言いつつお菓子をあげるのが良いのではないでしょうか。

お菓子を渡すのはなぜ?

ハロウィンにお菓子をあげる理由は、子供からのイタズラを防ぐためだと言われています。ただ、一説としては「子供なのに悪霊となってしまった霊を慰めるためにお菓子をあげる」という説もあります。こちらの説はなんだか悲しくなってしまいますね。ハロウィンの時期にはスーパーなどでお菓子コーナーも充実しますので、お菓子を用意しておいてあげると喜ばれますよ。もちろん、お菓子はかぼちゃ味に限らずどんな味でも構いません。

クッキー

世界のハロウィン!日本とどう違う?

世界の多くの人が大騒ぎするハロウィンですが、日本のハロウィンとはどのような点が違うのでしょうか。世界のハロウィンを紹介していきます。

アメリカのハロウィン

アメリカのハロウィンは、今まで紹介してきたスタンダードなハロウィンを行っています。しかしながら、銃の所持が許可されているアメリカでは子供たちの安全を守るために「Trick-or-Treater証明書」というものが発行されています。

これを持っていないと各家庭に訪問できなかったり、治安の悪い地域では親が同伴する地域もあるようですよ。また、玄関先にかぼちゃを飾っていない家には訪問しないというマナーもあります。アメリカの50%以上の人がお祝いするお祭りとはいえ、色々なルールがあることを知っておく必要がありますね。

ハロウィン

また、よく勘違いされることもありますがハロウィンはキリスト教のお祭りではありません。そのため、アメリカの一部のキリスト教系の学校では「ハロウィンを祝ってはいけない」という通達が出されることもあるそうです。宗教色の薄い日本にいるとあまり実感がないですが、こうしたことも把握しておきましょう。

イギリス・スコットランドのハロウィン

一方、イギリス・スコットランドではハロウィンが盛大に祝われます。特にアイルランドでは、学期の半ばでありながらも学校を休みにして「ハロウィン休み」を設けているところもあるようですよ。かぼちゃをモチーフにするところもありますが、古代ケルト民族の伝統に従ってかぼちゃではなくカブで飾り付けをする地域もあるようです。

カナダのハロウィン

カナダでは、製菓会社が1860年代からハロウィンの宣伝を始めています。アメリカでの普及が1950年代だったことを考えると、100年近く早い普及ですね。

そのかいあってか、1980年頃には現代のハロウィンのようなお祝いが定着していました。クリスマスの次に大きなイベントとして、大々的に祝われるみたいですよ。10月下旬にカナダに旅行すると、より一層楽しめるかもしれませんね。

カナダ

イタリアのハロウィン

イタリアでは、ハロウィンはほとんど祝われません。イタリアはカトリック教を信じている方が多いので、10月31日はハロウィンよりも「諸聖人の日」という考え方を持っている人が多いです。もちろん、教会行事としても認識されておりません。

「イタリア人は陽気なイメージがあるからハロウィンも好きだろう」という思い込みで、10月31日のイタリアでかぼちゃのランタンを飾ったり「トリックオアトリート」と言うと白い目で見られる可能性もありますね。その地域に応じた風習を楽しむようにしましょう。

教会

フランスのハロウィン

フランスもイタリアと同じようにハロウィンを大々的に祝う風習はありません。休みになったとしても諸聖人の日を祝うためのものですので、勘違いしないようにしましょう。

フランス

意味や由来を知ってハロウィンをさらに楽しもう!

ハロウィンの意味や由来を解説してきましたが、今まで知らなかったこともあったのではないでしょうか。日本では仮装のお祭りというイメージが強いハロウィンですが、世界各国によって色々な意味があることを知れて興味深いですね。

ハロウィン

今年のハロウィンにはまだ間に合いますので、去年まではハロウィンを祝う習慣のなかった家でもかぼちゃなどの飾り付けでハロウィン気分を楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。また、ハロウィンの意味や由来を子供に教えると「嘘をつかない」という教訓にもなりますね。ぜひ友達同士や親子で一緒にハロウィンを楽しみましょう。

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この記事のライター
ニャフック
吾輩は猫である。名前はニャフック。

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