攻殻機動隊シリーズを見る順番まとめ!時系列と各ストーリーを解説!

人気アニメの攻殻機動隊シリーズは昔からの人気シリーズですが、アニメや劇場版などたくさんあって、見る順番やどこから手をつければ良いか分からない人も多いはず!そこで、今回は攻殻機動隊のアニメや劇場版の見る順番と、それぞれのストーリーの紹介・世界観を解説します!

攻殻機動隊シリーズを見る順番まとめ!時系列と各ストーリーを解説!のイメージ

目次

  1. 1攻殻機動隊とは
  2. 2アニメシリーズ1『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(S.A.C.)
  3. 3アニメシリーズ2『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』
  4. 4アニメシリーズ3『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』(S.A.C. SSS)
  5. 5アニメシリーズ4『攻殻機動隊 S.A.C The Laughing Man』
  6. 6アニメシリーズ5『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Individual Eleven』
  7. 7劇場版アニメ1『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
  8. 8劇場版アニメ2『イノセンス』
  9. 9劇場版アニメ3『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』
  10. 10劇場版アニメ4『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』
  11. 11劇場版アニメ5『攻殻機動隊 ARISE』4部作
  12. 12劇場版アニメ6『攻殻機動隊 新劇場版』
  13. 13攻殻機動隊シリーズ、見る順番は?アニメと劇場版は別物?
  14. 14見る順番とシリーズごとの世界観の違い
  15. 15攻殻機動隊シリーズの世界観とあらすじ
  16. 16原作漫画と押井守監督の劇場版は共通世界
  17. 17おわりに:見る順番は自由、でもおすすめはある

攻殻機動隊とは

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攻殻機動隊は、士郎正宗による漫画作品であり、その漫画を原作とするアニメや劇場版アニメ(映画)、ゲームなどのメディアミックス作品です。ジャンルは近未来SFです。原作漫画は1989年に講談社の「ヤングマガジン海賊版」5月号に、劇場版アニメは1995年に、テレビアニメは2002年に初めて公開されました。

劇場アニメ版、テレビアニメ版ではそれぞれ原作漫画と比べて世界観やキャラクター設定をはじめ幾つもの違いがあり、それぞれ原作を中心としながらもパラレルワールド的な別の作品として展開されています。今回はシリーズ毎の解説や、それぞれの繋がりや世界観などを解説・紹介していきます。

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見る順番が分からない!攻殻機動隊シリーズの正しい順番は?

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攻殻機動隊のアニメはテレビアニメシリーズが3シリーズ、2002年、2004年、2006年と2年毎に公開されたテレビアニメがS.A.C.シリーズとその続編と、総集編版、劇場版『攻殻機動隊 ARISE』を再編集したテレビアニメ版があります。

また劇場版はテレビアニメ作品より前の、攻殻機動隊初の映像化作品から、その続編、監督が異なる劇場版が数作品あります。それぞれ世界観やキャラクターは士郎正宗による原作漫画を核として共通なものの、それぞれ世界線やキャラクターの性格や雰囲気が少しずつ違います。

では、どれから見れば良いのでしょうか?各シリーズの解説と、見るべき順番を紹介します!

アニメシリーズ1『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(S.A.C.)

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攻殻機動隊S.A.C.こと『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は、2002年10月から翌年11月にかけて放送された、攻殻機動隊シリーズの初テレビアニメ作品です。全26話で監督・脚本・シリーズ構成は『東のエデン』で有名な神山健治氏。

士郎正宗氏の原作漫画や押井守監督による劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』とは設定や展開に相違点があり、今作は第3の攻殻機動隊と呼ばれます。

アニメシリーズ2『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』

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攻殻機動隊テレビアニメ第二弾。2004年1月から2005年1月にかけて全26話構成で放送されました。前作『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の続編であり、監督も同じく神山健治氏(代表作:東のエデン)が務めました。製作陣は監督をはじめ前作と同じですが、今作では劇場版の監督をした押井守氏がストーリーコンセプトとして参加しました。

今作は前作『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の2年後(西暦2032年)が舞台となっており、前作で解散となった公安9課(攻殻機動隊)が再結成してからのストーリーとなっています。

アニメシリーズ3『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』(S.A.C. SSS)

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攻殻機動隊シリーズの続編であり、またシリーズ初の長編作品(約105分)。監督はテレビアニメシリーズの前作2つと同じく神山健治氏。

前作『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』から更に2年後の西暦2034年が物語の舞台となっています。主人公である草薙素子が失踪し2年、新生公安9課が傀儡廻という正体不明の凄腕ハッカーを追うストーリーです。

アニメシリーズ4『攻殻機動隊 S.A.C The Laughing Man』

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こちらは攻殻機動隊の初テレビアニメ作品『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(全26話)の2時間40分にまとめた再編集版です。ダイジェスト版のようなものですが、時間がない人や手っ取り早く攻殻機動隊を見てみたい人におすすめ。

アニメシリーズ5『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Individual Eleven』

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こちらはテレビアニメ作品の2作目である『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』全25話が約160分にまとめた再編集版。まるで1本の映画のように違和感のないストーリーに繋ぎ直されています。やはり時間のない人や、ささっと事件を見直したい人におすすめ。

劇場版アニメ1『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』

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攻殻機動隊シリーズで1番最初に映像化したのは劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(ゴースト・イン・ザ・シェル)。公開は1995年11月で、監督は押井守でした。士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』の1巻を映画化したものです。日本でも多くの観客を動員しましたが、海外での評価が特に高く絶賛されました。

劇場版アニメ2『イノセンス』

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上記の劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編となるのが、2004年に3月に公開された劇場版アニメ『イノセンス』です。監督は引き続き押井守。ただし続編ではあるものの、士郎正宗の原作漫画を忠実にアニメ化したものではなく、劇場版アニメのオリジナルストーリーを中心とした展開となっています。

タイトルに「攻殻機動隊」の文字がないので、うっかり前作を知らずに見てしまうと理解が大変です。前作劇場版を見るか解説を見てから、あるいは士郎正宗の原作漫画を読んでからの視聴ををおすすめします。

劇場版アニメ3『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』

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2008年7月に公開された『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』は、1995年に公開された『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のリメイク版です。監督は同じ押井守氏で、ストーリーには大きな変化はなく、しかし全カットリニューアルで進化しているので、まさに「21世紀版の攻殻機動隊」と言うべき作品です。

劇場版アニメ4『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』

2011年3月には『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』が公開されました。監督はこの作品や『東のエデン』で有名な神山健治氏。こちらはテレビアニメシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の3作目である『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を3Dで公開した劇場版アニメです。

解説としてはアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を見ていれば、ストーリー的には見る必要はありません。逆も同じことが言えます。

劇場版アニメ5『攻殻機動隊 ARISE』4部作

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『攻殻機動隊 ARISE』(アライズ)は全4部からなる劇場版アニメ作品です。制作発表は2013年2月に行われ、第1部は2013年6月に公開されました。総監督は黄瀬和哉氏、シリーズ構成は『蒼穹のファフナー』などで知られる作家の冲方丁氏。ここで攻殻機動隊の初映像化となった劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から続いた声優陣が一新されました。

ARISE4部作は前日譚。公開順通り順番に見ると◎

『攻殻機動隊 ARISE』で描かれるのは、公安9課創立の前日譚、草薙素子が公安9課に入るより前の、陸軍義体化部隊「501機関」に所属していた頃のストーリーです。「Ghost Pain」「Ghost Whispers」「Ghost Tears」「Ghost Stands Alone」の4部作構成で、どれも60分程と比較的手軽に見ることができます。

また攻殻機動隊シリーズをストーリーの時系列で並べるとこれは過去エピソードのため他作品より前になりますが、これはストーリーの時系列通りでなく公開順(作品公開の時系列)で見る方が分かりやすくておすすめです。

劇場版アニメ6『攻殻機動隊 新劇場版』

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『攻殻機動隊 新劇場版』は、攻殻機動隊25周年記念として制作された劇場版アニメ作品です。監督や脚本は1つ前の『攻殻機動隊 ARISE』と同じで、『攻殻機動隊 ARISE』の続編。2015年6月に公開されました。公安9課が設立されるストーリーであり、舞台は2029年となっています。

『攻殻機動隊 ARISE』だけは事前に視聴しておかないと、解説なしではおそらく意味が分からない作品です。続けての視聴をおすすめします。

攻殻機動隊シリーズ、見る順番は?アニメと劇場版は別物?

以上のように、攻殻機動隊と一口に言っても、テレビアニメも劇場版アニメもたくさんあります。おすすめされたり、人気アニメで興味があるから観てみよう!と思っても、たくさんあるしちょっと尻込みしちゃいますよね。

解説としては、攻殻機動隊シリーズは主人公の立場が違う2つのパラレルワールド設定となっていて、それぞれ見る順番があります。つまり全てのアニメや劇場版が時系列で繋がるわけではなく、2通りのシリーズに分けられるのです。

攻殻機動隊アニメシリーズ見る順番 パターン1

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①『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
       ↓
②『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』
       ↓
③『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』

攻殻機動隊シリーズの見る順番、王道パターンです。テレビアニメ版を作品時系列順に。『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の続編なので、前作を観てから視聴しましょう。

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』も前作2つの続編で、108分の長編アニメ作品となっています。

攻殻機動隊アニメシリーズ見る順番 パターン2

①『攻殻機動隊 S.A.C The Laughing Man』
       ↓
②『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Individual Eleven』
       ↓
③『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』

こちらは時間がない人向けの見る順番パターン。『攻殻機動隊 S.A.C The Laughing Man』は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の全26話の総集編、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Individual Eleven』はその続編である『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』を約160分にまとめた編集版です。

攻殻機動隊劇場版アニメシリーズ見る順番 パターン1

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①『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
       ↓
②『イノセンス』

攻殻機動隊の劇場版なら、攻殻機動隊の初映像化作品である『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と、その続編となる『イノセンス』が鉄板です。攻殻機動隊の映像作品の原点であり、世界的にも評価されている名作。

攻殻機動隊劇場版アニメシリーズ見る順番 パターン2

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①『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 2.0』
       ↓
②『イノセンス』

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 2.0』は1995年に公開された『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のリメイク版なので、どちらかの視聴でOKです。2.0は2008年に、監督は前作と同じ押井守氏なので、違和感はなく進化版として見れるでしょう。

攻殻機動隊劇場版アニメシリーズ見る順番

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①『攻殻機動隊 ARISE』
 ・「Ghost Pain」
 ・「Ghost Whispers」
 ・「Ghost Tears」
 ・「Ghost Stands Alone」
       ↓
②『攻殻機動隊 新劇場版』

『攻殻機動隊 ARISE』は4部作で1つの作品なので、順番に1から見てください。次に続編となる『攻殻機動隊 新劇場版』です。

見る順番とシリーズごとの世界観の違い

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これまでの解説・紹介で述べてきた通り、テレビアニメ版と劇場アニメ版は別物です。登場人物や世界観は共通ですが、登場人物の立場が異なるパラレルワールドになっています。劇場版アニメは士郎正宗の原作漫画寄りで、主人公の立場が違うテレビアニメ版はIFストーリーです。世界線が異なるため、全てを一本化することはできず、自ずと見る順番は1つではありません。

劇場版の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「イノセンス」では主人公の草薙素子が人形遣いと融合した世界線を、神山健治氏が監督を務めるテレビアニメ版では、劇場版とはパラレルワールドになり、神山健治監督の『東のエデン』の世界で草薙素子が人形遣いに出会わなかったIFストーリーです。

さらに『攻殻機動隊ARISE』は攻殻機動隊設立の前日譚ストーリーとなっています。ストーリーの時系列で考えると1番最初になりますが、前日譚として全て見終わった後に見た方が分かりやすいでしょう。
 

攻殻機動隊シリーズ、見る順番は「監督ごと」に「時系列」がおすすめ

攻殻機動隊のシリーズは非常にたくさんあるので、長々と解説してきましたが、とても分かりやすい区分があります。それは、監督(あるいは作者)ごとに、作品がが公開された時系列順に見ることです。

士郎正宗による原作漫画、テレビアニメ版のS.A.C.シリーズは神山健治監督、最初の劇場版は押井守監督、ARISEからは黄瀬和哉監督と、監督によって世界観も作品の雰囲気も少しずつ違います。監督・作者が同一のものを時系列順に見る、と考えればOKです。

ちなみに作中の時系列は簡単に年表を作ったり、年表をつけているサイトを見つけると分かりやすいかもしれません。

攻殻機動隊シリーズの世界観とあらすじ

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攻殻機動隊シリーズは21世紀、西暦2030年前後の近未来で、「第3次核大戦」とアジアが勝利した「第4次非核大戦」を経て世界は「地球統一ブロック」にまとまった、科学技術が非常に高度に発達した日本が舞台となっています。

この科学技術が高度に発展した近未来では、電脳化した人間やサイボーグ、アンドロイドやバイオロイドが混在しています。そんな社会の中、テロや暗殺などの犯罪を事前に察知・対処するのが攻性公安警察組織「公安9課」、通称「攻殻機動隊」です。このシリーズはその攻殻機動隊の活動を描いた作品となっています。

原作漫画と押井守監督の劇場版は共通世界

士郎正宗による原作漫画『攻殻機動隊』の世界観は、同じく士郎正宗による『アップルシード』と共通世界であることがデータブックによって明かされています。また押井守監督による映画版も原作漫画寄りで、この世界を受け継いでいると考えられています。

一方で、テレビアニメ版の攻殻機動隊S.A.C.シリーズは、同監督の『東のエデン』と共通世界であることが明かされています。

『アップルシード』とは

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士郎正宗の商業デビュー作となった漫画作品。SFサイバーパンク漫画に分類され、そのSF的世界観や政治劇、アクションその他のレベルが非常に高く、雑誌連載なしで単行本書下ろしという形式で出たにも関わらず、多くの読者から支持されました。

データブックにおいてこの『アップルシード』と攻殻機動隊は同じ世界線であることが公表され、また攻殻機動隊の結成が2029年であり、アップルシードの1巻時点で2127年であることが記されました。

『東のエデン』とは

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『東のエデン』とは、フジテレビ系列のノイタミナ枠で2009年4月から全11話で放送された、ノイタミナ初のオリジナルアニメです。神山健治氏が原作と監督を務め、Production I.Gが制作しました。テレビアニメ放送後に劇場版が2作『東のエデン 劇場版I The King of Eden』『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』が公開されています。

『東のエデン』は、森美咲と記憶喪失の滝沢朗、そしてとある携帯電話を中心としたサスペンスアクション。その世界観はテレビアニメ版の攻殻機動隊『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズと同じであり、攻殻機動隊の前の時代であると言われています。『東のエデン』のキャッチコピーは「この国の”空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語」です。
 

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2010年、日本各地に10発ものミサイルが落下するテロが起こりますが、幸い1人も犠牲者が出ませんでした。ストーリーはその3ヶ月後、卒業旅行中にホワイトハウス前でトラブルにあった森美咲が、記憶喪失かつ全裸の青年に助けらたことから始まります。世界観もさることながらストーリーも複雑で、1度では理解できない人も少なくありません。

その青年・滝沢朗に巻き込まれるように一緒に帰国・共に行動するようになり、物語のキーとなるおかしな携帯電話やいくつもの事件、そして消えた記憶の秘密などが明らかになっていきます。ぱっと見では伏線が多くストーリー展開が分かりにくいものの、設定が作り込まれており非常に評価が高い作品です。難しいと思う人は解説サイトもたくさんありますので、まずは気軽に見てみましょう!

おわりに:見る順番は自由、でもおすすめはある

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いかがでしたでしょうか。攻殻機動隊シリーズはたくさんあり、タイトルに1や2などナンバリングもないのでどこから入ったら良いか取っつきにくい感じがしますが、蓋を開けてみれば意外とシンプルではありませんか?

大きく分けて2つの世界線(原作漫画版・映画版の人形遣いに会う世界線と、東のエデンの世界で人形遣いに会わない世界線)の作品群があり、それぞれ総集編などが出ています。それさえ分かってしまえば、見る順番は作品の時系列にすれば間違いありません。監督ごと、と言い換えても良いかもしれません。

ARISEなど過去エピソードのものもあり、物語の時系列としては最初だけれど、作品の時系列で考えると新しいものについては、見る順番はどこでも大丈夫ですが、いつ見るにせよ攻殻機動隊の世界観を良く理解してからの方がベターです。
 

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テレビアニメ版を見るか、劇場版を見るか、総集編版を見るか、はたまた原作漫画を読むか、その見る順番をどうするかは、最終的にはもちろん自由です。アニメ3シリーズや最初の映画2本は続けて見ないと分からないかもしれませんが、他は確固たる順番はありません。

ただしやはりおすすめの見る順番はあるので、どれとどれが繋がっていて、どういった世界情勢なのかなどは知った上で見ることを推奨します。これらを参考にして、ぜひ攻殻機動隊のアニメや映画、気になった方は原作者士郎正宗氏の別作品やテレビアニメS.A.C.シリーズと同じ監督の『東のエデン』なども楽しんでください!

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