2021年08月31日公開
2021年08月31日更新
プレッシャー世代の11の特徴!ゆとり世代より優秀と言われるワケとは?
「〇〇世代は~」ってよく職場などでも世代論が交わされていますが、自分が何世代に入るのか知らない人も多いのではないでしょうか? ゆとり世代はよく耳にすると思いますが、プレッシャー世代って知ってますか? 今回はプレッシャー世代の特徴を紹介します。
目次
- 1プレッシャー世代とは?
- 2プレッシャー世代の特徴①プレッシャーに強い世代
- 3プレッシャー世代の特徴②生活への満足度も高く楽天的な世代
- 4プレッシャー世代の特徴③日本のことを肯定的に見る人が多い
- 5プレッシャー世代の特徴④上の世代よりも強く不安感を抱いている
- 6プレッシャー世代の特徴⑤友達や仲間を大切にする
- 7プレッシャー世代の特徴⑥ものを買わなくなった?
- 8プレッシャー世代の特徴⑦恋愛ではロマンが成り立ちにくい
- 9プレッシャー世代の特徴⑧交際相手のいない人の割合が高い
- 10プレッシャー世代の特徴⑨文化的なバブルを経験した最後の世代
- 11プレッシャー世代の特徴⑩平凡な毎日に満足しているわけではない
- 12プレッシャー世代の特徴⑪現状の生活に満足しながらも非日常を求めてムラムラしている世代
- 13その他の世代とその特徴
- 14プレッシャー世代が優秀と言われるその訳とは
- 15まとめ:
プレッシャー世代とは?
出典: http://co-smart.net
1982年~1987年生まれの世代(現年齢30歳~35歳)で、ゆとり世代と氷河期世代の間の世代です。
人気ブロガー“sugio”さんが2007年に命名しネットで生まれ話題となりました。
「ゆとり世代や氷河期世代に比べて、明るい中にも独特のピリッとした雰囲気を漂わせる方が多いように見受けられた。そこに彼らが過ごした時代性が反映されているのではないか、様々なプレッシャーに耐えてきた世代なのではないかと考え命名した。」とのことです。
プレッシャー世代の特徴①プレッシャーに強い世代
出典: https://matome.naver.jp
プレッシャー世代は子供の頃に、大手企業などの倒産が相次ぎ経済的な不安が高まったり、地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災、アメリカの同時多発テロなどの天災や人的災害が次々と起こったりした時代を経験しています。
また両親の共働きが増え、多感な子供時代をゲームをして過ごした人も多いです。
さらに携帯電話の急激な普及などコミュニケーションはオンラインでと言う感覚の人が増えたため、コミュニケーション能力が乏しい世代だとも言われています。
このように日本では変革が起き、経済や政治、生活に大きな変化が起こったプレッシャーの時代を耐えてきているためプレッシャーに強いと言われています。
出典: http://blog.livedoor.jp
プレッシャー世代の特徴②生活への満足度も高く楽天的な世代
出典: https://doda.jp
1982年生まれだと10歳のころにバブルがほぼ終わっていたので、日本の経済がよくなるとも思ってないし、現状にそれほど不満も持ってない。この世代はそもそも準拠点がないため、自分たちのことを卑下しません。
また氷河期世代の人に比べて楽天的です。
プレッシャー世代の特徴③日本のことを肯定的に見る人が多い
出典: http://log-house.blog.so-net.ne.jp
1980年代までの日本社会は、なんだかんだまだ貧しかったです。
80年代後半からひとり部屋にカラーテレビ、1998年以降に携帯電話、2000年代に入ってからパソコンなど私たちが当たり前に使っているものが家庭にも広まり、整備されたのはごく最近のことです。
このように生活基礎の整備は、若者に大きな影響を与えています。
出典: https://middle-edge.jp
プレッシャー世代の特徴④上の世代よりも強く不安感を抱いている
出典: http://sakusaku-mode.com
プレッシャー世代を含めその下の世代は、上の世代に比べ強く不安を抱えているそうです。
不安の理由は『先の見えなさ』です。
会社に入れば定年までと言った時代とは違って、会社に入っても定年まで働くと考えることが難しいし、会社自体が続くとも思えないみたいです。
将来の自分を想像することもできないなど、社会がどうなるかもわからないという中で不安を抱えている人が多いそうです。
プレッシャー世代の特徴⑤友達や仲間を大切にする
出典: http://hira-kyoko.com
90年代後半から大企業がいくつか倒産し、会社自体の存続を期待し信頼することが出来ない。
地域では空洞化が進み、家族も高齢化していく中でこの世代の人たちは友達や仲間を大切に思う傾向が世間の動向と共に、並行的に進んでいきます。
プレッシャー世代の特徴⑥ものを買わなくなった?
出典: http://calltree.jp
車などの購入費は落ちていて、若者の車離れとか運転離れと言われていますが、以前に比べてこれは車に乗ることが“カッコイイ”と言う価値観が失われたことです。
ランクアップのためにお金を使うのでは無く携帯やパソコンの通信費など、人とつながる為にお金を使う方向へ変わってきているのです。
プレッシャー世代の特徴⑦恋愛ではロマンが成り立ちにくい
出典: https://woman.mynavi.jp
恋愛は日常の延長で、昔のようなスリルが無くなりつつあります。
携帯電話の普及により常につながっていられるようにようになった背景がそこにはあります。
結果として、今の時代はいつでもどこでも会えるので、逆に「会えない」という状況が憧れだそうです。
出典: http://gahag.net
プレッシャー世代の特徴⑧交際相手のいない人の割合が高い
出典: http://www.news.add7.net
メディアでは「草食系男子」が増えたなどと報じられていますが、恋愛のハードルが下がり、無理をして恋愛をしなくてもいいと言うことを多くの人が認識したという事実が根底にあると言えます。
グループでバーベキューに行ったり、同性同士でいる方がラクだし楽しめると感じる人が増ているようです。
恋人がいないことがネガティブではなくなったこともあげられています。
プレッシャー世代の特徴⑨文化的なバブルを経験した最後の世代
出典: http://sa2hara.com
プレッシャー世代は小中学校時代に「たまごっち」「女子高生」「Jポップ」ブームなどに遭遇しています。
安室奈美恵、椎名林檎、浜崎あゆみ、宇多田ヒカルが出てきて、小室哲哉がメガヒットを連発していて、1998年頃が日本音楽史上、CDなどの売り上げがピークを迎えていました。
以降の世代はYouTubeで見るだけですが、プレッシャー世代はCDなどを購入していて、モノが売れるということを経験している世代です。
出典: http://www.billboard-japan.com
プレッシャー世代の特徴⑩平凡な毎日に満足しているわけではない
プレッシャー世代はが好むのはどんな祝祭なのか?
非日常を求める感性は今も昔も変わっていません。皆盛り上がれる何かを求めています。
しかし、昔は日常があまりにも質素でほんの少しのことでも楽しむことが出来ていましたが、今は娯楽が溢れ過ぎていて日常化してしまい、さらなる娯楽に対するハードルが高くなっています。
出典: http://maekawahigashi-e.jpn.org
プレッシャー世代の特徴⑪現状の生活に満足しながらも非日常を求めてムラムラしている世代
出典: https://it-trend.jp
今の世代に生きる生活に満足をしてはいるものの、どこか変わらない毎日に閉塞感を感じ出口を探しています。
出典: https://spirituabreath.com
その他の世代とその特徴
団塊世代
出典: https://mainichi.jp
団塊世代は第一次ベビーブーム時代の1947年から1949年(年齢68歳~70歳)に生まれた世代を指します。
その特徴として人数の多さから、同世代間での激しい競争がありました。
団塊世代ではそれまで多かったお見合い結婚から恋愛結婚をする人が増えたのも特徴的です。
団塊世代から核家族の志向が強まったり、仕事人間で、家庭をかえりみない男性も多かったようです。
団塊世代の女性は他世代よりも専業主婦がダントツの地位を占めていました。
ポスト団塊世代
出典: https://ameblo.jp
三種の神器
1950年~1953年(年齢64歳~67歳)生まれ。
特徴としては、先を行く「団塊世代」の陰に隠れてしまって、あまり目立たない印象ですが、ベビーブームの余波は1950年代前半まで続き団塊世代同様出生率が高く、この世代の人口も多いです。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫が3種の神器として普及し始めました。
しらけ世代
出典: http://ex.nicovideo.jp
1950年~1957年(年齢60歳~67歳)生まれ。
特徴として、学生運動が下火になった時期に成人を迎えた、政治的無関心が広まった世代です。
世相などに関心が薄く、何をするにも熱くなりきれずに興が冷めた傍観者のように振る舞う世代を指してます。
「無気力、無関心、無責任」の三種主義を中心とする一種の個人主義に徹する傾向がみられました。
出典: https://pixta.jp
断層世代
出典: http://kotorinet.site
1951年~1960年(年齢57歳~66歳)に生まれた世代で、高度経済成長の時代に育ち、バブル景気も経験し元祖オタク世代とも言われてます。
ローンを組んで買い物をするなど消費水準が高かったのも特徴です。
新人類世代
1961年~1970(年齢47歳~56歳)年生まれ。成熟した成人として、社会を構成する一員の自覚と責任を引き受けることを拒否し、社会そのものが一つのフィクションであるという立場をとるとされた醒めた世代とも言われています。
新人類が子育ての時期に入った1990年代は教育不振や公務員不振のムードが高まり、「モンスターペアレント」などの問題を引き起こしました。
出典: http://www.homemate-research-kindergarten.com
バブル世代
出典: http://retsugaiha.blog.fc2.com
1965年~1969年(年齢48歳~52歳)生まれで、バブル景気の時に就職した世代です。
高度経済成長期後半に生まれ、公害などが社会問題になっていた時期です。
特徴としては、小学校時代はスーパーカー、モンチッチ、リカちゃん人形、キキララなどのブームで中学校から高校にかけてはツッパリ文化の最盛期で校内暴力発生件数が戦後最多を記録に残しています。
バブル景気の波に乗り、就職期は高卒大卒を問わず、就職に困ることがありませんでした。
氷河期世代、団塊ジュニア世代、ポスト団塊ジュニア世代
出典: http://yamashitamasahiro.com
1970年~1979年(年齢38歳~47歳)生まれで、1970年から1974年(団塊ジュニア世代)までのベビーブームに生まれた世代です。
特徴としては、団塊の世代に次いで人口が多い世代で、バブル世代の校内暴力が深刻化していた時期です。
学校では校則による締め付けが強まり、いじめや不登校が社会問題になりました。中学校から高校の磁気はバブル景気の最中でした。
人口が多く、受験戦争など競争を強いられ、就職氷河期に遭遇し「貧乏くじ世代」「不運の世代」とも言われてます。
1975年から1979年生まれ(ポスト団塊ジュニア世代)の特徴は1990年代後半から2000年代のインターネット業界の成長の時期に社会人となり、高校時代からネット、ケータイに親しみ、女性はコギャル文化やお姉系などの新しい文化を形成した世代です。
就職氷河期に翻弄された世代でもあります。
就職氷河期世代の雇用の様子
出典: http://tenshokusabaibaru.com
就職氷河期世代は、新卒者に対しても正規雇用での就職が大変困難でした。
そのためにフリーターや派遣労働と言う非正規労働者が増えました。そのためにニート、引きこもり、就職難民など就職できない人がたくさんいました。
氷河期世代の人たちは他の世代の人たちに比べて直接に社会の影響を最も受けた世代と言えます。
ゆとり世代
出典: http://comulink.jp
1987年~2003年度(年齢15歳~30歳)生まれの人たちで、“ゆとり教育”を受けた世代です。
ゆとり世代の特徴としては、失敗を恐れる、打たれ弱い、現実的、合理的、ルールは順守するなど言われていますが全ての人にあてはまるわけではありません。
他にも物怖じしない、デジタルネイティブでありIT分野に強く空気を読むのが得意で、仕事よりプライベートを優先し、優秀な人とそうでない人の二極化が激しいなどが挙げられています。
プレッシャー世代が優秀と言われるその訳とは
出典: https://blog.uptory.jp
バブル期は夢が大きく理想が形になりやすいという時代でした。
氷河期世代は夢や理想を持っても叶わない時代でした。
プレッシャー世代は氷河期世代を見ていて、ならば実際に叶う夢や理想を持てばいいと現実的な考えを持ち、取り組むと言った姿勢の人が多く出てきました。
またプレッシャー世代はスポーツ選手など、ここぞという時に力を発揮できる優秀な人が多く出てきました。
そしてプレシャーに強く力強く生きている世代とも言えるでしょう。
また仕事においては氷河期世代を見ているために程よく頑張り、現実的な考えを備えています。
プレッシャー世代は詰込み型とゆとりの両方を体験しているため、ゆとり世代よりは打たれ強く、氷河期世代よりも上手に立ち回り優秀だと思われる要素を備えているわけです。
そしてプレッシャー世代は氷河期世代とゆとり世代の間で上下の世代と比較され、バランスが良いことが、優秀と言われている理由の一つではないでしょうか。
まとめ:
プレッシャー世代の人たちは育った生活環境から、忍耐力が高い人が多く、人と人の板挟みに対して想像以上にプレッシャーが強いです。
プレッシャー世代は頑張れる世代でもあるので、社会のニーズも多くなりますし、優秀であると世間から高く評価されやすいです。
一方ゆとり世代は詰め込み型を辞めて、興味のあることを伸ばす教育を受けてきたため、仕事においても、自分が興味を持ったことには驚くほどの集中力を発揮します。
しかし入社直後の業務では、重要な案件を任されたり、自由に仕事をさせてもらえることは少なく、雑用や基祖的な仕事を任されることがほとんどです。
当然ながら自分の興味のあることではありません。
ゆとり世代の以前の世代では、こういう事が当たり前と認識されていましたが、ゆとり世代はそう思えないわけです。
興味のないことを自ら進んで行うという教育を受けていないため、仕事に対してどうしても受動的になってしまう特徴があります。よって自ら仕事を取りに行くいうのではなく、支持待ちとなってしまうため、プレッシャー世代と比べられて、仕事に対して消極的だと取られてしまったり、やる気が無いように見えたり、覇気がないように映る傾向があります。
つまり教育の受け方の違いにより、ゆとり世代は他の世代とのギャップがあり、それらの特徴から「プレッシャー世代はゆとり世代より優秀」と言われているわけです
世代によって、特色が出る!?
○○世代と色々評価はされますが、全ての人が全部当てはまるわけではありません。
成長してきた時代の背景の影響を受けてきたと言うだけに過ぎないわけです。
そんな中でも忍耐強い人は、どの世代にも存在しますし、明るい人、暗い人もどの世代にも存在します。
プレッシャー世代は統計的に忍耐強い人が多いというのが特徴なのです。
「統計的にこういう特徴があります。」という仲間同士の話題の一つとして、色々な世代の特徴を観察してみてはいかがでしょうか?