2021年08月19日公開
2021年08月19日更新
マッチョイズムの意味って?マッチョが現代にどれほど浸透中か調査!
マッチョイズムという言葉をご存知でしょうか?聞きなれない言葉かもしれませんが、実は今このマッチョイズムなる考え方が日本に浸透し、広がりつつあるのです。それが良いという人も悪いという人もいる中で、どれだけマッチョイズムが浸透しているかを調査しました!!
目次
マッチョイズムってどんな意味?
出典: http://xn--88j6ev73k0ndb4e32b.jp
マッチョイズムとは、直訳すれば筋肉主義となります。
マッチョイズムの意味は「男らしさ」や「逞しさ」を重んじる主義のこと。
体だけじゃなく、精神的、考え方にもあてはまります。
近年よく使われるようになったこのマッチョイズムという言葉ですが、実は社会というのはマッチョイズムにより支配されている傾向があります。
出典: https://smartlog.jp
強い者が正義なのがマッチョイズムです。
男性の特徴である強さ、逞しさ、男らしい勇敢さ、戦いが好きなことを基調とした思想や精神性が主に今使われているマッチョイズムの意味です。
マッチョイズムの美学は頑張ればなんとかなるといったものや、勝者が正義というもの。
これは間違っていない、正論な部分が多々ありますが、あまりにもマッチョイズムが浸透すると、社会は弱者にとって厳しいものとなってしまい、大変生き辛い世の中となってしまうので、マッチョイズムがいきすぎるのは考えものなのです。
会社内でのマッチョイズム
出典: https://gakumado.mynavi.jp
会社も出世したもの勝ち。そして出世するにはとにかく頑張れ!の社会です。
会社におけるマッチョイズムの意味は「とにかく頑張れ、睡眠は削って当たり前、休日も仕事のことを考えるの当たり前、日曜日は月曜日のためにある」といった思想です。
特に営業系の会社に多く、「限界を決めているのはお前自身だ!」みたいな発想もマッチョイズムと言われます。
間違っていないといえば間違っていない、しかしこの考え方を押し付ける社会、会社に息切れをおこしている人が今めちゃくちゃ増えているのです。
出典: https://seniorguide.jp
マッチョイズムにやられてしまい退職する人は沢山いますよね。
マッチョイズムな会社において正しいのは、ひたすら仕事をする人。
でも人生って会社で活躍することだけが大切なことじゃありませんよね。
そういったマッチョイズムに拒否反応を起こして、会社を辞めてしまう人も多々います。
また、会社はマッチョイズムじゃなくても、上司がマッチョイズム思考な場合も同様に苦しい思いをすることになります。
完全に脳が筋肉化しており、苦しい状況こそ成長する時だとひたすら叫びます。
マッチョイズムに付いていけんわ。
— 酒折(さかおり) (@sakaori) October 2, 2017
マッチョイズムについていけないけど、正論である部分も多いため反論が難しいのです。
そういった人々の嘆きがツイッターには溢れています。
家庭でのマッチョイズム
出典: http://gakuu.com
家庭におけるマッチョイズムとは、つまり亭主関白のような家庭ですね。
マッチョイズムとは元々は強い者がボスになる主義。
つまり男尊女卑にもなりがちな考え方なのです。
亭主関白は「稼いでる俺が一番偉いんだから従え」というものですので、これもマッチョイズムにあたりますね。
出典: http://www.line-tatsujin.com
家庭内におけるマッチョイズムとは、あるべき姿なのでしょうか?
稼いでいる人間が一番偉い、というのもまた頷ける話しではあります。
しかし、子育てというのは大変で、子育てをちゃんとしながら家庭を維持してくれる奥さんというのも実は仕事しまくっている存在なのです。
ですが、ある意味正論な「稼いでるのは俺なんだから」という主張は、実はちょっとおかしな話しだったりするのです。
家庭内におけるマッチョイズムに困る女性も多く、精神的に病んでしまうことも。
マッチョイズムはいきすぎてしまうと、大変なことになってしまうのですね。
子育てのマッチョイズム
出典: http://www.ooborisatoru.com
やればできるという強者の理屈を押し付けるのもマッチョイズムにあたります。
子育てにおけるマッチョイズムで言えば「やればできる、やってないからできない」というのが代表的でしょう。
これもまた正論で、確かに物事というのはやればできることが大半です。
ですので、確かにやってないから出来ないんだという主張は合っていますよね。
それを押し付けるのがマッチョイズムなのですが、それを本当にやる必要があるのかどうか?その子供の資質はちゃんと考えているのか?ということを考えなくなってしまい、脳が筋肉化してしまうのがマッチョイズムの悪いところ。
「そして(以下略)」第二部の主人公カヤトは美少年なんだけど、自分の顔に興味がないし男の価値は腕力や筋力で決まると思ってる体育会系だから、美少年の自覚が全くない。そしてこの時期の少年にありがちなマッチョイズムに染まっているので、女みたいだと言われた日には(╬◣д◢)ァァン?になる
— 田所米子@チキンライスおいしいね! (@kome_yoneko) October 2, 2017
マッチョイズム資質がある子供は体育会系社会においてメキメキと伸びていき、その自信から更にマッチョイズムとなります。
あまりにもマッチョイズムがいきすぎると、将来ウザったい人になってしまうことも・・・。
学校でのマッチョイズム
日本の学校教育を受けた男は、自動的にマッチョイズムを刷り込まれるから、本人がそれを自覚しなければ必ず性差別的になる恐れがあると思う。
— イスーカワ (@ishikawakz) December 16, 2016
自分は精神障害を自覚しただけでは、被害者意識を抜け出せなかった。加害性を自覚するには発達に目を向けて精神と身体の構成を組み替える必要がありそう
学校でも教える内容はマッチョイズムだと言えます。
勉強はやればできる、運動も頑張ればできるという思想です。
これは人生に必要な考え方であり、大切なことではありますよね。
ですが、マッチョイズムに対応出来なかった子供たちは将来自信を無くし、本来は力があっても落ちこぼれてしまうこともあります。
ぼくのようなマッチョイズムの敗北者であることを受け入れた雑魚にとって癒しになるのは讃美じゃなくて憐憫なんだよ
— lD_B (@frswfmhs) September 29, 2017
一度落ちこぼれてしまえば、自信は完全に無くなってしまっているので、再起がかなり難しくなります。
落ちこぼれてからも、マッチョイズムな人は「やればできるだろ!」と言いますが、本人はもうやる気力が出てこないところまで自信を失っているのです。
一つ一つ成果の出るようなことをして、少しづつ自信をつけることで再起させたいところですが、実際は大変難しいので、学生時代にマッチョイズムに負けないようにサポートしてあげなければいけませんね!
音楽シーンのマッチョイズム
出典: http://www.premiumcyzo.com
HIPHOPはジャンルの特性上、強いことも大切で、かつ勝ち上がることに美学があります。
音楽シーンにおけるマッチョイズムは分かりやすく、売れたものが勝ち、です。
それは本当に正論ですよね。
特にヒップホップという音楽ジャンルは歌詞中にも「強さ」の主張が多く、またひたすら努力、我慢を重ねた人生を歌うことが多いため、かなりマッチョイズムな面が強いです。
見た目的にもとても男性的で、筋肉質だったり体が大きい人が多いですよね。
出典: http://photozou.jp
ライブハウスは完全にマッチョイズム文化を採用しています。
ミュージシャンが売れるまでの道のりは大変厳しいのですが、その売れる道中で一番大変なのが、チケットのノルマを達成出来るかどうかです。
ライブハウスというのはお客さんが買ってくれるドリンクと出演者に課したチケットのノルマが収益メインなのですが、何故ノルマを課しているかというと、そんなにチケットをさばけるバンドなんていないからなのです。
ライブハウス自体に集客力はなく、集客はバンド頼り。
ですがバンドに集客力がないとなれば、ノルマを課して頑張って売らせる、売れないのはバンドの力が無いからだ、というスタイルなのです。
かなりマッチョイズムですよね。
しかし、この苦しい時期をバイトを頑張ってノルマをこなして勝ち上がってスターになるというのがバンドの美学。
音楽シーンは全体的にマッチョイズムなのです。
政治のマッチョイズム
出典: https://smartlog.jp
政治の世界も完全にマッチョイズム。
政治の世界では強いものに従わなければ生きていけないのが常識。
自分の主張はさておき、自分の所属する党や、可愛がってくれる上の政治家の思想に合わせなければ生きていけません。
これも強いもの主義といえますのでマッチョイズムにあたります。
北朝鮮のミサイルって形状からいってもちんぽなんだけど、要はミサイルは金正恩の男根崇拝、あるいはマッチョイズムの象徴で会ってミサイル発射はあいつのオナニーでしか無い。とエロ垢らしくつぶやいてみる。
— オラ悟空 (@ossuoragokuuxx) September 29, 2017
これはおもしろツイートですが、核心でもあります。
支配する人というのはマッチョイズムな思考の人なのです。
責任ある政治みたいなものを、少々誤解して突き進むと右寄りにならざるをえなくなる。一種のマッチョイズムで、そういうポーズが必要だと勘違いするのだろう。一方根っからの極右はそもそもがマッチョイズムなので、そこにまっしぐらだけで済む。そのマッチョのためならいくらでも嘘がつける。
— 大島栄二(キラキラレコード) (@kirakiraohshima) September 27, 2017
芸能界のマッチョイズム
とんねるずのやっていることって、芸能人をギャラの高い順に並べたり、若手を騙して落とし穴に落としたり、男気と称して高い物を買わせたり。
— アスヨ18 (@tomorrow_AA) September 30, 2017
マウンティングとマッチョイズムによる人を見下す笑いなんだよな。
要は体育会系男子の悪ノリ。
芸能界も強い人に従わなければいけませんが、いきすぎるとマッチョイズムと言われます。
上のツイートではとんねるずさんのことを揶揄していますね。
とんねるずさんの番組に出られることは芸人としては大変嬉しいことで、そもそも芸人というのは笑われれば得したと考えろの世界ですから、悪いことではないかもしれません。
ですが、ツイートには納得させられるところもありますよね。
アメリカのマッチョイズム
出典: http://blog.livedoor.jp
アメリカの支配もマッチョイズムといっていいでしょう。
アメリカは完全にマッチョイズム大国だと言えます。
武力で強き者となり、様々な国に世界の平和の為という理屈で核を持たさないようにして、支配しているのです。
出典: http://kobajun.chips.jp
アメリカは圧倒的強さで世界を支配しました。
強いものが勝ち、弱い者から搾取する、完全にボス的な思考のアメリカ。
その上で、負けたのは弱いから、不幸なのは頑張らないからだと言うのはマッチョイズム以外の何物でもありませんよね。
でも、正論は正論なので、誰にもどうしようもないところがあります。
まとめ~マッチョイズムは善か悪か?~
あなたの心をパンプアップ
— おいも⚡️ご依頼受付中!G05-06 (@oimosan1125) October 1, 2017
誰もが持ってるマッチョイズム
今回のマッチョイズムまとめはいかがでしたでしょうか?
身体的なマッチョだけではなく、思考、思想も含めたものが現代のマッチョイズムの意味なのですが、こうやってまとめを見てみますと、なんだか息苦しい世の中に思えませんか?
「正論だけど、じゃぁ弱き者はどうやって幸せに暮らせばいいの?」と言いますと、マッチョイズムは「もっと頑張ればいい!強くなれ!」と一蹴。
しかし強い者が勝つというのはある意味当たり前で、世界の常識ですよね。
マッチョイズム社会で負けない為にも、自分の出来ることからはじめて強くなっていくしかないのかもしれません!