2021年08月19日公開
2021年08月19日更新
ヒクイドリはキックが怖すぎ!人間をも殺せる蹴り鳥が危険すぎる
ヒクイドリという変わった鳥がいるのはご存知でしょうか?ダチョウのように羽が無く、地上で木の実を食べて歩いて生活をしているのですが、実は怒ると人を蹴り殺すほどの強さのキックを放ってくる超危険な鳥、ヒクイドリをまとめます!!
目次
飛べない鳥・ヒクイドリ
出典: http://blog.livedoor.jp
イケメンな鳥だと噂のヒクイドリ。強さがお顔からにじみでていますね!!
人をも蹴り殺す強さのキックの持ち主、ヒクイドリ。
体長は最高で170cmほどと、成人男性並の大きさになります。
体重はオスで30kg、メスで60kgにいかないくらいと、メスの方が大きいんです。
ダチョウのように飛べない鳥ですが、ダチョウはダチョウ目ダチョウ科。
ヒクイドリはヒクイドリ目ヒクイドリ科なので、一応別の鳥ですね!
・エミュー(ヒクイドリ目エミュー科エミュー属)
— けものフレンズ元動物紹介bot (@friends_kemo) October 1, 2017
レッドリストLC(軽度懸念)
オーストラリアに生息する2番目に大きな鳥類。基本的に温厚であるが、雷の音に反応し走り回る。かつて繁殖力の強さから害鳥として殺戮作戦が行われたが失敗した。 pic.twitter.com/Glezrx34tY
ダチョウは違っても、エミューはヒクイドリの親戚です!!
出典: http://www.torinozukan.net
特徴はトサカのような角の部分と、ヒクイドリの由来となった喉にある赤い肉。
ヒクイドリは日本語で「火食鳥」と書きます。
まるで火を食ったような赤い喉のお肉からこの名前になったのだそうです。
他にも説はあるそうですが、この由来が一番有力なようですね。
決して低い鳥ではないそうです。(笑)
ヒクイドリのキックは人をも蹴り殺す!!
出典: http://blog.livedoor.jp
強靭な鱗に覆われた強力な足とナイフのようにするどいツメで、敵を蹴り殺せるキックを放ちます!
ヒクイドリを有名にした、最強のキックを作る強靭な足。
爪はナイフのように鋭くまた長さもあります。
そして足は鱗に覆われていて、もはや恐竜のようですよね!
ジュラシックパークでこんな足見たことある!と思ってしまいました。(笑)
出典: http://blog.livedoor.jp
勇気ある写真家がヒクイドリに近づく様子を写した画像。ですが、絶対に真似しないで下さい。
ヒクイドリは基本的に臆病で温和な性格。
ですが、危険を感じた時だけ怒り狂って怖すぎモードに入ってしまいます。
もしヒクイドリに出会うようなことがあっても、決して近づいてはいけません。
出典: http://dailytopic.jp
ヒクイドリが蹴りをいれたゴミ箱。石で叩いてもビクともしなかったそうですが、ヒクイドリの爪は貫通するそうですよ。
ヒクイドリのキックの強さがよくわかる画像。
石で叩いてもビクともしなかったゴミ箱がこの通り、割れてしまいます。
ヒクイドリはキックをする瞬間飛び上がりますので、しっかり体重がのった良いキックをするんです。
それに加えてナイフのような爪がありますから、人が死ぬのも納得ですね。
人が殺されたという記録は1926年以降はないらしいのですが、きっとそこで学ばなければ今も死者が出ていたかもしれません。
ヒクイドリはギネスブックに載る世界一危険な鳥
出典: http://blog.livedoor.jp
ヒクイドリは世界一危険な鳥としてギネスブックにも載っています。
先述の通り、1926年にヒクイドリに殺された人が出ており、世界一危険な鳥としてギネスブックに載っています。
危険な鳥と言われたらタカやワシを想像してしまいますが、人間を殺せるレベルとなるとヒクイドリくらいです。
もしお腹を蹴られればするどい爪で引き裂かれ、内臓が切り刻まれてしまうかもしれませんし、首にたまたま当たってしまえば死ぬ可能性はかなり高いです。
出典: http://dailytopic.jp
最近、恐竜は鳥類とかなり近いという説が有力になっていますよね。このヒクイドリの足を見ていると、恐竜にしか見えません。
世界一危険な鳥としてギネスブックに載ったヒクイドリは、かなり恐竜に近いということでも話題になっています。
鱗の具合や、足なんかを見てても恐竜を彷彿とさせますよね。
実は恐竜は鳥類なのではないか?と言われており、最近の研究によりティラノサウルスには毛が生えていたことが判明したそうです。
その証拠に、最近のティラノサウルスには毛が生えているのです。
もしかしたらヒクイドリは恐竜時代の血を色濃く残した、恐竜の子孫なのでしょうか?
ヒクイドリの大きさ、強さが分かる動画
世界一危険な鳥、ヒクイドリと実際に戦ってみた動画です。
鉄板を持った人間が、ヒクイドリの蹴りで完全にぶっ飛ばされていますね。
仮に鉄板を持っていたとしても、殺人的蹴りを繰り出しているのですから、怖すぎます・・・。
こちらはヒクイドリにビーチで出会っちゃった怖すぎ動画。
特に威嚇などをしなければ危害は加えてこないと言われていますが、仮にも世界一危険な鳥。
本来は臆病な性格で、ヒクイドリの方が逃げ出すらしいのですが、人間に慣れてしまっているのでしょうか?
ヒクイドリと間近で接して、リンゴ早食い競争を挑む怖すぎ動画。
かなり動物に慣れているのか、全く怖そうにしていないレポーターが凄いですね。
体長は大きいものの小顔なヒクイドリですが、口は大きいのでりんご如きなら一口です♪
ヒクイドリは何処にいるのか?
出典: http://gigazine.net
道路をわたるヒクイドリの画像。
ヒクイドリはインドネシア、ニューギニア、オーストラリア北東部の熱帯雨林に生息しています。
普通に道路を横断するのも見かけるらしいので、地域の人間にとっては結構身近な鳥なのでしょうね。
一応世界一危険な鳥なのですが。
出典: http://gigazine.net
ヒクイドリ飛び出し注意の看板画像。日本の「鹿飛び出し注意」みたいなノリでヒクイドリ注意の看板があるようです。
いくら世界一の強さを持つ鳥だとは言え、車には適いません。
実はヒクイドリはよく車に轢かれてしまうのだそうです。
それにしても画像の看板のヒクイドリ、脚が太すぎませんか。
こんな足のヒクイドリがいたら怖すぎます。
ヒクイドリにもし出会ったらどうしたらいいのか?
出典: http://getnews.jp
実は2012年、秋田県でヒクイドリが脱走しています。もしヒクイドリに日本で出会ったらどうしたらいいのでしょうか?
2012年、秋田県の一般家庭で買われていた二匹のヒクイドリが脱走するという事件が起こりました。
ヒクイドリの飼育に慣れていたため、ドアを半開きにしていたところを逃がしてしまったそうなのです。
ヒクイドリは寿命が長く、野生で30年、飼育下では18~50年ほど生きるらしいので、もしかしたら今も秋田県や近隣にいるかもしれないのです。
怖すぎですね。
でも、もし見つかっても大丈夫。ヒクイドリは臆病ですので、基本的にはヒクイドリが逃げてくれます。
しかし、万が一ヒクイドリに危険を感じさせたら蹴りにくるかもしれません。
物陰を使いながら怒りが静まるのを待ちましょう!
ヒクイドリのメスはさっぱりしたレディ?
出典: http://www.torinozukan.net
ヒクイドリのメスの画像。メスの方が頭部の突起が大きく、色も鮮やかです。
ヒクイドリはメスの方が体も大きい鳥。
そしてなんと子育てもオスがして、卵を温めるのもオスなのです。
その間メスは何をするかというと、また違うオスと交尾をしにいきます。
なんともさっぱりしたレディなのですね。
年間3~5羽のオスと交尾をするそうです。
交尾をして卵を産んだら、卵をオスに任せてまた違うオスの元へ行きます。
こちらはヒクイドリの交尾の動画。
メスの方が一回り体が大きいので、どちらか分かりやすいですよね。
どことなくメスの方がどっしり構えている様子で、頼もしいです。
ヒクイドリの卵は超綺麗な緑色!
出典: https://ameblo.jp
ヒクイドリの卵画像。卵は大きく、緑色でとても綺麗です。
ヒクイドリの卵はダチョウやエミューのように、大きな卵。
しかも色がとても鮮やかで緑色の卵なんです。
これは普段食べる木の実の色のせいだと言われています。
出典: http://gigazine.net
生まれたヒナとヒクイドリのオスの画像。ヒナの間は色が全然違うのですね。
いざ卵から生まれたヒナは、親と違って、なんだか普通の鳥っぽい柄と色をしています。
成長するに従って少しづつ見た目も変わっていくんですね。
ちゃんと外見も大人のヒクイドリになった頃は、交尾が出来る状態を表しています。
ヒクイドリは世界一の強さなのに絶滅危惧種
出典: http://animalbattles.wealthyblogs.com
森林が減ったり、車に轢かれたり、台風で餌が食べられなかったり、散々な目に合って絶滅危惧種となってしまいました。
とんでもない強さを誇るヒクイドリですが、実は絶滅危惧種に指定されています。
ヒクイドリが絶滅危惧種となった原因は、まず森林の減少です。
森林伐採により森が減り、森が減れば食べ物が減ってしまいますので、ヒクイドリは生き辛くなってしまいます。
次の絶滅危惧種となった原因は狩猟。
道路が時代とともに整備されていき、どんどん森の中に入れるようになってしまった為、狩猟が進んでしまいました。
他にも絶滅危惧種となってしまった原因があり、車で轢いてしまうことなどもあるそうです。
2007年にはサイクロンにより食べるものを失って、餓死したヒクイドリも多かったのだとか。
今では、ヒナが生まれても生き残る確率は1%と言われており、絶滅危惧種の中でもかなり危険な状態にあるようですね。
まとめ~ヒクイドリが怖すぎる~
出典: https://www.konicaminolta.jp
もし出会うことがあっても、絶対に近づいたり、大きな音を出したり、威嚇したりしてはいけません!
今回のヒクイドリまとめはいかがでしたでしょうか?
強すぎるのに絶滅危惧種となってしまったヒクイドリ。
人間の支配には適いませんでしたね。
絶滅危惧種となったことで保護したいところではありますが、強すぎるが故に害獣の側面もあるということで、扱いが難しいところもあるのだそうです。
ヒクイドリがいる日本の動物園もありますので、是非繁殖などさせて欲しいですね♪