2021年08月02日公開
2021年08月02日更新
妖怪「件(くだん)」とは?東日本大震災でも目撃!? 厄災の前兆に牛女
妖怪「件(くだん)」は大震災の前、人間の前に現れる?果たして妖怪「件(くだん)」は人間なのか牛女なのか?!東日本大震災、阪神大震災のときに現れた牛女は「件(くだん)」なのか?!気になる「件(くだん)」についてご紹介します!
目次
大震災前に現れる?!妖怪「件(くだん)」とは
妖怪「件(くだん)」を知っていますか?
最近では、妖怪をメインにしたアニメが流行っていましたから、むしろ子供たちのほうが詳しいかもしれませんね。
そんなアニメにも登場する「件(くだん)」。
実は昔から日本で目撃されていたようなのです。
出典: https://news.walkerplus.com
妖怪「件(くだん)」の画像
画像をご覧下さい。
なんとも奇妙な獣ですよね。この画像はある獣の剥製とも言われているものなのです。その獣とは人面牛。「件(くだん)」と呼ばれる妖怪の画像なのです。
「件(くだん)」というのは人面牛とも牛女とも言われている妖怪です。これまでの歴史の中で、この画像のような妖怪「件(くだん)」と思われる人面牛や牛女などの獣を目撃したという証言がいくつも残っているのです。
では、画像のような妖怪「件(くだん)」というのは、いったいどのような獣なのでしょうか。画像の剥製のような気味の悪い獣なのでしょうか。人面牛なのか、はたまた牛女なのか。
気になる妖怪「件(くだん)」について迫ります。
出典: http://www.cromagnon.jp
画像のような獣、人面牛なのか牛女なのかどっち?
先ほどの画像で紹介した妖怪「件(くだん)」と思われる剥製ですが、この獣の目撃情報は意外と多くあるのです。
そのいずれも目撃した人間の証言としては「人面牛が予言をした」「牛女が厄災を予言した」というものだったのです。
なんと、最近ではこの牛女と思しき獣が東日本大震災、阪神大震災の際にも目撃されたというのです。
本当に画像の剥製のような獣が実在するのでしょうか。
厄災を予言するというのはなぜなのか・・・?
妖怪「件(くだん)」は大震災を予知する?
出典: http://yogen-blog.com
東日本大震災や阪神大震災でも目撃情報が?!
東日本大震災や阪神大震災でも目撃されたという人面牛。
本当にこの人面牛は厄災を予言するのでしょうか。
実は、東日本大震災、阪神大震災の際は厄災の予言、ではなかったようなのです。
東日本大震災や阪神大震災のあとに自衛隊員が牛のような女を見つけたと話しているという噂なのです。
ですから、東日本大震災や阪神大震災の際に目撃された人面牛は妖怪「件(くだん)」ではないのかもしれませんね。
出典: http://www.tfd.metro.tokyo.jp
過去に厄災を予言していた?
東日本大震災や阪神大震災の際は、事後の目撃情報でしたが、厄災の予言をしたという証言も過去には残っているのです。
それが、ロシアとの戦争や凶作の予言、疫病の予言など数々の厄災の予言なのです。
いずれも「○○を食べて、○○すれば厄災を免れる」というようなものだったのだとか。
小豆飯を食べれば疫病にならずに済むという予言を残したあとは、小学校の弁当で小豆飯を持たせる親が多かったという事例まであるのだとか。
人間?!牛女?!大震災前に目撃される妖怪「件(くだん)」の姿とは
「件(くだん)」は、妖怪とされています。
一節には怪物という言葉も出ているようですが、現在では妖怪として扱われているようです。
妖怪ですから当然、異形の形をしているようですよ。
出典: http://imaarumono.hatenablog.com
剥製から考える「件(くだん)」の姿
では、予言を残すとして目撃されている「件(くだん)」とは、実際どのような姿をしているのでしょうか。
予言をしているということは、どうやら「件(くだん)」は人語を話すことができるようなのです。
出典: http://grapee.jp
予言している姿が気になる
予言をしているという「件(くだん)」。
どんな姿で予言しているのでしょうか。
人間の顔?牛女の顔?いったいどんな姿なの?
出典: https://news.walkerplus.com
剥製を見ると獣のよう・・・
最初にご紹介した剥製を見ると、どうやら「件(くだん)」というのは、やはり獣のようです。
顔は人、体は牛の姿をしているとも言われています。
出典: https://www.amazon.co.jp
剥製とは違う意見も・・・?
実は「件(くだん)」には、もう1つの姿の目撃情報があるのです。
それが「牛女」の姿。
顔は牛ですが、体は女性だというのです。
しかし、こちらのほうは顔が牛だからなのか、人語を話すことはできないのだそうです。
人間か牛女か。妖怪「件(くだん)」の名前の由来
「件(くだん)」という漢字には、その妖怪の姿をしっかりと表しているようです。
漢字の成り立ちから、名前を与えるというのは日本ならではかもしれませんね。
出典: http://www.yuinouyasan.com
そもそもなぜ「件」で「くだん」なの?
一番最初に予言する「件(くだん)」が目撃されたのは、文政10年のことと言われています。
このときに、自らを「くだべ」と名乗る人面の怪物が予言を残したとされているのです。
このときの「くだべ」が転じて「くだん」となったのではないでしょうか。
しかし、最初に予言しているところを目撃されたのが文政10年とは。
随分昔から予言をしているのですね。
出典: http://omocoro.jp
「件」の漢字はどこから来たの?
自らを「くだべ」と名乗る怪物が予言をしたことから「くだん」になったのではという流れは分かりましたね。
では、なぜ「件」という漢字が当てはめられるようになったのでしょうか。
それは、漢字の成り立ちを見るとわかります。
「件」というのは「人」+「牛」
という漢字からできていますよね。
人面牛とも言われている予言する妖怪。
まさに「人」と「牛」からできている「件」という漢字がピッタリなのではないでしょうか。
大震災前に目撃?妖怪「件(くだん)」
妖怪の目撃情報なんて大昔のことでしょう?
そんな風に思っていませんか?
実は最近でも目撃したという情報があるようです。
出典: https://www.amazon.co.jp
なぜ震災のときに目撃情報が?
東日本大震災や阪神大震災のときも目撃されたと囁かれる「件(くだん)」。
それはなぜなのでしょうか。
出典: http://www.ecotourism-center.jp
「件(くだん)」は予言をする妖怪
実は「件(くだん)」というのは、決して外れない予言を残す妖怪と言われているのです。
幕末の頃に言われていたのは、牛から生まれ、人の言葉を話す。
しかし、生まれてすぐに死んでしまうが、死ぬ前に必ず当たる予言を残すとされていたのです。
東日本大震災時にも妖怪「件(くだん)」が目撃!
出典: http://hdkameido.blog-mind.jp
大凶事の前には必ず現れるとされている妖怪
「件(くだん)」は、歴史に残るほどの厄災が起こる前には必ず現れるとされているのです。
ですから、東日本大震災や阪神大震災など日本の歴史上最悪とも言われる震災のときに現れたのでは、と言われているのですね。
出典: https://plaza.rakuten.co.jp
自衛隊員が目撃した?
阪神大震災のときに、自衛隊員が目撃したという情報があります。
これは着物を着た女が踊っているのを見て、震災のショックで精神的に参ってしまったのかと思っていると、その顔は牛だったというものなのです。
牛女は人間の飼っている牛が生んでいる?妖怪「件(くだん)」誕生の謎
最近では野生の牛なんていませんが、昔は野生の牛もいたのでしょうか?
「件(くだん)」は、野生の牛ではなく、飼われている牛が産むとされているようですよ。
出典: http://tanatiku.com
「件(くだん)」は人間に飼われている牛が産む?
もともと「件(くだん)」は、人の顔をした仔牛を生んだとされる牛が、人間に飼われていた牛だったことから、「件(くだん)」は飼い牛が産むと言われるようになったようです。
出典: http://f.hatena.ne.jp
「件(くだん)」は牛の未熟児?
「件(くだん)」は、牛の未熟児ではないかという説があるようです。
もともと、牛が未熟児で生まれてくると、顔がちゃんとできておらず人間のような顔つきで生まれてくることがあるのだそうです。
人間ではない?!牛女の剥製が残っている?!
出典: http://www.fureai-bokujo.jp
実は「件(くだん)」の剥製がある
昔、長崎の博物館に「件(くだん)」の剥製が収められていたのだそうです。
しかし、この博物館が閉館するとなぜか「件(くだん)」もどこかへ行方不明になってしまったのだとか。
出典: http://omochichannel.com
「件(くだん)」の剥製を見世物にしていた
「件(くだん)」の剥製を見世物にしていた人たちもいるようです。
しかし、この旅芸人たちは次の場所へ移動するのに「件(くだん)」を一緒に船に乗せました。
すると、突然の突風に煽られ、船は上陸できず、旅芸人たちは皆死んでしまったという話もあるのです。
「件の如し」は妖怪「件(くだん)」のことだった?
出典: http://www.koreanwikiproject.com
件の如しは「件(くだん)」のことだった?
「件の如し」という言葉がありますよね。
最近では「件の如し」なんて使うこともありませんが、昔は頻繁に使われていたようです。
この「件の如し」という言葉の意味は、証文や公的文書の終わりに使われる言葉です。
出典: http://barso.blog134.fc2.com
件の如しは嘘ではないという意味?
「件の如し」という言葉は、「件の予言が外れないように、これも嘘偽りない真実である」という意味があるのだそうです。
しかし「件の如し」の意味には、さまざまな説があるのだとか。
どれが本当なのでしょうね。
【まとめ】人間か牛女か。大震災前に見かける妖怪「件(くだん)」
いかがでしたか?
今回は予言をするという妖怪「件(くだん)」についてご紹介してきました。
昔はよく使われていた「件の如し」という言葉も、この妖怪から来ているのでしょうか。
厄災の前に現れるという「件(くだん)」。
東日本大震災や阪神大震災のときも本当にその姿は見られたのでしょうか。
しかし、姿を見るということは厄災の前触れ。
できれば、その姿を目にする機会が来ないことを祈りたいですね。