IPアドレスから住所の特定方法はある？2chやTwitterの書き込みで個人情報が!?

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「個人情報」 vs 「表現の自由」

住所を特定したいと考えても、表現の自由について一度考え直す必要があります。
誰しもが持っている表現の自由、それを捻じ曲げないようにしましょう。

例えば2chでトラブルに巻き込まれてしまい、報復として相手を特定したいと考えたとします。
しかし、2chを含むすべての発言には「表現の自由」が憲法で守られています。

ネット上の発言だからと言って、表現の自由が守られないわけではありまん。そのことを肝に銘じておきましょう。

IPアドレスはこのような数字で表されます。

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「IPアドレス」ってなに？

住所などの個人情報を特定できるといわれているIPアドレス。しかし本当にそのようなことができるのでしょうか？
もしもそのようなことができるのなら、どんな方法を用いて可能になるのでしょうか？

この数字の列をIPアドレスと言います。このIPアドレスは言うなればネット上の住所のような数字で、場所を表しています。
IPアドレスはすべてのパソコンや携帯電話に割り振られており、同じ数字にはならないようになっています。そのため、自分の使っている端末の住所のようなものだといえるのです。

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携帯電話にもIPアドレスが？

普段携帯電話でインターネットをしている方も多いかと思います。そんなときに心配になるのが携帯電話のIPアドレスってあるの？あったらそこから特定されることがあるの？ということでしょう。

携帯電話は、3Gあるいは4G回線を使っているときとWiFiを利用しているときとで異なります。
携帯電話で3Gや4G回線を使っているときは、携帯電話のキャリアの会社にIPアドレスが割り振られています。携帯電話のキャリア会社に割り振られているということは、携帯電話の電源を一度切って入れ直したり、携帯電話をネットに繋げるたびに、携帯電話のIPアドレスが変わるということです。

つまり、携帯電話事態にIPアドレスが割り振られているというわけではありません。

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携帯電話をWiFiで利用している人も多いでしょう
。WiFiで携帯電話を使っている場合は、WiFiルータの設定によってIPアドレスが決まります。
WiFiのIPアドレスを固定にしていたとすれば、携帯電話のIPアドレスも自動的に固定となります。

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「IPアドレスの特定＝個人情報の流出」ではない！

IPアドレスから住所や電話番号がわかるという人もいますが、それは間違いです。

一般人が問い合わせしたとしてもまともなプロバイダーであれば個人情報を外部に漏らすことはありません。警察などを通して初めてIPアドレスから様々な個人情報を特定することができるのです。

そのため、何らかの犯罪を示唆するような書き込みであれば、情報を開示される可能性がありますが、普通の場合ではそこまで詳しい情報はわからないということになります。

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気になる個人情報特定のやり方とは？

このように住所が簡単に特定されてしまうのでしょうか？


IPアドレスから住所などの個人情報を特定する方法をご紹介する前に、いくつかの覚えておいてほしいことがあります。
これらは基礎となる知識であるため、頭に入れておきましょう。

ネット上に書き込まれた人の個人情報を持っているのはプロバイダーであり、一般人には知ることができません。
そのため、IPアドレスから個人情報を特定する方法を持っているのはプロバイダーだけになります。プロバイダーはその方法を持っていますが、簡単に他人に教えることはしません。
そのため、ハッキングなどの犯罪行為を除いて、一般人がどのような方法を用いてもIPアドレスから個人情報を特定することはできません。

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書き込み内容によっては特定が可能

2chに書き込みをすると、書き込みの履歴がサーバのログとして残ります。その履歴には、「何月何日何時何分にこのIPアドレスがこのような書き込みをしました」というように時間とIPアドレス、それから書き込みの内容が残ります。

その書き込みに問題がある場合、IPアドレスから個人情報を特定できる場合があります。

書き込みの内容に問題がある場合には、IPアドレスから個人情報が特定できます。
この「問題のある書き込み」には以下の三種類があります。

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「問題のある書き込み」とは？

警察が出てくるような書き込みは個人情報開示の対象となります。

①警察が絡んでくる犯罪予告、自殺予告、ストーカーの書き込み

②著作権侵害に絡んでくるトラブルの書き込み

③名誉棄損などの民事トラブルにかかわる書き込み

③がわかりずらいと思いますが、これは「あそこの医者はやぶ医者だ」だったり「芸能人の○○は整形である」だったりといった書き込みが該当します。

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Twitterから個人の特定は？

TwitterからIPアドレスを調べることはできなくなっています。
Twitter APIを介して取得している情報の中にも、IPアドレスは含まれておらず、一切特定できなくなっています。

これはハッキング等の一斉攻撃を防ぐためで、サービスを継続させるためにこのようなことになっています。

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「書き込みの証拠」を残す

ツールなどで個人情報を割り出す前に、書き込みの証拠を残すように該当ページの魚拓をとったりPDF化しておいたりしておきます。

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魚拓（ぎょたく）とは？

WEBページなどを画像やPDFファイルとして保存すること。
語源は画像の通り、魚の形を墨などで紙に移すこと。

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WEBページを魚拓する方法

https://megalodon.jp/を開き、「魚拓をURLで検索・取得する」のところに証拠として残したいページのURLコピペし、「検索と確認」ボタンをクリックしましょう。
すると「このまま魚拓をとる」というページが開くので、「規約に同意し取得」のボタンをクリックします。

すると魚拓のURLが表示されますので、これをテキストエディタなどにメモしておきます。

証拠となるページをPDFにする場合は、ブラウザで証拠として残したいページを開き、印刷ボタンを押します。
そして「送信先をPDFにする」を押して保存場所を指定すれば、印刷開始と同時に指定された場所にサイトのPDFを保存することができます。

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Twitterでも正当な理由があればIPアドレスの開示請求ができる。

IPアドレスがもともと表示されているサイトならばこの手順は飛ばしても大丈夫です。
問題のある書き込みがあったサイトの問い合わせフォームから、IPアドレスを取得したい理由を明記して連絡をとります。

「名誉棄損の内容を書き込まれたため、相手を訴えたいです。IPアドレスを教えてください。」などと連絡を取ります。

サイト側が教えてくれたら割り出しは次のステップに進めますが、教えてもらえなかった場合には弁護士を雇って正式な方法をとりましょう。
なお、掲示板などの場合は削除の申し出もできます。合わせて連絡してみるとよいでしょう。

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IPアドレスを入手したら…

IPアドレスを入手できたら、こちらのリンクを開きます。

このツールを使ってプロバイダーを特定しましょう。
プロバイダーを特定するためには、検索ワードにIPアドレスを入力後、「管理者情報照会実行のボタンを押します。
すると様々な情報が表示されますので、「Network Name」の箇所をメモします。このNetwork Nameに表示されているのがプロバイダー名となります。

このプロバイダーが特定したい相手のIPアドレスを管理しているプロバイダーになります。

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最後に、「プロバイダへの開示請求」

プロバイダーがわかったら、そのプロバイダーに問題となる書き込みの内容や証拠、IPアドレスなどの必要な情報をメールで連絡して、発信者情報開示請求のやり方を教えてもらいます。

http://www.isplaw.jp/の内容を参考に、ドキュメントファイルを作成して申請書を作ります。
このとき印鑑証明が必要になるので忘れないようにしてください。

出典: http://nakagamiya.com

開示を拒否されたら

あとはプロバイダーからの返事を待つだけですが、簡単には個人情報を割り出して教えてくれるわけではありません。
ここまでやっても教えてもらえなかった場合には、弁護士や警察に相談しましょう。

民事トラブルの場合には弁護士の名前を出せば、プロバイダーが個人情報を教えてくれる可能性が高いです。

ただし、弁護士などに相談している間に、プロバイダーのほうに残っているIPアドレスの履歴が消えてしまう可能性があります。そうならないためにも、まずは履歴の保管だけでもプロバイダーに相談してみるのが良いでしょう。

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IPアドレス検索ツール

IPアドレスを検索する方法として、ツールを利用するという方法があります。
自分のIPアドレスを表示する方法は、以下のツールを使うことです。

このツールを使うと今使っているIPアドレスやプロバイダー名が表示されます。

次に、サイトのホームページなどのIPアドレス、位置などを特定します。
具体的には、ドメイン名（www.yahoo.co.jpなど）をIPアドレスに変換して、そのサーバーのある場所を特定するのです。

この作業にはコマンドプロンプトを利用します。コマンドプロンプトの起動方法としては、PCのスタートメニューの検索欄から「cmd」と検索して起動する方法をとります。
ツールが起動したら、「nslookup」と入力し、その後ドメイン名を入力します。そこに表示された数字がそのドメインのIPアドレスです。

IPアドレスからサーバーのある場所を特定するには、以下のツールを使います。

出典: https://mtown.my

IPアドレスは固定ではない場合も！

上部にある検索欄に先ほどチェックしたIPアドレスを入れてEnterを押せば、ツールにaddressという表示がなされるはずです。
調べたいウェブサイトがある場合には、以上の手順でIPアドレス、場所、電話番号、メール先がわかります。

ただし、個人のIPアドレスは固定のIPアドレスでない場合が多く、都度プロバイダーから割り振られたIPアドレスを大勢で使いまわしている場合ばかりです。
そのことに注意してツールを利用しましょう。

出典: http://gigazine.net

IPアドレスから位置情報を追跡するサービス

IPアドレスの位置情報を追跡してくれるサービスはいくつもあります。ここではその位置情報を追跡してくれるサービスの一部をご紹介します。

出典: http://www.tomoshia.co.jp

どこからが犯罪？

IPアドレスを特定すること自体は犯罪には当たらないようです。
ただし、IPアドレスから個人情報を特定するのは犯罪に当たる可能性があります。
個人情報の特定は警察などの機関からの開示請求がなければ違法に盗み出すしかないため、犯罪に当たるのです。

出典: http://gigazine.net

IPアドレスで位置情報やネット閲覧履歴などがわかる「IP-Adress.com」

この位置情報追跡ツールはアクセスするだけで利用できます。さらに、任意のIPアドレスを入力して位置情報の追跡をする方法もあります。
また、位置情報だけでなくIPアドレスとプロバイダー名、回線の種類、ブラウザ名、直前に何のページを見ていたかといった情報もわかります。

出典: http://gigazine.net

位置情報の追跡「Diagnosing your connection problems」

こちらの方法はJavaアプレットでトレースレートを実行、地図上にプロットしていくといった位置情報追跡方法になります。
この方法はデモ版では相手サーバからしかスタートできないのですが、シェアウェア版だとIPアドレスから位置情報の追跡をスタートすることができるようになります。

出典: http://gigazine.net

Googleマップと連携「IP Address Finder Tool」

こちらの方法は位置情報の追跡をGoogleマップ上に表示してくれるツールとなっています。
シンプルながらもわかりやすく、使いやすいです。

IPアドレスから位置情報の追跡をすることができるサービスはいくつもあります。しかし、追跡からわかった位置情報を他人に流したり、追跡した位置情報を悪用したりするのは犯罪です。もしも位置情報の追跡を行う場合は、自分のIPアドレスにとどめておくことをお勧めいたします。

出典: http://keisatsukan.blog.so-net.ne.jp

IPアドレスの特定は犯人捜査にも使われる！

犯罪予告などの書き込みがあった場合、犯罪予告の書き込みからその犯罪予告をした人を警察が特定します。そのとき警察に使われるのは犯罪予告の書き込みをしたときのIPアドレスです。警察にIPアドレスから個人情報を特定されたくなければ、犯罪予告ととれる書き込みはしないほうが良いでしょう。

また、警察などの公的機関以外が個人情報の開示を求めても、ほぼほぼ情報提供はありません。
そのため、何らかの理由で個人情報を特定したい場合には、警察などにまずは相談してみましょう。
警察が動けばその後の展開もスムーズに進むはずです。

出典: https://lmedia.jp

特定をする前に、警察や弁護士に相談

どのような方法を使っても、名前や住所、電話番号などをすべて完璧に特定するのは不可能です。それを可能にするのは弁護士を雇って正式な手順で割り出し、特定を行った場合のみとなります。

ただし、書き込みの内容が悪質で身の危険があればすぐに警察に相談するのが早く進むでしょう。

出典: http://www.huffingtonpost.jp

2chの場合は一定の方法をとれば割り出し・特定することができます。ただし、個人で割り出し、特定できる個人情報はあまりにも少なく、満足のいくものではないかもしれません。弁護士を雇うのが定石でしょう。

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Twitterの場合には、IPアドレスが特定できないため、個人情報の割り出しは不可能です。
もしも特定したいのならば、IPアドレスから割り出すよりも、普段のツイートから個人を割り出したほうが確実でしょう。