心臓移植で募金つのる「りたくんを救う会」は詐欺だった！犯人・岩本まどかとは？

皆さんは『○○を救う会』というのをネットやテレビで見たことがありますか？おおよそ重い病気や疾患を持っている子供が紹介されており『この子の病気を治すにはアメリカで治療が必要です！でも手術費もお金もありません!どうかこの子を助けて!』というあれです。最近ではSNSのパワーでよく見るようになりましたね。

さて、これをみて皆さんはどう思いますか？助けてあげようという気になり、実際に募金をする人もいれば、『かわいそうだなー』と一瞬思って、それで終わりの人もいるでしょう。
どの行動が正しいかなんて、正解はないと思います。ですが、募金をする行動力をある人は、ちょっとご注意したほうがいいかもしれません。
なぜなら、これから紹介する事件は、そんな善意を踏みにじるような事件ですから。

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拡張型心筋症を患うりたくん(本名：皆川理汰)がアメリカへ行き移植手術をするために、約1億5千万を集める募金活動を行った人がいます。

それが『りたくんを救う会』代表であり、叔母である岩本まどか容疑者(36)。彼女は『りたくんを助けてください』と人々の同情を誘うような内容をSNSにどんどん投稿し、徐々に資金を集めます。また、その様子が話題となり、厚生労働省で記者会見も行ったようです。

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しかし、これはすべて嘘でした、りたくん(本名：皆川理汰)が拡張型心筋症を患っている事も、厚生労働省で記者会見を行った事も。
今回はそんな人の良心に付け込んだ詐欺師である『りたくんを救う会』事件について、画像付きでまとめました。
そして事件のその後についても追っていきましょう。

詐欺っていうと皆さん何を想像しますか？ひと昔前なら、アダルトサイトのワンクリック詐欺なんかが有名でしたね。最近だとめっきりなくなりましたし、あったとしても支払いの連絡なんて一切こないですが。

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あと想像できる詐欺と言えば、オレオレ詐欺、結婚詐欺なんかでしょうか。あとは『投資すれば何倍にもなって返ってきますよ』という投資詐欺も蔓延しておりますね。
そして今回紹介するのが『救う会詐欺』です。ここにきてありそうでなかったというか。新たな詐欺方法として世間が大いに騒ぎました。

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りたくんを救う会を利用し、オレオレ詐欺以上に人の善意を踏みにじるような詐欺を働いた詐欺師の岩本まどか。彼女に対する批判はそれはもう凄いものです。
また、彼女はあくまで『寄付』を募っていたまでなので、厳密にいうと詐欺ではないのかもしれません。詐欺がばれたその後、一体どんな罪に問われるのでしょうか。

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心臓や肝臓などもそうですが、臓器の移植はかなり高いお金がかかります。
また、移植手術は基本的に順番待ちの状況で、自分順番まで長い時間がかかります。速く移植手術をするためには、他の人よりも高い金額を支払う等の処置が必要です(デポジット)。
そして移植手術代もさることながら海外の渡航代も含めるとかなりの金額になります。

 

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そのため、こういった移植が必要な病気を患った方は『○○を救う会』という団体を作り、大抵募金という手段をとります。そうでもしないと救いようがないので、正しい手段と言えばそうかもしれません。
そして今回の『りたくんを救う会』の発案者は、両親ではなく伯母である岩本まどかでした。りたくん(皆川理汰)には両親がいたのに、何故両親が主導してやらないのか？と思いますよね。
そう、この詐欺は岩本まどかが独断でやったもので、りたくん(皆川理汰)の両親もまったくわかってなかったのです。
りたくんを救う会が有名になりましたが、その後本人であるりたくん(皆川理汰)が普通に学校に登校しているのがばれ、事件が発覚しました。

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こんなかわいい子です。移植手術する必要があるって言われたら、そりゃ同情して募金しようと考える方はたくさんいらっしゃるでしょうね。
そして極めつけは詐欺師岩本まどかのブログです。
『呼吸がつらそうで、みているのが辛いです』『自分は見守ることしかできないのが悔しい。皆さんの力が必要です』などと、りたくんの笑顔の画像と一緒に投稿し、同情を次々と買っていきます。岩本まどかはADHDという話もあるのですが、こんなしたたかさを持っているのですから、ADHDも嘘なような気がします。

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また、岩本まどかは厚生労働省内で記者会見も行いました。話題が話題を呼び、その後の記者会見でも引くに引けない状況になっていってしまったのでしょう。

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デポジットとは

デポジット代という部分が『順番を抜かして手術をしてもらうために必要な金額』です。

りたくん(皆川理汰)を救う会によりますと、夜にりたくん(皆川理汰)の高熱がずっと長引いていたかと思うと、夜中にいきなり呼吸困難を起こしたそうです。
そしてりたくん(皆川理汰)を病院に向かわせたところ、拡張型心筋症と診断されてしまったとのことでした。
既にりたくんは、デポジットを利用し心臓移植手術を行う以外に回復の見込みはありませんでした。

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日本で心臓移植をまっている余裕はなく、デポジット制度のあるアメリカにいくしかりたくんを救う手段がありませんでした。
そこでデポジット代を募金で募り、すぐさまアメリカにいき心臓移植手術を行ってもらおうと計画をたてたとのことです。
これも全ては詐欺師岩本まどかによる計画的犯行だったのですが、とても手が込んでいますね。正直、疑う余地なんてまったくなかったと思います。

さて、ここで批判殺到中の岩本まどかさんの素顔をご紹介しましょう。画像は会社の送別会(？)のものでしょうか。
周りにいる同僚たちはその後彼女が心臓移植のために募金詐欺を働くなんて考えもしなかったでしょうね・・・

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もうちょっとズームした画像がこちら。少しふくよかですが、いたって普通の女性といったところでしょうか。
ADHDを理由に退職していますが、『甥っ子が心臓移植を受けなければならない』と、こんなにしたたかな詐欺を働ける女性です。恐らくそれも嘘でしょう。

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実際の会見時の画像がこちら。人少ない・・・
会見の際も岩本まどかは『りたくん(皆川理汰)を助けてください！』と迫真の演技をしたのでしょうか。

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もうちょっとズームした画像がこちら。会見時の画像は、解像度の問題でこれが限界でした。
その後、彼女のデポジットも嘘がばれ、強烈な批判を浴びる事となります。

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多数の人がりたくんへ同情の目を寄せ、りたくんへどんどん募金していきました。しかしりたくんが普通に学校に登校しており、心臓病が嘘だった事が判明してしまいます。
その後、SNSでは逮捕だ、詐欺だ、などの批判する声が多数寄せられました。

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『罪があるのは全部私』とコメントしていますが、なんか自分に酔ってる感ありますね。

詐欺を行った岩本まどか本人によると、ADHD(注意欠陥障害)が理由で、働く事が困難になってしまったそうです。
働く事ができず、生活も苦しくなってしまった事から、りたくんを心臓病に仕立てあげ、お金を集める事を考えたそうです。

そして『りたくんを救う会』のHPを作成。すると、支援してくれた方からのアドバイスで、記者会見を行うようアドバイスがあり、もう引くに引けない状況となってしまったそうです。

岩本まどからは明日の食事にも困っており、父親から「死にたい」と言われた事から募金を考えた。とのことですが、りたくんやりたくんの両親に無断で写真を利用していました。
また、募金先のまでHPまで乗せ、記者会見までやったのですから批判されて当たり前の悪事でしょう。
その後、りたくんのご両親はというと、今後の対応についてどうするか弁護士と相談しているようです。身内などを理由に示談となる可能性もありますが、しっかり岩本まどかは法で裁いてほしいですね。

『りたくんを救う会』についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
最後におまけとして、『りたくんを救う会』のアイディアの元となったと思われる『さくらちゃんを救う会』についてご紹介しましょう。

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さくらちゃんを救う会

さくらちゃんもりたくん同様、拘束型心筋症という心臓病を患っており、海外での心臓移植に必要な費用を(約一億円)を募金で募ることにしました。
しかしさくらちゃんの両親はNHKのプロデューサーと、同じくNHKのディレクターでした。さくらちゃん家族は都内の一等地に一軒家を立てており、みるからに裕福な家庭です。お金を沢山持っていますが、募金に頼ろうとしている節があった事から、さくらちゃんを救う会も痛烈な批判を浴びました。

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また、金の集まりが悪くなるのを恐れてか、自分らに都合の悪い情報は公開せずに募金活動を行っていたことも批判を浴びた原因となっているでしょう。

しかしそのさくらちゃん。募金と資産を利用し手術をするのですが、その二週間後に死亡してしまいます。心臓病は手術後の死亡率も50％と高いので、死亡してもおかしくはなかったでしょう。
また、死亡の報告がある事から『りたくんを救う会』のように、病気自体が嘘の事はなかったようです。

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さくらちゃんは手術の二週間後に死亡してしまいます。余談ですが、死亡した場合は、募金した金額はどうなっていくのでしょうね。

これから重い病気を患ったご家族のために募金活動を行う皆さんは、活動するにあたりこういった批判があることは承知の上で活動したほうがいいでしょうね。『りたくんを救う会』という前例がでてしまいましたから。この話も有名になってしまってますし、これからは募金額も減ってしまうでしょう。

しかし大切なご本人様が死亡してしまっては、元も子もありません。こんな批判があっても、諸団体と相談しながら活動すべきだと思います。