ロシア軍隊格闘技『システマ』の呼吸法で痛くないは本当?スゴ技動画まとめ

ロシアのシステマをご存知だろうか。知らない人には動画を見て頂くのが手っ取り早いのですが、呼吸法や技がとにもかくにもやばすぎます。動画でもロシアのシステマを紹介するので呼吸法、技をこの機会に盗んでみては?武術以外にも効果的ですのでオススメです!

ロシア軍隊格闘技『システマ』の呼吸法で痛くないは本当?スゴ技動画まとめのイメージ

目次

  1. 1ロシア格闘技システマとは。ロシア正教とのつながり
  2. 2ロシア格闘技システマとは。その呼吸法、技に迫る。
  3. 3ロシアン武術 システマの4大原則 すべては呼吸法から始まる
  4. 4ロシア格闘技システマの奥深き技がすごすぎる。ー動画ー
  5. 5ロシア格闘技システマの武術としての技を動画で紹介
  6. 6システマの呼吸法によるやり方次第では自分をコントロール出来る効果が!
  7. 7システマの打撃ストライクを分析してみる!
  8. 8芸人がチャレンジしたシステマの呼吸法、技、動画
  9. 9ロシア格闘技 システマのまとめ

ロシア格闘技システマとは。ロシア正教とのつながり

皆さんはロシアン武術のシステマをご存知でしょうか。生まれは軍隊から派生したものですが、今では自分自身を呼吸法によってコントロール出来るという効果があり、道場等でもメンタルトレーニングの一環としてトレーニングされている方もいます。武術としてのシステマ。メンタルトレーニングとしての呼吸法のやり方様々な効果があるので、みていきましょう。

”poznai sebia” 「汝自身を知れ」 ロシア正教とのつながり

出典: http://blog.goo.ne.jp

ロシア正教会とプーチン大統領

ロシアン武術としてのシステマと呼ばれるものには意味があります。それは人の生命の価値を高める為の理念とその訓練法がロシア正教的意味を持つロシアン武術には含まれています。人間存在の3つのレベル、身体的側面、心理的側面、霊的側面(ロシア正教的意味)を高める為の「道」です。

ロシアン武術の根底にはロシア正教の信仰があり、我々に降りかかることで良いこと悪いことその全てにおいて、自分自身を理解し状況に応じて最善を尽くすとうロシア正教の目的があります。

ロシア格闘技システマとは。その呼吸法、技に迫る。

システマ(Система)(Systema)とは、軍隊格闘技であって競技格闘技ではない

出典: http://systemaosaka.jp

システマ創始者ミハイル・リャブコ インストラクターのヴラディミア・ヴァシリエフ

システマの歴史は、旧ソビエト連邦スターリンのホディーガードから教わったミハイル・リャブコ(Mikhail Ryabko)によって創設されました。

旧ソ連時代は、その全てと言って良いほどの情報統制がひかれ、システマだけではなく文化自体も謎といっていいほどの時代でした。

1990年代ソ連崩壊に伴い、元ロシア軍特殊部隊員(スペツナズの一部)ミハイル・リャブコによって公開されました。現在は、ロシア法務大臣補佐官を務め、経歴としても申し分のない経歴の持ち主です。

システマとは、戦闘、人質奪還、武装解除、カウンターテロ作戦等の実戦から得たノウハウが詰め込まれ、現在はロシアの特殊部隊、ロシア連邦保安庁等様々な機関が導入しています。

一般向けには、護身術として広められていますので、競技用の格闘技としては現在広まってはいません。

ロシアン武術 システマの4大原則 すべては呼吸法から始まる

システマの4大原則とは
1、呼吸をし続ける(呼吸法)
2、リラックスをする
3、姿勢をまっすぐ保つ
4、移動し続ける
が、4大原則となります。この呼吸法は、口語で説明することが非常に難しいので実際に動画を見て把握して頂ければと思います。

システマ呼吸法 やり方 効果 動画

ロシア格闘技システマの奥深き技がすごすぎる。ー動画ー

ロシア格闘技システマの武術としての技を動画で紹介

システマ道場 その1 対ナイフ 動画

システマ道場 その2 呼吸法は常時使用しています 動画

システマの呼吸法によるやり方次第では自分をコントロール出来る効果が!

戦場ではいかに平常心を保つことが出来るかがポイント

冒頭でシステマの4大原則を紹介しましたが、これらのトレーニングでは緊張・恐怖のコントロール、心身のリラックス、平常心の維持を目標とされています。つまり、呼吸法のやり方により、日常のどのような場面でも平常心をコントロールし出来るのは、ビジネスマンにもかなりの武器となります。
実戦的な、戦闘というよりもこのような日常に取り入れたやり方から近づいてみるのもいかがでしょうか。

出典: https://flic.kr

またシステマには、型という型はなく、どのような状況でも対応できるように考え抜かれた武術です。1対1を基本とするのでもなく、1対多数という状況も考えられていますし、当然戦争状態にある中での武術ですから、相手は当然のようにナイフを持ち、銃を持っています。日本ではそれを体得することで効果を実践するこは少ないかもしれませんが、備えあれば憂いなし。ナイフや銃を奪い取るやり方等道場へ行って学ぶのもいいでしょう。

システマの緊張と緩和の連続したリラクゼーション効果

出典: https://flic.kr

体力を思う存分使い切った後に、仰向けになり全身の筋肉に力を入れて呼吸を止めます。そして脱力しながら口から唇をすぼめ息を吐く。これを丁寧に丁寧に小一時間続けます。大体の人がここで寝落ちしてしまうほどに気持ちよくリラックスした状態となります。

バーストブリージング効果により打撃等による痛みを感じない

出典: https://flic.kr

傷みを感じないというのは、極端な話で当然痛みは感じます。ではなぜシステマは痛みを感じないという表現を用いるのでしょうか。

それは、バーストブリージングという呼吸法を用いることによって、体の負荷を解消する呼吸法です。
プレゼン前で緊張していたり、面接前で緊張された軽々があると思いますが、このシステマのバーストブリージングを使うことによって緊張を緩和させることが出来ます。またパニック症候群等のパニック障害に陥りそうな時も呼吸法によって脳に酸素を送ることによって改善出来るというわけです。

ヨガやマラソン、出産等においても呼吸法は取り入れられていますが、バーストブリージングは痛み等の損傷からの回復に重点を置いています。

システマの打撃ストライクを分析してみる!

システマにおけるストライクとは

出典: http://webhiden.jp

「ストライク」とは運動量ではなく質量を叩きこむ技術です。
と、言われても「?」ですよね。システマは独特の打撃を与えます。
通常のボクシングのような打撃系は筋肉の運動で相手にパワーを与えエネルギーを伝えます。しかし、そのような打撃は、防御する側はある程度その打撃(インパクト)の瞬間に筋肉を収縮させることによって(鉄板化)内臓や細胞レベルへのダメージを減少させることが可能です。

しかし、エネルギー自体が運動量ではなく、質量にてダメージへと還元されると筋肉の収縮では打ち消すことが出来なくなります。
身体は質量の形でエネルギーを加えられると、それを身体組織の微小要素の分子レベルの運動量に変換します。
この物理的構造が、ボクシングや空手などの筋力による打撃系のダメージよりも、システマにおける「ストライク」が膨大なダメージを与えることが出来るのです。

出典: http://boxingletter.com

調整により鉄板のようなボディーを鍛え上げられている。インパクトの瞬間ダメージを受ける側は筋肉を縮小させ、ダメージを軽減させています。

ストライクの衝撃とは

出典: http://www.moe-corp.com

パンチ測定器によりストライクを計測しても低い数値しかでないでしょう。しかし、人間の身体をストライクで攻撃すると、上肢の質量が相手の身体に浸透し分子レベルの運動が生じ、強烈な痛みとなって相手に知覚されます。

重心を定めて足の力を抜き、上肢の質量を叩きこむことだけが、このストライクの極意でもあります。この重心がハンマーのような打撃を可能とします。

ちなみに日本や中国での武術では重心は「丹田」に置き打撃を行うことで相手に対するダメージをより大きくすることで知られていますが、システマにはこのような「丹田」に重心を置いてという概念がないことから、悪く言えば適当ではあるが、体が大きければ問題なく、相手により多くの質量のダメージを与えることが出来る為、大柄な体格が多いロシア人男性にはあまり気にならないところでしょうか。

芸人がチャレンジしたシステマの呼吸法、技、動画

ロシア格闘技 システマのまとめ

いかがでしょうか。
芸人から皆さんまで広く伝わっていくロシア正教の教えを根幹とするシステマ。武術としては勿論、日常のメンタルコントロールとして、一度道場の門を叩いてみませんか?

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