2021年05月28日公開
2021年05月28日更新
沖縄の雲『神の手』が現る!その正体は雲神ビスマルク?【元ネタ画像】
沖縄上空に正体不明の謎の雲「神の手」が現れた。画像を見ても分かる通りなんとも不思議な形をした雲である。沖縄に現れた正体不明の神の手。世に知れ渡ったのはチェーンメールでの拡散。しかしその画像には実は元ネタが存在、さらに海を越えたポルトガルにもある雲の目撃情報が。
目次
沖縄上空に正体不明の雲「神の手」が出現 その画像は異様な気配を放つ
ある日携帯に1通のチェーンメールが送られてきた。そこに映るのは雲で覆われた空の写真。しかしただの雲ではない異様な光景が広がっていた。それはまるで誰かの手のような形をした雲。空を広げる両手のように見える。
「神の手」と名付けられる正体不明の雲の光景。送られたチェーンメールには文章も載せられていた。「7人に送れば願いが叶う」。
内容が内容だけに胡散臭い気もするが、この不思議な「神の手」と呼ばれる雲の形には目を惹かれる。雲の形は実に様々でこれが偶然の産物による本物だとしても納得してしまうだろう。
沖縄上空に現れたとされる雲「神の手」の写真
本物か否か異彩を放つ雲「神の手」。
数年に1度沖縄に現れる雲「神の手」の目撃情報 画像の正体とは
かつてチェーンメールで回りに回ったこの雲「神の手」。しかし世代をガラケーからスマホに変えた昨今、どうやらまた少しの流行りを見せたようです。流れたのはLINEによるメッセージ。しかし媒体が変わってもその内容は変わらず、幸せの象徴として回り回っているようです。
「沖縄に数年に1回現れる珍しい雲。この画像を7人に送ると幸せが・・・」文言はほとんど同じのよう、そこに沖縄に数年に1度とさらに珍しさをプラスしています。
ガラケー時代に存在したチェーンメールの事を知らない世代の人間は、この幸せの象徴の雲「神の手」を見て喜ぶばかり。そしてどんどん次へと送り込まれます。
しかしこの画像にはしっかりと元ネタがある、言わば偽物なのです。分かる人には分かるようで、しっかりとした合成。そして元ネタとなった本物の存在はおよそ幸せの象徴とは程遠い物でした。
本物を聞くと耳を塞ぎたくなるかもしれません。
沖縄に現れた雲「神の手」 画像の正体はある元ネタ
まだスマホが世に出る前、いわゆるガラケーと呼ばれる携帯が広く使われていた時代にチェーンメールというものが流行っていました。それは鎖のごとく指定された人数にメールを転送すると、幸せが訪れるとか願いが叶うとか、今回の雲「神の手」もその一つでした。
元ネタはこの画像ともう一枚の…
元ネタとなったのは一つの画像。ある男性が自分の肛門を両手で広げたという物です。それをネット上で見つけた人物があれやこれや手を加えて合成しこの雲を作成。その雲の部分だけが世に広がり、チェーンメールとして日本では神聖なものとして広がりました。
その元ネタとなった画像は海外のあるサイトに乗せられた「肛門を両手で広げた男性」の画像。これが合成により「神の手」へと生まれ変わったのです。元ネタとなった画像は当時話題を呼び多くの人の手でネタにされました。広げた肛門をかたどったクッキーやマグカップなど、そして日本では幸せの象徴へと。
元ネタをそのまま載せることはできません。こちらはそれを模したカップです。
沖縄の「神の手」はたんなる合成 しかし世界には本物の「神の手」が
分かる人には分かるたんなる合成写真だった沖縄の「神の手」。海外の下ネタが回り回って沖縄の幸せの象徴になるとは、さすがの撮った本人も考えもしなかったでしょう。
内容はそのままに媒体を変え、拡がりかたも変えて広く知られることになった雲「神の手」。しかし世界にはまだまだ不思議な雲が存在しました。
ポルトガルで見つかった「神の手」。それはこの沖縄の「神の手」とは比べ物にならないものでした。
その名の通りどんどん繋がるチェーンメール。良くも悪くも時代を象徴するものになった。
神秘の雲「神の手」は沖縄だけじゃなかった さらなる正体不明の画像が
「神の手」と呼ばれる雲の出現は実は沖縄以外にもありました。そしてこちらは合成されたチェーンメールではなく紛れもなく本物の雲。合成などを使用しない、ある男性が撮った正真正銘の「神の手」のようです。
撮られたのは日本から遠く離れたポルトガル。リゾート地「マディラ諸島」で朝、ある人物の手で写真に収められました。
その写真に多くの人が驚愕、ブログにアップしたところすぐにイギリスの「デイリーメール」というところから反応があったと言います。
ポルトガルの「神の手」
ポルトガル上空で撮られた雲。「神の手」と呼ばれるのに相応しい力強い雲です。
画像の正体は正真正銘の雲 「神の手」はまるでゲームの世界
ポルトガルで撮られた「神の手」を撮影したのは、普段からブログに空の写真をアップしているロジェリオ・パチェコという人物。その写真は瞬く間にSNSで拡散され当時話題を呼びました。
「神の手」と呼ばれ多くの人の心を鷲掴みにするこの写真は、見る人によっては別の物にも見えるようです。その一つが世界的に人気のゲームシリーズ「ファイナルファンタジー」に登場する隕石のようだと。朝焼けに照らされたその様子は雲を超え隕石に見えるという声が多く聞こえました。
さらに同じゲームシリーズから「雲神ビスマルク」という存在を少し紹介します。
「ファイナルファンタジー7」のロゴ。形はポルトガルの神の手と酷似しています。
雲の中から現れる その名も「雲神ビスマルク」
「雲神ビスマルク」と聞いてピンとくる方もいるのではないでしょうか。これは人気ゲームシリーズの「ファイナルファンタジー14」で登場するキャラクターです。
なぜここでこの「雲神ビスマルク」が登場するのか、それは画像や名前を見ても分かる通りまるで雲の化身のように登場するからです。「雲神ビスマルク」こそ「神の手」の名に相応しいといっても過言ではないかもしれません。
「雲神ビスマルク」はゲームキャラクターとしての登場、しかしこの広い世界にはゲームの中でも合成でもない、本物の神秘的な雲の数々が存在します。ポルトガルの「神の手」のような決して2度は見る事の出来ない、そんな神秘的光景をご紹介します。
「ファイナルファンタジー14」から「雲神ビスマルク」。ゲームに登場しそうな雲に彼の姿を思い浮かべたファンがいるのでしょう。
沖縄の「神の手」にも負けないも それはやはり本物の雲
ポルトガルの「神の手」を始めとした神秘的な雲の数々を紹介します。これからお見せするのは決して沖縄で現れたという合成写真ではなく、れっきとした本物の雲です。まるで生き物のような姿をしたものから、ポルトガルの「神の手」とは違う形の手のような雲までその種類は様々。
合成では見る事は出来ない自然の神秘をご堪能ください。
合成も面白い。しかしやはり本物の自然の神秘を見るのは素晴らしい体験。
正体は本物の雲 世界各国で見られる神秘的な雲の画像
世界で見られる雲は他では見られない不思議な形のものばかり。その時、その環境で自然に形を変え時には驚くような姿になります。そんな自然の神秘に溢れた雲はなかなか目にすることは難しいでしょう。だからこそここで少し感傷に浸るのもありかもしれません。
鱗のような形をした雲。うろこ雲として呼ばれる巻積雲(けんせきうん)の一種でしょうか。
団子のような丸い形をした雲。気流により山の上などで変わった形になることが多いのだそう。逆さになったクラゲのようにも見えます。
まるでドラゴンのような細長い雲。某アニメに出てくる願いを叶える龍のようにも見える神秘的な光景です。
これぞまさしく「神」のよう。バックの光が神々しいです。
まとめ
もしかしたらこの中には沖縄の「神の手」を見たことがある方もいるかもしれません。そしてそのチェーンメールを受け取った経験のある方も。懐かしい思い出として、そして今知ったという方もその元ネタに驚いたことでしょう。懐かしい思い出と、面白さと下品さを兼ね備えた元ネタ。
そしてポルトガルを始めとする神秘的な雲の数々。残念ながら雲はまるで生きているかのようにその都度姿を変え、2度同じ物を見る事は出来ません。それも踏まえ、今一度空を見上げるのも悪くはないかもしれません。今窓から見える空を見上げてみて、それが何に見えるのか思案するのも楽しいでしょう。
一つだけ注意が、沖縄の「神の手」の元ネタは中々に刺激のある画像です。検索する時は十分な注意をしてください。