パリ人肉事件・佐川一政の現在とは?「なぜ人肉を食べたのか」を本人が語る
パリ人肉事件の犯人佐川一政とは?動画で佐川一政本人が語るパリ人肉事件に至った動機と事件後の佐川一政と今現在は?ブログはしてる?パリ人肉事件とその犯人佐川一政という人物、佐川一政に関する、佐川君からの手紙などの出版物など。グロテスクな表現があるので閲覧注意です
目次
パリ人肉事件の犯人 佐川一政 人肉を食べた男のまとめ
出典: http://www.taichi-saito.jp
1981年、フランスのパリで日本人留学生が起こした凄惨な猟奇殺人事件、パリ人肉事件。日本よりも世界中に衝撃を走らせたこの猟奇殺人事件の概要と犯人の佐川一政についてまとめていきます。
なぜ起きたのかパリ人肉事件によって起きた騒動や犯人・佐川一政の事件後のインタビュー動画、佐川君からの手紙などの小説やエッセイ、漫画など。佐川一政のブログや事件をまとめたブログの情報。鉄拳さん、蛭子能収さんとのエピソード、そして現在の佐川一政。
事件的にもかなり凄惨であり、グロテスクな表現もございますので、苦手な方はブラウザバックすることをおすすめします。
佐川一政という男
佐川一政の生い立ち カニバリズムのなぜは幼少期にあり?
出典: https://pedemacarrao.wordpress.com
赤ん坊の頃の佐川一政のようです
佐川一政は1946年に兵庫県神戸市で生まれました。未熟児であった佐川一政は生まれたとき、手のひらに乗るほどの大きさであり、成人してからも身長が約150cmと小柄です。
父は伊藤忠商事からの出向で栗田工業の社長を務めた人物、叔父も歌手・俳優であるなど所謂御坊ちゃまであった佐川一政。
幼少期はシェークスピアやベートーヴェン、ヘンデルを愛した芸術少年であったようです。この幼少期に聞いた、魔女が子どもを煮て食べるという話を聞いて、カニバリズムに興味を持ったと語っています。
しかし成長するにつれて佐川一政の異常性癖が表に出始め、ドイツ人女性宅に無断侵入し逮捕される(父が示談金を払い告訴されず)、精神科に通うも相手にされなかったといったことがあったようです。
パリ人肉事件の舞台 フランス留学
出典: https://pedemacarrao.wordpress.com
佐川一政は大学院の課程終了後にフランス留学しました。パリ人肉事件を起こしたのはフランス留学中、パリ第三大学在学中に起こしたものでした。
カニバリズムとはなぜ起こるのか?
民俗学上・その他要因のカニバリズム
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民族の伝統として食人があったパプアニューギニアのフォア族
カニバリズム(人肉食)とは特定の社会や宗教観で見られるものです。なぜ人肉を食すかというと、死した相手の人肉を食らうことにより、その人間の力や愛着、魂を受け継ぐという考え方のようです。民族外の相手に対する食人は、復讐の完了ややはり相手の力を受け継ぐといった意味合いがあるようです。
後は非常事態に陥った際、遭難時や戦争時、食料が無い時にやむを得ず人肉を食らうこともあります。これは厳密にはカニバリズムとは言わないそうですが、常態化すればカニバリズムになるようです。
こういった意味合いならば、なぜ?ということもなく、そういった文化であるし、逼迫していては仕方ないものであります。
パリ人肉事件などに代表される、趣向による人肉食
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ウガンダの人食い大統領と呼ばれた、イディ・アミン。実際は菜食主義者だったそうだが、なぜか人肉は塩辛いと言って世界を驚かせたことがある
佐川一政は間違いなくこちらです。宗教的・民族的な理由もなく、かといって非常事態でもないにも関わらず、趣向として人肉を食らう者もいます。
文明社会においては死体を食らうことは、佐川一政のように殺害をしていなかったとしても、その時点で死体損壊罪となります。
性的な幻想を伴う人肉食もあり、佐川一政はそのタイプに分類されるようです。
パリ人肉事件の経過から裁判の結果(閲覧注意)
オランダ人女性を射殺し人肉を食らう佐川一政
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女性を殺害した凶器の詳細は不明でしたが、このようなカービン銃で射殺したようです
佐川一政は友人のオランダ人留学生女性を背後からカービン銃で射殺しました。そして佐川一政はそのオランダ人女性の遺体を屍姦しました。佐川一政に死体性愛があったかは定かではありませんが、死後も人を辱める行為を行う、もはや尋常ならざる精神であったことは想像に難くありません。
屍姦した後に佐川一政は目的であった人肉食に至るのですが、噛り付いたお尻が意外と噛み切れないものだったらしく、すぐに近所の道具屋に駆け込み、よく切れるナイフを購入し、食べたい部分をそのナイフで切って食べたと言います。
殺害から2日後、近くの森に遺体を捨てようとしたところを目撃され、その2日後に佐川一政は逮捕されました。
佐川一政は精神病?逮捕されるも不起訴処分で無罪!
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精神病だから無罪!被害者遺族が到底納得できるものでは無いが……
佐川一政は逮捕されたものの、精神鑑定を受けて、心神喪失状態であると診断されて、不起訴となりました。被害者遺族からすれば到底納得いくものでは無いことは想像に難くありません。
そしてこれは外国での犯罪ということでの弊害なのか、佐川一政自身が腹膜炎になったことがあると語ったのを、通訳が脳膜炎になったことがあると通訳したため、精神鑑定を受けることになったとも言われています。
佐川一政は人格障害だ!と日本の医師は語る
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サイコパスなどに代表される人格障害と、統合失調症などに代表される精神障害。これは似て非なるもの
不起訴処分となり、帰国した佐川一政は日本の精神病院にも通院することとなりましたが、そこで診断した医師は佐川一政は精神病ではなく人格障害ではないか?更に先ほど触れた誤訳の件にも触れて、責任能力はあると判断し、日本警察は立件を目指したようです。
しかしフランス警察が、一度無罪にしたものの判決は覆せないとし、資料を引き渡さなかったため、立件はできなくなってしまいました。
パリ人肉事件の証拠画像(閲覧注意)
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かつてパリ人肉事件の証拠画像を載せて、販売停止処分を受けたことがある、パリ・マッチという週刊誌
パリ人肉事件発生後、パリ・マッチという週刊誌が、佐川一政の犯したパリ人肉事件の証拠画像を載せて、販売停止処分を受けてしまったそうです。
その証拠画像はかなりグロテスクなものとなっております。証拠画像はパリ人肉事件 証拠画像で検索すれば簡単に出てきます。
正直言ってみることはあまりお勧めしません。猟奇殺人事件などをよく調べたりする筆者ですが、やはり本物のグロテスクな証拠画像を見ると息を飲んでしまいます……。
下に証拠画像を載せましたので、自己責任でご覧ください。
出典: https://blogs.yahoo.co.jp
釈放後、帰国し、芸人の鉄拳と共演、AV出演などを果たす
出典: http://kuchibiru-sokuhou.blog.jp
どういう繋がりなのかはよく分かりませんが、鉄拳さんと佐川一政がピースしている写真です。おそらく鉄拳さんは佐川一政の興味外だと思われますが、鉄拳さん、よく楽しそうにピースできますね……。
何枚か、鉄拳さんと佐川一政の画像があるようですが、私はちょっと鉄拳さんのように笑顔でピースはできないと思います
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鉄拳さんの他にも佐川一政は芸能界屈指のサイコパスとして知られている漫画化、蛭子能収さんと対談したことがあるようです。その対談中、なぜカニバリズムに走ったか、お尻はどのように食べたのかなど聞かれ、淡々と答えていた佐川一政に対し「好きな人は食べちゃいけませんよ」と一言蛭子さんは言ったそうです。
佐川一政は、蛭子能収のような友人がいたらパリ人肉事件は起こしてなかったかもしれないと語ったようです。
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佐川一政がパリ人肉事件を面白おかしく漫画にした漫画本です。死後も辱めた佐川一政にとっては一度も二度もそうは変わらんのでしょう。漫画にしたうえで更に何か面白おかしくしています。金になるなら漫画でも何でも書くといった感じで気持ちは良くないですね。
ほかにもあった佐川一政のドキュメントビデオ「喰べたい」。俳優による映画化はあったが本作では佐川本人が美しい外人モデルと登場し事件当日を再現。冒頭に佐川が幼少時代に出演した8ミリ映画「大男退治」。強い男への変身願望が映し出されている。 pic.twitter.com/4pE87yxcZC
— 裏庭映画保存会 (@uraniwamoviecom) June 9, 2016
佐川一政は自身の体験を再現したAV紛いのドキュメンタリー映画に主演しています。AVさながらの本番シーンもあるようです……。
本当のAVだったとしてもあまり見たいものではありませんが……。
調べてみるとガッツリとAVバージョンに仕立てた、【食べたい AVバージョン】なるものもあるようです。しかしさすがに問題があるのか、大手ビデオ店では取り扱っていないようです。
オークションで29800円スタートのモノがありました。高い!
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AVレーベルからの出演もしっかりあったようです。なんでも、自分は食人を犯した殺人鬼とAV女優に明かした際、何とも言えない表情をしていたそうです
パリ人肉事件に関する出版物と佐川一政自らの著作
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劇作家の唐十郎氏と佐川一政の手紙のやり取りを元に書かれた小説、佐川君からの手紙です。この佐川君からの手紙は、芥川賞を受賞しています。パリ人肉事件の映画化の話があった際に、佐川一政が唐十郎氏に依頼したようですが、小説版として出されたのがこの佐川君からの手紙です。佐川一政自身はこの佐川君の手紙は望んでいなかったようです。
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パリ人肉事件を刻銘に記した手記です。かなり売れたそうで、印税収入もかなりあったようです。内容としてはやはり非常に生々しいものとなっているようです
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佐川一政と根本敬の共著による作品です。こちらは自身でパリ人肉事件に関する考察などを行ったりしており、本当に心神喪失してたのかと言いたくなる内容のようです
Youtubeの動画上で語るパリ人肉事件 開き直る佐川一政
このようにインタビュー動画がたくさんあります。動画内ではほとんど開き直ったかのような言動を見せています。佐川君からの手紙はともかく、その他自ら本を出版してるような人なので、このような動画があって当然と言えば当然かもしれませんが。
このインタビュー動画も見ていてあまり気持ちのいいものではありませんが、猟奇殺人犯の言動や考え方などを知ることに関してはいい資料となる動画ではあります。
ロクに裁かれなかった佐川一政の現在 ブログはやってる?
出典: http://xanadu.xyz
犯行当時の佐川一政。今現在は介護を受けながら年金と生活保護生活か?
ブログなどは確認できず、足跡は報道機関の記事が主です。
佐川君からの手紙や霧の中といった小説や漫画などの創作活動や異常性癖による犯罪を犯す犯罪者の心理を知る人間としてメディアに登場していたり、はたまたAV出演も果たしていた佐川一政ですが、一時月100万円はあったという印税収入は使い切ったのか、2005年現在は生活保護を受けていると報道されました。
借金もあったらしく、逃げているうちに両親が亡くなり、親の死に目には会えなかったようです。
今現在は脳梗塞に倒れて以来歩行困難となり、弟の介護を受けながら、年金と生活保護を受けているようです。年金未納はもちろんいけませんが、何か一気に納める気がなくなる話です。
それが2015年現在であり、おそらく今現在も死んでいなければその状態と思われます。
出たがりな割にはブログなどをしていないので、ブログよりの情報は無く、足跡は様々な報道によっての情報となります。
佐川一政とパリ人肉事件のまとめ
出典: https://kknews.cc
パリ人肉事件、そして佐川一政ですが、このような重大な犯罪を犯したのにも関わらず、精神の病としてロクに裁かれず、罪を償うこともなく、そして悪びれた様子もなく続々と佐川君からの手紙などに代表されるエッセイや漫画などの出版活動に勤しみました。
果たしてそれが正しかったのかは分かりません、しかし少なくとも1人の人間の命が無残に奪われ、辱められたのは事実であります。
この事件に関しては様々なブログなどでも取り上げられています。それほど衝撃的な事件であったことを物語っていますね。